文字
背景
行間
日誌
全天候型体育館完成!
屋根がついてるんだから、最初から全天候型体育館じゃないか・・・とツッコまないでください。
ようやく、空調機設置工事が終わり、本日、検査が終了して、正式に学校に引き渡しになりました。
本日の放課後、多くの教職員が参加し、空調機の操作方法等の説明を受けました。
体育館の壁面に10台、空調機が設置されました。
それぞれに防球ガードが取り付けられています。
これで、体育等で思いっきり活動しても大丈夫です。
家庭の空調機と同様にワンタッチで操作できます。
温度の上げ下げも簡単にできます。
配電盤の説明も受けました。
便利にはなりますが、つけっ放しにしないなど、節電に気を付ける必要があると感じました。
ちょうど涼しくなったときに空調機が設置されるという皮肉な形になりましたが、これからオールシーズン快適に使える体育館になったことは、教育活動の幅を広げそうです。
冬季から早春に実施される12/2の開校記念式典、R6.2.16、17の学芸会、R6.3.25の卒業式なども快適に過ごせるようになることを期待しています。【校長】
阿川園に行ってきました!
「ねぇ、校長先生って、給食に出てくるくだもので、一番何が好きなの?」
校長「なし!」
と即座に答えるほど、梨が好きな校長。
今日の5・6時間目に3年生が、本校に梨をはじめ、果物を提供してくださっている阿川園に社会科見学に行ってきました。
梨の木が生い茂る中で見学する子供たち。
背の高い子は、頭がついてしまいそうです。
校長も頭がついてしまうので、屈みながら歩いていると、
3年生A「校長先生、おじいちゃんみたい!」
と声がかかります。
校長「杖はどこじゃ?」
3年生たち「あはは」
たわわに実る梨に、子供たちの目もくぎ付けです。
3年生B「この梨って、ネットでしか買えないの?」
校長「そんなことないよ、直売してくれるよ。」
3年生B「おいしそうだなぁ。買ってもらおうかな。」
説明していただいた阿川様から様々な梨を見せていただき、興味津々の3年生たちです。
3年生は、社会科で日野の農業について学んでいきます。
学校のそばにも、こうした田畑や果樹園などがあるので、子供たちにも関心をもってほしいと思います。【校長】
東西潤徳小学校コラボレーション~本格熊本郷土料理交流編~
構想から3か月。
今月の学校だよりでも紹介しました(学校だより9月号.pdf)今回の交流。
満を持して実施です。
最初に、今回の企画の発案者でもある本校の栄養士から、メニューや給食交流の意義について説明があります。
ここからは、校長がタブレットを持って、各学級を回り、両校に生中継します。
本校は、22学級ですので、じっくり回っていると、時間がかかってしまいますので、各学級を回りつつ、各学年で感想を言う代表児童の学級を1つ決め、そこを重点的に中継するようにしました。
こちらは、4年生の様子です。代表児童は、「生実食」をして感想を述べていました。
6年生は、特別に代表児童を3名出して、感想を伝えました。
最高学年のサービスです。
5年生、1年生、2年生、3年生の代表児童の様子です。
子供たちからは「太平燕(タイピーエン)がおいしかったです。」という感想が多かったです。
後半は、山都・潤徳小からの中継です。
本校と同様に、池部校長先生が自らタブレットを持って、各教室を回ります。
サービスで、学校の外も映してくださいました。
山都・潤徳小のグラウンド側には山があり、学校の裏手は田んぼが広がっていることが分かって、子供たちも驚いていました。黄色くなってきた稲穂がとてもきれいでした。
山都・潤徳小6年生代表「今度は、東京の給食も食べてみたいです!」
検討はしているのですが、日野を代表する料理がなかなかないので・・・難航しています。
最後に、山都・潤徳小の調理員の方に、詳しく熊本の郷土料理について教えていただきました。
山都・潤徳小調理員の方「高菜ご飯は、阿蘇地域の郷土料理です・・・太平燕は、昔はよく給食に出ていたのですが、アレルギーが厳しくなってきて、最近は少なくなってしまいました・・・がね揚げは、天草地方の郷土料理でカニに見立てたサツマイモのかき揚げです・・・。」
聞いていて、旅番組を見ているように感じます。
本場の話には引き込まれます。
今回は、全校交流ということもあり、各学級、大フィーバー。
交流を始めて10か月になりますが、本当に、両校の絆は深まったと実感します。
個人的には、「がね揚げ」がおいしかったです。3時のおやつにいつもほしいなぁ・・・。【校長】
(山都・潤徳小の給食は、こちら)
(本校の給食は、こちら)
(山都・潤徳小の交流の様子は、こちら)
水害から市民を守るために
社会科で「水害からくらしを守る」の学習を進めている4年生。
これまで、消防署の方にお話を伺ったり、山都・潤徳小の子供たちと一緒に学習を行ったりしていますが、今日は、日野市防災安全課の皆様においでいただき、水害から市民を守るためのお話を伺いました。
今回のポイントは、消防、警察、自衛隊等の組織と市が連携して災害への対応を行うことです。
市では、大きな災害が発生すると、市長をトップとした災害対策本部が立ち上がります。
ここから、様々な指示が出て、関係機関と迅速に連携できるわけです。
日頃から図上訓練などを繰り返し行っていると説明がありました。
また、災害発生時には、防災無線をはじめ、SNSを活用した情報発信を工夫しているとのことです。
さらに、災害に備えて、家庭で備蓄するすることが大事たという話がありました。
大きな災害が起きたときは、3日分の飲料水・食料の備蓄が必要とのことです。
日頃から、3日分の飲料水・食料を備蓄しておき、古いものから消費し、新しいものを継ぎ足すという習慣(ローリングストック)をつけるとよいとの紹介がありました。
最近は、充電器やモバイルバッテリーの準備も重要になってきているとのことでした。
子供たちからは、様々な意見や感想が発表されました。
市の方々が、万が一の事態に備えて、様々な準備をしてくださっていることに理解が深まったようです。
こうした学習を通して、家族ぐるみで防災意識が高まることにつながってほしいと思います。【校長】
「大福」の健康診断
本校での唯一の飼育動物、烏骨鶏の「大福」ちゃん。
今日は、年1回の健康診断の日です。
今日は、9月の委員会活動の日でもあります。
担当の獣医の先生に飼育委員会の活動場所までおいでいただき、烏骨鶏の飼育に関する基礎的な内容を教えていただきました。
烏骨鶏は、何と、キジの仲間だそうです。
若い時には、卵を年間50個ほど産むそうで、栄養価の高い良質な卵ということです。
烏骨鶏の抱き方や、健康状態の見方などを分かりやすく教えていただきました。
実際に飼育小屋に行って、「大福」の健康診断です。
最初に体重を量りました。
袋の中に入れて計測するのですが、さすがの「大福」もちょっと袋の中に入るのを嫌がります。(そりゃ、そうですよね・・・)
何とか、袋に入れて、計測したところ、体重は、1.3kgでした。
子供たちも「軽いね~」と驚いていました。
「大福」の体調を確認します。
羽の下は黒い皮膚になっていました。子供たちもびっくりです。
毛のつやもよく、健康だとのことです。
「大福」は7~8歳とのことで、人間の中年にあたる年齢だそうです。
まだまだ元気いっぱいとお墨付きをいただきました。
伸びた爪を切ります。
「大福」は、何をされるのか分かっているのか、おとなしくしています。
「かわいい!」と見つめている飼育委員たちから自然に声が漏れます。
「大福」には、個体を識別できるようにマイクロチップが埋められています。
今回の健康診断結果も登録です。
健康診断が終わると、自分から飼育小屋に戻っていく「大福」。
本当に賢くてかわいらしいです。
お忙しいところ、子供たちにご指導いただいた獣医の先生にお礼を言って健康診断は終了です。
本校のオリジナルキャラクターの「サクラモチ」のモデルでもある「大福」。
本校のアイドルとして、これからも元気に愛嬌を振りまいてほしいと思います。【校長】
秋が来た!
今朝の東京の気温は20℃を下回りました。
夜もちょっと、寝冷えを心配するような感じでした。
先週までの酷暑が何だったのかと思うくらい、一気に季節が進んだ感じがします。
秋分の日を過ぎ、ようやく秋到来です。
今日の10時頃の暑さ指数(WBGT)の数値は22.8で、「注意」レベルでした。
外での活動は、ほほ問題なくできる数値です。
2時間目、2年生は、校内の畑のところで虫探しをしていました。
残念ながら、虫はほとんどいなかったようですが、猫じゃらしなどで植物遊びを楽しんでいました。
3年生は、国語で「ちいちゃんのかげおくり」を学習しています。
休み時間になると、かげおくりを試している子たちがいます。
「ひとうつ、ふたあつ、みいっつ・・・とお!」
じっと、自分の影を見つめた後、青空に目を移します。
3年生A「あ、校長先生、かげぼうしが空に上がったよ!」
ちいちゃんの気持ちに迫れたでしょうか。
教育実習生と外で遊んでいる3年生たちもいます。
実習期間も今週で終わり。濃密な1週間にしてほしいものです。
3時間目の体育で、手つなぎ鬼をして遊ぶ1年生たちです。
キャーキャーと大きな歓声が上がります。
校庭の反対側では、4年生たちが走り高跳びに取り組んでいます。
よい記録を出せば、今からでも中国・杭州で行われているアジア大会に間に合う・・・かな?【校長】
体育館、復活!
空調機設置工事のため、6月中旬から使用禁止となっていた本校の体育館。
記録的な猛暑となり、校庭で体育ができないときは体育館を使いたかったのですが、それもできず、苦しい期間が続きました。
このたび、ようやく、工事が終了し、体育館が使用できるようになりました。
体育館に行ってみると、早速、2年生が体育をしていました。
校長「体育館、何が変わったか、分かる?」
2年生たち「あれだよ!」
子供たちの指さす先には、工事が終わったばかりの空調機があります。
体育館のフロアは使えるようになりましたが、空調機の最終検査があるので、空調機が使えるようになるのは10月以降になりそうです。
久し振りに体育館で鬼遊びです。
とても楽しそうに追いかけています。
別の2年生の学級では、授業終了時に振り返りをしていました。
担任「久し振りの体育館体育、どうでしたか?」
2年生A「いっぱい走ることができて楽しかったです。」
2年生B「体育館が使えるといいなぁと思いました。」
校長「何が変わったか分かる?」
2年生たち「クーラー!」
校長「夏は涼しい風が、冬は暖かい風が出てくるんだよ。だから、1年中、気持ちよく体育などができるようになるよ。」
2年生C「だから、冬に行事をやるように変わったんだね。」
2年生女子D「校長先生、大好き!」
校長が工事をしたわけではないのですが・・・。まぁ、愛の告白は、ありがたく受け取っておきましょう(笑)【校長】
東西潤徳小学校コラボレーション~4年生社会科授業交流編①~
一昨日の記事でもお伝えしたとおり、4年生は、社会科で「水害からくらしを守る」という学習を始めています。
学校の裏手が浅川である本校。日野市洪水ハザードマップでは、浸水想定区域の中に入っており、水害を受けやすい立地にあります。
一方、山都町立潤徳小学校のある熊本県も、たびたび集中豪雨による水害を受けています。
本校と山都・潤徳小とでは、「水害」をキーワードにした共通点があると考え、今回の「水害からくらしを守る」の学習でコラボ授業を行うことにしました。
山都・潤徳小の5名の4年生が一緒に授業に参加します。
いつものように、お行儀よく座っている山都・潤徳小の子供たち。大変しっかりしています。
最初に自己紹介をしてくれました。中には、卓球の全国大会に出場した子もいて、本校の4年生からは「おぉ~!」というどよめきが起きていました。
本校では、4-3をキーステーションにして、4-1、4-2、4-4が生中継を視聴する形式で授業が行われました。
山都・潤徳小の4年生からは、今年の7月上旬の豪雨のことについて報告がありました。
川が氾濫して、田んぼに水が流れ込んでしまったこと、道路などが陥没したこと、大きなニュースにもなった金内橋の崩落のこと(詳しくは、こちら)などについて、写真などを交えて説明がありました。
金内橋は、今も通行止めのままであり、橋の復旧には約20億円もの費用がかかるとのことです。
聞いていた本校の4年生たちからも驚きの声が上がっていました。
本校からも、日野市や本校における水害の状況を報告しました。
多摩川、浅川が流れる日野市は、水害を受けやすい土地であることを、画面を共有しながら地図を使って説明します。
また、2019年の台風19号で、日野橋が大きな被害を受けた動画を使って、水害の影響について説明しました。
最後に、日野市における主な水害を年表にまとめたものを示しました。
毎年のように水害の被害を受けている年表を見て、山都・潤徳小の子供たちからも「すごい・・・」といった反応が聞こえてきます。
今回の学習を通して、両校の周りの地域が水害を受けやすい環境にあることが共通理解できました。
今後は、この水害からくらしを守るためにどのような工夫をしてきたのか、また、自分たちでできることはどんなことがあるかなどについて学習を深めていきます。To be continued...【校長】
(山都・潤徳小側の様子は、こちら)
日常が戻ってきてほしい!
日直の教員「今日の休み時間は、校庭で遊ぶことができます。マスクを外して遊びましょう。」
校内から「やったぁ~!」という地鳴りのような歓声が響いてきます。
2学期、いえ、1学期の後半から、休み時間のたびに日直の教員が外遊びの可否を放送することが当たり前になってしまいました。
最近は、放送に関心がある子も少なくなっていました。
「どうせ、今日も外遊びできないんでしょ。」
という雰囲気に完全になってしまっているのです。
しかし、今日は、中休みが始まる10時過ぎの時点で、暑さ指数(WBGT)の数値が26.7で「注意」レベルに下がったため、外での活動の許可が出たわけです。
早速、校庭に出てきて遊び始める子供たち。
「This is 小学校」という校庭の景色が戻ってきました。
引き続き、3時間目は校庭で体育が行われていました。
これまで、校庭で体育ができたのは1時間目くらいで、それ以降は、ほとんどできていませんでしたので、3時間目以降に体育が行われているのは、本当に久し振りです。
鉄棒で、前回りや「ぶたのまるやき」を練習している1年生たちです。
鉄棒の手前では、6年生たちがハードル走の説明を受けていました。
今日の気象状況なら、全力で走っても大丈夫そうです。
週間天気予報によると、明日以降、最高気温が30℃を、最低気温が20℃を下回る日も出てきそうです。
うんざりする真夏日や熱帯夜から解放され、校庭で普通に活動できるようになる日は近いのでしょうか?
今は、9月の秋彼岸の期間中。「暑さ寒さも彼岸まで」ですよねぇ・・・。【校長】
サウイフモノニ ワタシハナリタイ
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノアツサニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ・・・」
5年生が、道徳の時間に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の一節を読み、その生き方について学んでいます。
宮沢賢治は、1896(明治29)年、岩手県花巻市で生まれました。
岩手県は、春から夏(6月から8月)に吹く冷たく湿った東よりの風(やませ)の影響で、夏に気温が上がらず、作物が育たないことがたびたびあります。
こうした自然の厳しさを知る賢治は、農学校の教師を経て、よい土や肥料の研究を行い、農民と共に生きる生活を送ります。
わずか37年の生涯を閉じる前日まで、農民の相談に親身に応じ、自分の理想を追い続けた姿は、現代に生きる私たちにも強く訴えるものがあります。
宮沢賢治は、6年生の国語「やまなし」でも取り上げられます。
この「やまなし」は、小学校の国語で最も難読な物語文とも言われるものです。
それは、単なる文章の読み取りだけでなく、作者である賢治自身の生き様を理解しないと主題に迫ることができないからです。
本校では、できるだけ、互いの授業を見合って、指導力を高めることを推奨していますが、5年生の道徳で宮沢賢治が取り上げられているため、5年生の担任以外にも6年生の担任が揃って授業を参観するなど、教員同士が学び合って授業に生かそうとしています。
5年生の子供たちは、賢治の生き方を学んだうえで、「困難や自分の弱さを乗り越えて、強く誇り高い生き方をした人」について考え、意見を交流しています。
端末に各自の意見をまとめていますが、「そういう人は知らない」と書いている子も多くいます。
校長「『知らない』っていうのも仕方ないのかな・・・。」
5年生A「だったら、校長先生はそういう人、知ってるの?」
そんな質問が出るとは思っていなかったのですが、とっさに、
校長「うーん、苦しい思いをして校長先生のことを産んでくれたから、校長先生のお母さんかな。」
と答えると、聞いた子も納得していたようです。
全体で意見を共有すると、ベートーベンやチャップリンなどの偉人を抑えて、「お母さん」と書いた子が多かったようです。(校長は、5年生Aの子に小声で話していたので、他の子の考えに影響を与えていたわけではありません。)
「雨ニモマケズ」の末節は、「ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」です。
5年生の多くは、「お母さんのようになりたい」と思っているのかもしれませんね。【校長】
水害からくらしを守る
今日も最高気温が30℃以上の真夏日。
これで、東京の真夏日の日数は88日となり、過去最多の日数を更新し続けています。
朝のわずかな時間を除いて、休み時間を含め、校庭での活動ができない日々が2学期になってほぼ毎日続いている状況です。
さらに、先日の台風13号の接近を含め、集中豪雨の発生も増えています。
今日は、東京に雷注意報も出ていますので、午後は、天気が急変するかもしれません。
4年生は、社会科で「水害からくらしを守る」という学習をします。
近年、気候変動が急速に進んでいることを肌で感じる中で、この社会科の学習の重要性は一層増しています。
本日は、日野消防署高幡出張所の2名の署員の方々においでいただき、水害からの身の守り方について教えていただきました。
4年3組をベースにして、4年生の他の学級はリモートの生中継で同時に学習を進めます。
最初にビデオを見ながら、水害の恐ろしさについて学びます。
クイズもあります。
Q 小学生2人が川のそばで遊んでいると、強い雨が降ってきました。雨宿りするならどちらがよい?
1 近くの橋の下に逃げ込む
2 川から離れた建物に逃げ込む
校長「うーん、雨で走るの大変だし、近いから橋の下かなぁ・・・。」
校長の怪しい声かけにも惑わされず、多くの子が2を選びます。
橋の下に避難すると、増水したときに逃げられなくなってしまいます。
増水するスピードはあっという間だそうです。
最近、集中豪雨が多くなっている理由の1つである「線状降水帯」についても説明がありました。
4年生A「あ、知ってる!」
子供たちの関心も高いようです。
台風の被害についても紹介がありました。
大きな被害が出た映像を子供たちも真剣に見ています。
避難に関する情報や防災気象情報等の防災情報が5段階の「警戒レベル」を用いて伝えられていることも学びました。
しかし、やみくもに外に出て避難すればよいわけではありません。
子供の場合、水深20㎝で歩けなくなってしまうそうです。大人の男性でも70㎝が限界とのこと。
外が浸水している場合は、2階など、できるだけ高いところに垂直避難することが大事だと教わりました。
授業終了後、本校でも大雨を想定して、3階に避難する訓練を毎年行っている(詳しくは、こちら)ことをお伝えすると、署員の方々からお褒めいただきました。
また、熊本県でも大雨による被害が頻発していることから、今後、山都町立潤徳小学校とのコラボ授業を行うことも検討しています。
学習が実践に生かせるよう、今後も、様々な教育活動で水害から身を守る方法について取り上げていきたいと考えています。【校長】
特別教育実習最終日
前回の記事でお伝えした、東京教師養成塾生(以下、塾生)の本校での実習が最終日を迎えました。
今朝、校長室にあいさつに来たときに、
塾生「去年の11月に実習が始まったときは、『これから、約1年間あるのか・・・』と思いましたが、過ぎてみるとあっという間でした。」
と話していた塾生。
総仕上げの1日が始まります。
とは言っても、実習ですから、やるべきことはいつもと同じです。
3連休前に教室に置いておいた、水を入れた2つのカップの変化について、理科の授業でまとめます。
すると、ラップをしていない方のカップの水の量が大きく減ってます。
4年生A「やっぱり、3連休の間に校長先生が飲んじゃったの?」
校長「あ、ばれちゃった?」
4年生たち「あはは」
冗談を言いながらも、水が蒸発したことを確認していきます。
理科の授業が終わった後、職員室で、子供たちのノートをチェックします。
しかし、その頃、教室では、子供たちが塾生に内緒でお別れの手紙を書いています。
教育の現場では、こうした演出がとても大切です。
4年生B「校長先生、絶対に言っちゃだめだからね!」
校長が軽口なのを見透かされています・・・。
今日は、特別時程で、全校朝会を行うことができなかったので、給食の時間に所属学級の4年3組前の廊下からオンラインで、お別れのあいさつを行いました。
どの学級も、静かに塾生のお別れのあいさつを聞いていました。
今年の6月末まで所属学級だった6年2組の子供たちも塾生の話に耳を傾けています。
所属学級では、帰りの会のときに、ナイショだった「お別れの手紙」が渡されました。
さようならの後も、個別に別れのあいさつをしていく子供たち。
実習生冥利に尽きる時間だったことでしょう。
児童が下校しても、実習は続きます。
今日は、最終日なので、校長からの講話がありました。
校長「教員として長く続けていく秘訣は『心技体』の充実です。」
との趣旨の話をしました。
一番最後は、教職員向けのあいさつです。
これまで、お世話になったことに対し、きちんとお礼を言うことができました。
特別教育実習は最後となりましたが、これまで長く本校に関わってくれているので、大学を卒業するまで、様々な形で協力してくれるとのことですので、貴重な人材となってくれそうです。【校長】
卒塾検定試験、合格か?
昨年の11月から、本校で約1年間にわたり「特別教育実習」を行ってきた(実習開始時の様子は、こちら)東京教師養成塾生(以下、塾生)の実習期間が来週で終了します。
これまで、昨年度の2年1組、今年度の6年2組、4年3組と主な所属学級を変えながら、多くの教員、子供たちと関わり、小学校の教員になるための様々な経験を積んできました。
今日は、2時間目に所属学級の4年3組で研究授業を行いました。
研究授業は今回で7回目。実習期間で最後の研究授業となります。
1年間の実習のまとめですから、卒塾検定試験とも言えるでしょう。
研究授業には、東京都教職員研修センターの担当教授、塾生の大学の担当教授の先生方に加え、本校の教員、そして、現在、通常の教育実習を行っている2名の実習生も参観しました。
多くの参加者に囲まれ、塾生も子供たちも少し緊張気味です。
授業の内容は、理科「雨水のゆくえ」です。
「潤徳池」だった校庭も、洗濯物も、いつの間にか乾いています。
水は地面にしみこんでなくなるのか・・・でも、洗濯物は地面に水がしみこまないし・・・。
グループで相談し、水のゆくえを調べる実験方法を考えます。
グループでまとめた実験方法は、端末同士で共有し、よりよい方法になるよう意見を出し合います。
約1年間の実習期間で、ICT機器を授業で活用する技術も学びました。これまでの授業実践で得た経験が生かされます。
授業終了後は、研究協議会を行いました。
実習開始時の頃と比べ、授業の進め方や児童への接し方などで大きな進歩が見られると、ご指導いただいている先生方からお褒めの言葉をいただきました。
現場で接している校長としても、「合格」レベルになるまで成長できたと感じています。
しかし、運転免許でいえば、「路上教習」が終わったというところ。
実際に教壇に立つまでに、まだまだ自分を磨き、高めてほしいと思います。
研究授業が終わったら、すべて終わりというわけではありません。
実験方法を話し合ったわけですから、実証しなければなりません。
6時間目、実際に2つのカップに同じ量の水を入れ、片方にはラップでふたをして、水の量の変化を調べる準備を行いました。
窓際にカップを置いて、3連休の間の水量の変化を調べます。
予想どおり、水の量に変化は見られるでしょうか?【校長】
「潤徳池」の謎が解けた・・・か?
4年生の教室に行ってみると、グループで集まって、何やら実験の準備をしています。
校長「何をしているの?」
4年生A「理科の実験で、校庭の土と砂場の砂の水のしみこみ方を比べているんです。」
理科で「雨水のゆくえ」を学習している4年生。実際に身近な土や砂で調べるようです。
4年生B「こっちが校庭の土で、こっちが砂場の砂で・・・」
校長「ちょっと触ってみてもいい?」
4年生たち「いいよ~」
触ってみると、ちょっと校庭の土が湿っている感じがします。
4年生C「3・2・1、スタート!」
かけ声と同時に校庭の土と砂場の砂が入ったそれぞれのカップに水を注いでいきます。
4年生D「あ、校長先生、砂場の砂の方が水が早くしみこむよ!」
Chromebookで実験の様子を動画撮影して、繰り返し、水のしみこむ様子を確認しています。
大雨のたびに「潤徳池」ができてしまう本校の校庭。
先週の金曜日に台風13号が接近したときも大きな池ができてしまいました。
水のしみこみ方にも関係あるのかもしれませんね。【校長】
ムーブノートで意見を交流し合って、朝食名人になろう!【研究推進委員会より】
潤徳小学校では、令和3年度から2年間に渡り、
「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~
という研究主題のもと、授業改善を進めています。9月14日に行われた第6学年家庭科の授業の様子をお伝えします。
6年1組では、専科教員の2日間の朝食の写真を見て、どのような食品が含まれているかを考えました。
今まで学習した内容を簡単に復習します。食品の3つの働きと、6つの食品群について学習したことを確認しました。
朝食に出ていた食品を6つの食品群に分けます。教科書の食品のグループ分けの図を見ながら、プリントに食品名を記入しています。
黒板に食品のカードを貼り、分類が合っているか、確認をしました。俯瞰してみて、気づいたことを話し合います。
「1日目はバランスがいい」
「2日目は体を作るもとはあるけど…」「ビタミンがない」「野菜がない」「バランスが悪い」
子供たちが気付いたことを発表しています。
2日目のメニューに栄養の偏りが見られることを掴んだ上で、本時のめあてを確認します。
「栄養のバランスがよい朝食を考えよう」
2日目の朝食に一品つけたすとしたら、何をつけたすか。自分の考えをムーブノートに記入します。
カードの左上につけたしたい一品の名前を書き、そのメニューに含まれる食品を色ごとに分けられた3つのテキスト欄に記入します。下の欄には、なぜその一品にしたのか、根拠を記入します。ある児童は、体の調子を整える食品が足りないことに気づき野菜スープを選んでいます。緑のテキスト欄が大きめです。
カードは広場に提出します。自分が考えた一品と、その一品にした理由を班で話し合い、班で一番よいと考える一品を決めます。
選ぶ基準は「①栄養バランスがよい ②朝食にふさわしい」の2点です。児童は、自分の選んだ一品とその理由を班の子に発表したり、友達の考えた一品とその理由を聞く中で、考えを広げたり、深めたりしています。
班の一品が決まった後は、班で選ばれた一品を映し、全体で交流します。テレビだけでなく、児童の端末にも一斉表示し、考えを読みやすくします。
「ドレッシングをかけたサラダを選びました。脂質とビタミンを補うことができるし、野菜を和えてドレッシングをかけるだけなので作るのが簡単だからです。」
「この班で選んだのはヨーグルトです。2日目にビタミンと無機質が取れていないので、取れていない栄養をたくさんとれるからです。」
「ほうれん草のごま和えを提案しました。脂質とビタミンが足りないので、どちらも取れるのがほうれん草のごま和えだったからです。」
「野菜スープを選びました。理由は体の調子を整えるもとになる食品がなかったから、野菜がたくさん入っている野菜スープをつけたして、野菜がいっぱいになるようにしました。」
最後に、学習を振り返ります。振り返りでは、友達の意見を聞いたうえで、自分が一番よいと考える一品とその理由、また「朝食の達人になろう」という単元全体の振り返りをノートに書きます。
今後、足りない栄養素があったら補って食べるという意識を普段の生活に生かしていってほしいと願っています。
協議会の様子
今年度、潤徳小学校では帝京大学 教授福島 健介様を年間の講師にお招きしています。福島先生からは、児童の主体性を育てるというのは、「動機付け」「学習方略」「メタ認知」といった資質・能力を育てることであり、その点を分科会として提案していたことを評価していただきました。また、今後の課題として、そのための具体的な指導を考えていくことが必要だということをご教授いただきました。具体的な指導とは、「課題解決に向けた学習過程を工夫すること」です。
1課題を設定する 2解決方法を考える 3評価・改善する 4表現する
上記の学習過程の「4表現する」までの過程をしっかりと練ることが今後求められます。また、一人一台を使う視点についてもご教授いただきました。一人一台端末を使う視点について、さらなる研鑽が必要だということがわかりました。今後の研究に生かしてまいります。
全校朝会
本日(9月12日)の朝の時間、オンラインで全校朝会を開催いたしました。
<表彰>
ピアノの演奏で優秀な成績を収めた児童を顕彰しました。
<挨拶・校長先生のお話>
昨年度、山都町立潤徳小学校の池部校長先生よりご寄贈いただいた「くまモン」のぬいぐるみとともに、全校児童と挨拶をしました。
<9月2日、3日に開催された八朔祭についての動画視聴>
今日の全校朝会は、山都町立潤徳小学校の八朔祭(はっさくまつり)での活躍を特集しました。この画像は、八朔祭の目玉である「大造り物の引き廻し」の様子を写したものです。地元でテレビ放映された八朔祭のニュースを全校児童で視聴しました。
山都町立潤徳小学校の児童の皆さんは、八朔祭で楽器の演奏を披露しました。八朔祭に参加するために、学校で練習を積み重ねてきたようです。
全校朝会の最後に、スペシャルゲストとして山都町立潤徳小学校の池部校長先生にご出演いただき、八朔祭の様子などについてお話いただきました。
<池部校長先生のお話を視聴する日野市立潤徳小学校の児童の様子>
山都町立潤徳小学校と日野市立潤徳小学校との交流は、今後も続きます。今月末の9月26日には、両校が同じレシピの給食を食べるという「胃袋交流」を行います。その他の企画も多数ありますので、楽しみにしていていただければと思います。
(山都・潤徳小の舞台裏は、こちら)
あったらいいな、こんなもの
2年生は、国語で「あったらいいな、こんなもの」という学習をします。
担任「私があったらいいなと思うものは『どこでもうたえるフォン』です。理由は、歌うのが好きだからです。はたらきは、いつでもカラオケができることです。ヘッドフォンの形をしていて、マイクがついていて、耳のところは好きな色に光ります。」
子供たちに見本を示す担任。校長が急に教室に入ってきて戸惑いながらも、自分の趣味をカミングアウトしています。
このことを受け、子供たちも様々なアイディアを考え、発表準備を進めます。
「わすれませんべい」
最近、物忘れが激しくなってきた校長にとって、喉から手が出るほどほしいものです。ノーベル賞の有力候補になるでしょう。
隣の学級に行ってみると、実際に発表が行われていました。
2年生A「私があったらいいなと思うものは『いちごがりマット』です。理由は、すぐにいちご狩りができるし、マットを開いたらすぐに食べられるからです。はたらきは、いちご狩りを体験できたり、いちごを食べたりできます。部屋でも外でも使えます。色は緑と黄緑と赤があります。開いたらとても大きいけど、たたむと小さくなります。」
校長「いいな、いいな、いいな~!」
2年生B「また、校長先生、食いしん坊なんでしょ!!」
校長「だって、いちご、大好きなんだも~ん!」
2年生たち「あはは」
国語の学習として大事なのは、理由や機能、形状などをメモにまとめて発表することです。
「時が見える石」・・・時が分かったら、大雨や車が来るのが分かって、友達の身の安全を守れる。
「心を読める指輪」・・・妹とケンカしても、心が読めれば、遊びたいときに仲直りして遊ぶことができる。
「7秒列車」・・・駅と駅との間を7秒で走るから、お客さんを早く運ぶことができる。
「あったらいいな、こんなもの」と聞いて、「ボーナス倍増リング」や「運動なしダイエット機」など、自分の欲望を叶えることばかり考えていた校長。
2年生に比べ、汚れた心に恥ずかしくなるばかりです(苦笑)【校長】
9月の避難訓練実施
本日(9月11日)の2校時、近隣のマンションから出火したという想定で避難訓練を実施いたしました。
発生場所から離れた経路で校庭のプール前に避難する予定でいましたが、暑さ指数(WBGT)が高く、外での活動は危険と判断し、教室前の廊下への避難にとどめました。
子供たちは、副校長の放送や担任・専科教員の話をよく聞き、速やかに廊下に避難することができました。
本日の訓練の振り返りやモロッコで発生した災害について、校長先生からのお話がありました。
このように、本校では、多様な場面や状況を想定した避難訓練を毎月、実施をしています。
ドキュメント 台風13号対応
日本列島に接近している台風13号の影響で、昨夜から断続的に強い雨が降り続いています。
予想より遅い速度で、雨が長く降っていることにより、今日は、学校生活に大きな影響が出ています。
朝の時点で、本校の校庭は、名物「潤徳池」になっています。
そこで、教員が正門に立ち、校庭を通らず、東門から敷地に入るよう誘導しました。
スクールガードボランティアの方も、子供たちが正門側に行かないよう声をかけてくださっています。
雨の中、ご協力いただき、ありがとうございます。
通常ですと、子供たちは、チャイムが鳴るまで、昇降口付近で待っていることになっていますが、今日は特別に早めに教室に入室することを許可しました。
校舎からは、浅川が増水している様子が見えます。
教職員で協力して、校内の安全点検を行いました。
ちょっと、雨漏りをしている箇所が見付かりました。
昨日に続き、昼休みに管理職、学年・専科主任、生活指導主任が集まり、下校時の対応を協議しました。
今後の降雨量の予想等を見ながら、できるだけ集団下校をすることや、両手を空けるため、大きな荷物は学校に置いたままにすることなどを指導するようにしました。
5時間目終了後、1~3年生ができるだけ方面別にまとまって下校していきます。
校長「帰り道で、川に近付いちゃダメだよ!」
子供たち「は~い!」
などと言いながら、異学年でも一緒に帰っています。
続いて、6時間目終了後、4~6年生ができるだけ方面別にまとまって下校していきます。
集団下校訓練は始業式の日(8/25)に実施しています。(詳しくは、こちら)
訓練したことが、今日のような場合に生かされます。
台風は、夜半まで影響が残りそうです。
下校後も、できるだけ、STAY HOMEでお過ごしください。【校長】
給食試食会開催
本日(9月8日)の11時半から、JSP主催による「給食試食会」を1階のランチルームで開催いたしました。
JSPの皆様と本校の栄養士が、参加される皆様に配膳をしました。
本日のメニューは、カレーライス、サラダ、果物、牛乳です。
カレーライスは、日野産のトマトを使用したチキンカレーとなっています。日野市のトマトは、濃厚でコクがあり、「おいしい!」と全国的に評判となっている農作物です。調理員が、この日野産トマトを心を込めて手作りでピューレにしました。
果物として提供したのは、日野産の梨です。本校から徒歩で20分程度の位置にある、「阿川園」さんの梨を使用しています。
食後に、栄養士と校長から皆様に学校給食についてのお話をさせていただきました。
下膳後は、参加された皆様に、アンケートのご協力をいただきました。
「たくさんの方の努力がつまっていることが分かりました。『ありがとうございます』という気持ちでいっぱいです。」「ルーを手作りしていただいたり、だしを一からとってくださったり、時間をかけて調理していることが分かり、とてもよい機会となりました。」「栄養や食品ロスなどはもちろん、楽しく食べることなど、様々工夫されていて素晴らしいと感じました。」「子供に給食のメニューを作ってほしいといわれているので、教えていただいたレシピを基に、おうちでも料理をしたいと思いました。」
など、うれしいご感想を数多くいただきました。
本日、開催していただきましたJSPの皆様とご参会いただきました保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。
(2016年4月から2018年3月まで)