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日誌
6年生家庭科「1食分の献立を立てよう」
5年生から家庭科が始まり、ご飯やみそ汁、野菜炒めを作ってきました。
環境に配慮しながらの調理や、栄養バランスのことも学んできました。
それらを学んできた6年生の集大成とも言える学習「1食分の献立を立てよう」に挑戦しています。
ミライシードのオクリンクを活用し、献立の構成「主食・主菜・副菜・汁物」を考えながら、献立を立てます。
教科書や料理動画サイト「クラシル」を活用しています。
材料や調理方法が動画で紹介されているので、子どもたちは「何にしようかな〜」とつぶやきながら、楽しそうに献立を立てていました。
友達と相談しながら考えている様子も見られました。
今回授業で立てた献立を、家庭科の冬休みの宿題として、お家で作ってもらおうと考えています。
「なるべく自分たちでやろうね」と子どもたちに言っていますが、
保護者の方々のお力が必要になってくると思います。
お力添えの程、何卒よろしくお願い致します。
祭りの後・・・
展覧会という大きな行事が終わりました。
多くの方に会場にお越しいただき、「癒やされました!」などのお言葉をたくさんいただきました。
しかし、その余韻に浸る間もなく片付けです。
そのままにしておくと、体育の授業で使えませんし、開放団体の方に貸出もできません。
子供たちの作った全校作品「みんなの旗」を片付ける担任たち。
背中に物悲しさが漂います。
2年生の「ゆめのケーキ屋さん」が展示されていた卓球台。
あまりにもおいしそうなケーキがいっぱいだったので、展覧会が終わったら、2年生にナイショで食べようと思っていたのに・・・。
いつの間にか、きれいに片付いていました。
5年生の力も借りて、体育館を元の状態に戻します。
5年生も、最高学年になる準備を着々と進めています。頼もしいですね。
というわけで、1学期から準備を進めてきた展覧会も、片付けはわずか半日で完了です。
祭りというのはそういうものかもしれませんが、もうちょっと見ていたかったなぁという気もします。
さて、本校のホームページには、閲覧数を示す「カウンタ」が付いています。
何と、本日、本校のホームページの閲覧数が250万回を突破しました!(拍手)
本校の「学校日誌」は、2015年の3学期から始まったようです。
それから、約8年弱でこの数字にたどり着きました。
実は、私がこの4月に着任してから、閲覧数が60万回ほど伸びました。
この数字、それまでの年間閲覧数の平均が25万回程度だったと考えられることから、7か月あまりで倍以上に伸びていることになります。
今年度の1位の閲覧数の日は6月16日で、何と1日で8005回。
この日は、日光移動教室の初日。
特に6年生の保護者等の皆様が「日光移動教室ライブ中継」に関心を寄せてくださったのでしょう。
コロナ禍で、学校においでいただける機会が少なくなっている中、できるだけ、日頃の様子をお伝えしたいと考え、ホームページの充実を図っております。
これからも、「日野&山都潤徳小学校」のホームページをご愛顧いただければ幸いです。【校長】
150th anniversary special project 第2弾、始動!!
150th anniversary special project はオリジナルマスコットキャラクターだけではありません。
第2弾は、保護者等の皆様にC4th Home&Schoolにて先週からお伝えしているとおり、「東西『潤徳小学校』コラボレーション企画」です。
日本で2校ある、「潤徳小学校」。
東にある「東京都日野市立潤徳小学校」と西にある「熊本県山都(やまと)町立潤徳小学校」が今後、機会を設けて、共に教育活動を行っていこうという壮大な企画です。
コロナ禍でオンラインが定着したこと、日本全国の児童が学習者用端末を1台ずつ持つ時代になったからこそ、約840km離れた学校同士でもつながることができると考え、山都町立潤徳小学校の池部 聖吾智(いけべ みわとも)校長先生と相談し、本企画の実現にこぎつけました。(詳しい経緯等については、今後発行予定の「学校だより12月号」でお伝えするつもりです。)
今朝は、代表委員のマスコットキャラクターのアイデア募集の全校集会に続いて、校長からの話として、本企画について説明をしました。
150周年のオリジナルマスコットキャラクターの重要性を伝えつつ、子供たちに、次のように問いかけます。
校長「この、マスコットキャラクター、知ってる?」
全校集会の配信は、音楽室で行っていたのですが、遠くの学級から「くまモ〜ン!」と答えている声が聞こえます。
さすが、全国区のキャラクター。人気抜群です。
本校のマスコットキャラクターも「くまモン」に負けないくらいになるとよいのですが。
その後、「くまモン」が熊本県のキャラクターであることに触れ、熊本県にある、もう1校の「潤徳小学校」と仲良くなることを話しました。
その際、山都町立潤徳小学校のホームページを紹介しながら、山あいにある児童数26名の学校であり、本校とずいぶん違う環境にあることを説明しました。
今日を皮切りに、両校の具体的な交流について、池部校長先生と相談しながら、具現化を図りたいと考えています。
池部校長先生は、教育への情熱があり、ユニークで、とてもステキな校長先生です。
こうして、オンライン等でもよく連絡を取り合うようになるうちに、完全に仲良し状態になっています。
両校を二人の校長が兼務するくらいの気持ちで取り組んでいきます。
今後の展開にご期待ください!
山都町立潤徳小学校のホームページでも、「東西『潤徳小学校』コラボレーション企画」が取り上げられはじめています。(詳しくは、こちら)
私のことも、よく紹介されているので・・・ひょっとしたら、熊本県で密かなブームになっているかも!(笑)【校長】
150th anniversary special project 第1弾、始動!!
運動会、展覧会が終わり、学校にも平穏な日々が戻って・・・くることはありません!
満を持して、special project が始動です。
来年度、いよいよ150周年を迎える本校。
歴史的な1年にすべく、今から取り組みます。
第1弾は、「日野市立潤徳小学校オリジナルマスコットキャラクター」の制作です。
来年度、様々企画されるであろう150周年記念イベントをはじめ、日常的にマスコットキャラクターを使用し、烏骨鶏の「大福」ちゃんとともに、本校のアイドルとして活躍してほしいと考えています。
今朝は、代表委員会の児童が、このマスコットキャラクターのアイデア募集の全校集会をオンラインで行いました。
150周年を飾るにふさわしい、「本校といえばコレ!」と分かるようなキャラクター、どうなりますか・・・。
本校のシンボルと言えば、けやきの木か、歴史ある校舎か、ほほえみの丘か、とんぼ池か・・・。
代表委員がサンプルを示しますが、それ以外にもいろいろ考えられそうです。
今後、「Google Forms」を使って、マスコットキャラクターに関するアンケートをとっていきます。
いったい、本校の子供たちは、「潤徳小といえば?」と聞かれて、何と答えるか、また、どんなマスコットキャラクターになるか、興味津々です。【校長】
展覧会の裏側
昨日、本日と、学校公開・展覧会に多数の方においでいただき、感謝申し上げます。
両日とも、よい天候に恵まれ、参観しやすい状況となり、とてもよかったと思います。
授業や、作品は、ご覧いただいたとおりなのですが、この記事では、ちょっと裏側をご紹介します。
こちらは、1週間以上前の11/10に、6年生と教職員とで会場準備をしているところです。
展覧会の会場を華やかに飾るのは相当時間がかかります。
片付けるのはあっという間ですが・・・。
ここでも、6年生が下級生の気付かないところで「縁の下の力持ち」の役割をこなしてくれています。えらい!!
さらに、今回は、展覧会会場の混雑状況を確認していただくことを目的とした、「オンライン展覧会」のライブ中継に挑戦してみました。
ライブ中継は、運動会に続いて2回目。
Chromebookを体育館後方にセットし、定点からの映像を配信しました。
実は、今回のライブ中継、かなり進化しているのです。
運動会の際は「Google Meet」を使ったライブ中継を行いました。
しかし、保護者等の皆様から「申請」をいただくと、こちらで「承認」する必要があったため、場合によっては、お待たせしてしまうこともありました。
今回は「You Tube」の限定公開によりライブ中継を行いました。
回線が切れた場合の対応が難しいデメリットはあるのですが、「承認」不要なので、今回、新しく試してみました。
各日、2時間弱、公開しましたが、回線が切れることはなく、円滑に会場の状況をお伝えすることができました。
また、今回は、ちょっとカッコよい、タイトル画面もつけてみました。
第8波到来の中、今後もオンライン公開には、適宜挑戦し、改善を図っていきたいと考えています。
それにしても・・・展覧会は、ホームページには不向きな行事です。
1学期から、子供たちが作品を制作している様子を公開しようか・・・という誘惑に何回も駆られたのですが、公開してしまうと、作品が何か分かってしまいます。
また、当日の各学年の様子を公開しようとしても、名札がついているため、今度は、個人情報の壁があります。
そのため、公開したくても控えることが多く、モヤモヤ続きだったわけですが、当日、保護者等の皆様が作品をご覧になっているところの笑顔を拝見すると、やはり、芸術は、その場で、本物を見るのが一番よいのだということを改めて感じました。
お子様の頑張りについて、たくさん褒めていただき、「笑顔招福」の週末を!【校長】
子供ガイド大活躍!
本日は、学校公開と展覧会保護者鑑賞日の2日目となっています。
午前中に活躍したのは、6年生の「子供ガイド」です。
子供ガイドは、オリジナルの腕章を付けて活動を行いました。
「今よろしいでしょうか。」と、ご来場された皆様にお声がけする子供ガイドたち。
一言、声をかけることは勇気がいったに違いありません。
作品解説だけでなく、質問にも丁寧に応対しました。
会場から出られる際、ご来場された方から「子供ガイドの取組がとても素晴らしく感じました。どなたのご発想なのですか。」とうれしいお話をいただきました。保護者の皆様からのこのような感想や質問は、教職員の励みになります。
また、子供ガイド役を務めた6年生にも、ありがたいお言葉をたくさんかけていただきました。
子供ガイドを務めるまで、腕章の作成や原稿作成、スピーチ練習など多くの準備を積み重ねてきた6年生。
「ありがとう!」「よくわかりました!」などの一言が、子供たちの達成感につながったことと思います。
子供たちも「楽しかった!」「やってよかった!」と、よい笑顔をしていました。
子供ガイドにお付き合いいただきました皆様に、心より感謝申し上げます。
午後は、各家庭1名ずつという制限をなくしてご鑑賞をいただくことができます。
オンライン配信で、会場の混み具合を確認することができますので、ぜひご活用ください。
皆様のご来場をお待ちしています。
学校運営連絡協議会
本日(11月18日)、本校の学校評議員の皆様にお集まりいただき、学校運営連絡協議会を開催いたしました。
今年度の本校の取組について、校長が学校評議員の皆様に説明をいたしました。
学校評議員の皆様には、本校の学校運営に関わる貴重な意見を頂戴いたしました。
お忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
学校公開・展覧会保護者鑑賞日
本日と明日の2日間は、「学校公開」とあわせて「展覧会保護者鑑賞日」となっています。
正門からお入りいただくと、地域の方から寄贈された美しい花をご覧いただくことができます。
いただいた花は、栽培委員会の児童が、休み時間に丁寧に植えました。
恐れ入りますが、自転車でお越しの際は、東門におまわりいただき、校舎北側の駐輪スペース を ご利用ください。
展覧会会場は、体育館となっています。
体育館入口の 「受付」で、 名簿に 〇を 記入して ください。
ご来校いただく際には、上履きと 外履きを入れる袋をご持参ください。
取り違いや紛失を防ぐために、外履きは袋に入れて 各自 お持ちください 。
また、児童の安全を守るために、「名札着用」のご協力をお願いいたします。
午前中は、各家庭1名の授業参観及び展覧会鑑賞となります。
しかし、午後は、各家庭1名ずつという制限をなくして展覧会の鑑賞ができるようになっています。
運動会と同様に、会場の様子をオンラインで配信をさせていただき、会場内の混み具合をご確認いただけるようにいたします。オンライン配信についてのご連絡は、本日8時45分にC4th Home&Schoolで配信いたしましたので、ご確認いただけると幸いです。
皆様のご来校を心よりお待ちしています。
展覧会が始まりました
本日から3日間、本校の体育館を会場として「みつけよう 自分の色とかたち」をテーマに展覧会を開催いたします。
初日は、「児童鑑賞日」です。
鑑賞をしている2年生の様子となります。
鑑賞中、2年生の児童が手にしているのは、メモ帳と鉛筆ではなく、クロームブックでした。
心を動かされた、お気に入りの作品を撮影しています。
今後、撮影した写真を教室のモニターに映し出し、「自分のお気に入りの作品」について学級の友達にスピーチをする予定のようです。どの児童も真剣に作品を鑑賞していました。
こちらは6年生。「子供ガイド」のリハーサルを実施しています。
子供ガイドは、6年生の児童が、ご来場された皆様に会場内の作品を解説する取組です。
子供ガイドは、19日(土)の1~4校時の授業時間に行う予定となっています。
その時間帯に会場にお越しいただいた皆様に、子供ガイドがお声がけいたしますので、作品解説にお付き合いいただくとともに、感想を伝えたり質問をしていただければと思います。
展覧会の開催期間にあわせて、校舎内でも作品の掲示を行っています。
これは、イラストクラブに所属している児童の作品です。
休み時間を活用して、作品を鑑賞している児童がいました。
いよいよ、明日18日(金)、19日(土)の2日間は、学校公開とともに「保護者鑑賞日」となります。
2年生のある子供は、「ここ(展覧会会場)にずっと住んでいたいぐらい、素敵!」と満面の笑みで感想を伝えてくれました。
保護者の皆様のご参観を心よりお待ちいたします。
音楽 with Chromebook
5年生が「キリマンジャロ」の合奏に取り組んでいます。
多くの種類の楽器を使う合奏。
指導する教員は一人ですから、指導は大変です。
パートごとに練習をするのですが、様々な楽器の音が響く中で、自分たちのパートに関係する音だけを聴き分けて、一つに合わせていくことはとても難しいことです。
打楽器のパートを担当している子供たちのところに行ってみると、Chromebookにつないだテレビの画面を見ながら演奏していました。
よく見てみると、楽譜に合わせて、赤い線が動いています。
これを見ることによって、リズムやテンポを合わせることができるわけです。
例えて言うならば、カラオケのガイドメロディーで赤い線が動いていくイメージです。(他にいい表現が思いつかず・・・すみません。)
これにより、別のパートを練習している児童とも、リズムやテンポを合わせることができます。
授業の仕上げは、全体で合わせます。
Chromebookを使ったパート別練習の効果もあり、よく揃って演奏できています。
最後の振り返りもChromebookで。
成果と課題をまとめ、記録に残すことで、次回の練習につなげていきます。【校長】
花いっぱい、潤徳小学校
昨日、とてもうれしいことがありました。
本校の近隣にお住まいの土方様から、秋の花として、パンジーとビオラを寄贈していただいたのです。
土方様は、これまでも春と秋に季節の花を届けてくださっています。
本当にありがとうございます。
本日、栽培委員会の児童が、プール横の花壇に移植しました。
「花より団子」派の校長でも、学校が花で彩られていると、とても癒された気持ちになります。
今週末は、学校公開・展覧会が予定されています。
学校にお越しの際は、ぜひ、花壇にも目を向けていただければ幸いです。【校長】
早くも、小学校生活の正念場!
校長と、とても仲良しの2年生たち。
教室の様子を見に行くと、いつも元気に挨拶をしてくれますし、「今、○○しているの。」などといろいろなことを教えてくれます。
しかし、ここしばらくは、ちょっと様子が違います。
国語の授業で、真剣に漢字の練習をしているところなのですが…。
校長「漢字、一生懸命頑張っているんだねぇ。」
2年生A「漢字テストがあるし…。」
校長「ところで、『三六』?」
2年生たち「18!」
こちらは、生活科で二十日大根の世話をしているところですが…。
校長「二十日大根っていうくらいだから、育つの早いんだよねぇ。」
2年生B「校長先生、見て!根が生えてきたの。」
校長「お、すごいねぇ。・・・ところで、『四七』?」
2年生たち「28!」
2年生C「24…」
校長「違~う!言い直し!」
算数の授業であろうがなかろうが、子供たちに「九九攻撃」を仕掛ける校長。
最近の日常の光景になっています。
小学校の算数の基本は、たし算、ひき算、かけ算九九です。わり算は九九ができていれば何とかなります。
くり上がり、くり下がりのたし算、ひき算は、どうしようもないときは、指を使って答えを出すことができます。
しかし、かけ算九九はそういうわけにいきません。
暗記することが大前提なのです。
九九は81個。
しかし、1の段は、事実上、暗記の必要はありませんし、「二一」、「三一」など、かける数が1の場合も簡単に答えが出ます。
さらに、かけ算は、かける数とかけられる数を逆にしても答えが同じです。
「三四」を忘れたとしても、「四三 12」を覚えていれば、答えが出るわけです。
ですから、実質は30個程度覚えればよいのですが、なかなか定着しません。
高学年の児童でも、言い間違えるのを見かけることがあります。
かけ算九九は3年生以上の算数で必須のもの。
反射的に唱えられるように習熟しなければなりません。
現在、2年生は、かけ算の前半を終えたところ。
今後、難しい6~9の段にも挑戦していきます。
2年生の保護者の皆様、ここが早くも小学校生活の正念場です。
昔からよく「獅子は、我が子を九九の谷に突き落とす」と言われます。(え、ちょっと違う?)
また「かわいい子には、九九をさせよ。」とも言われます。(これも、ちょっと違う?)
一緒に買い物に行ったとき、お風呂に入ったとき、寝る前など、しつこく九九チェックをしてみてください。
もちろん、上手に唱えられたときは、誉めてあげるのをお忘れなく。
展覧会直前で、作品の最終仕上げをしている子供たちにも、問答無用で九九攻撃をする校長。
校長「五七?」
2年生たち「35!」
2年生D「忘れても大丈夫。九九の紙が掲示されてるから。」
カンニングは、ダメ!!【校長】
説得力のある意見を伝えよう!【5年生研究授業】
潤徳小学校では、「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~をテーマに授業改善を進めています。11月14日に5年生の国語科の授業を行いました。単元名は、「どちらを選びますか」です。
本単元は、2つの立場を明確にして、説得力のある主張を述べる力を高めることをねらいとしています。情報化が進むとともに、多様な人々と共生していくことが求められる今、自分の立場を明確にしながら意見を述べる力の必要性はますます増すばかりです。次代を担う子供たちに必須の力を育む単元ともいえます。
音声・動画などのメディアを活用し、子供たちの思考を促すとともに、見通しをもたせる
始めに、「短い夏休みを楽しむなら、海か山か」を担任が相談しているという設定のもと、2つの立場から意見を出し合う様子を音声で聞きました。話し合いの中で、4つの意見が出たことを確認し、「説得力のある意見はどれか」「なぜ説得力があるのか」を考えました。
子供たちからは、「自分の感想は説得力がない」「個人的で、先生が好きなのか分からない」「できることが具体的に書いてあるのは説得力がある。」「海ならではの意見を出すと、説得力がある。」などの理由が挙げられました。実際の話し合いの音声を聞くことで、子供たちが思考している様子が伺えました。
次に、話し合いの様子を動画で視聴しました。動画では、意見に納得できた時にカードを上げている様子や、納得できない時に質問をしたり、答えたりする様子を観ました。
こうして、話し合いのモデルを動画で確認することで、どの児童もゴールを意識して学習に臨むことができます。また、カードを上げる様子を観ることで、説得力のある意見とはどういうことかもう一度確認することができました。
オクリンクで考えをまとめ、共有することで、学びを深める
話し合いの仕方が分かったところで、本時の課題です。「家でペットを飼いたい。休日にペットと過ごすなら、犬か猫か。」という校長先生の相談に、犬派と猫派に分かれ、お勧めする理由をノートに書きました。
その後、オクリンクに考えを入力しました。
同じグループの人たちとカードを送り合い、説得力のある意見を相手に伝えられるようにするにはどうすればよいか、カードを連結したり並べ替えたりしながら考えを深めることができました。
オクリンクでは、自分が作ったカードを「カードBOX」に保管することができます。他のグループがBOXに保存したカードを見合う中で、どのような考えを出していたのか、またその中で説得力のある意見はどれか、いろいろな考えを知ることができました。
↑カードBOXの中身
最後に、振り返りをしました。始めにもった意見はノートに書き留めておいてあるため、オクリンクに書いたカードを比較しながら、考えの変容を捉えました。多くの児童が、より説得力のある意見に自分の考えをブラッシュアップすることができていました。
子供たちに今後身に付けさせたい力
本日は教育委員会の学校課訪問のため、教育長はじめ、市教委の皆様に授業の様子を見ていただきました。子供たちが日常的にchromebookを活用できていることを評価していただきました。
改善点として、「異なる立場から意見を伝える」という点について、より深い見取り方が必要だということをご指導いただきました。本単元では、「説得力のある意見を伝える」ということを重視しましたが、自分の意見を伝えることは、子供たちが得意とする分野であり、授業でもたびたび鍛えられる部分です。しかし、相手の意見を聞いて「納得できない」と対話を終わらせてよいのでしょうか。よりよい意見を引き出すための質問力を鍛える、という部分も忘れずに育てていきたいと思いました。そのためにも、「どういった視点で子供たちに話し合ってもらうのか」という学び合いをする際の視点をもたせることが大切だということが分かりました。
chromebookで考えを書いたり、共有したりすることを全校で取り組めるようになり、日常化してきた今、どのようにして意見をまとめ学びを促進していくのか、本校の研究も深まってきたことを感じました。今後もよりよい授業を通して児童の学びを支援していきます。
【研究推進委員会】
学校課訪問
今日は、堀川教育長をはじめ、日野市教育委員会教育部学校課等の職員の皆様においでいただき、本校の様子をご覧いただく学校課訪問の日でした。
まず、校長から、本校の教育活動の状況について説明いたしました。
その後、3・4校時の授業の様子をご覧いただきました。
本校は、Chromebookの授業での活用に力を入れています。
各学級や専科の授業で、文房具として、日常的に子供たちが端末を使いこなしている様子を、直接ご覧いただくことができました。
授業をご覧いただいた後は、給食もおとりいただきました。
何と言っても、今日のメニューは、「せかいいちのスープ」!(詳しくは、こちら)
ご満足いただけたかと思います。
また、昼休みの間には、作品展示途中の展覧会会場もご覧いただきました。
5校時は、5年生の国語の研究授業をご覧いただきました。
授業終了後は、協議会を行い、堀川教育長からご挨拶いただくとともに、教育部参事、統括指導主事、指導主事の皆様から貴重な指導・助言をいただくことができました。(研究授業、協議会の様子はこちら)
本校の取組についても、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
客観的に外部の方から評価をいただくことは、教職員のやる気につながるものです。
評価いただいた点、ご指摘いただいた点を今後の学校運営の改善につなげていきたいと考えています。【校長】
エコについて考えよう
2学期に入ってから、4年生は総合的な学習の時間「エコについて考えよう」という学習に取り組んできました。
エコについて、調べ学習を行い、興味のあるテーマごとにグループを作り、学年発表に向けて準備を行ってきました。11月9日(水)の1、2時間目を使って、展覧会準備が進んでいる体育館を特別に使い、発表会を行いました。
模造紙を使ったり、紙芝居を使ったり、実物を見せたり、劇をしたり…
これまでの学習では行ってこなかったような発表方法に取り組んでいるグループが多く、創意工夫が光りました。また、発表を聞いている人たちの真剣さも素晴らしかったです。それだけ、一人一人が一生懸命取り組んだのだと思いました。
3学期は、クラスの垣根を越えて、グループを組んで発表会をする予定です。3学期はどんな発表会になるのか今からとても楽しみですね。
1年生の秘められた能力
いきなりですが、クイズです!
Q この写真は、何の車を写したものでしょう?
1年生の授業を見ていたところ、このクイズからスタートしました。
全く分からない校長のそばで、1年生たちが次々手を挙げていきます。
1年生A「レッカー車!」
即答です。他の子も当然といった顔をしています。
驚く校長。第2、第3ヒントの写真を準備していた担任も苦笑いです。
続いて、第2問。
Q この写真は、何の車を写したものでしょう?
同様に、全く分からない校長を置き去りにして、勢いよく手を挙げる1年生たち。
1年生B「キャンピングカー!」
これも即答。
なぜ分かるのか、校長には全く理解できないのですが、1年生独特の観察力で車の種類を当てていきます。
この授業は、お楽しみ会ではありません。
国語の「じどう車くらべ」の学習です。
いわゆる「はたらく自動車」について、どんな仕事をする車なのか、そのためにどんな仕組みがあるのかを文にまとめていきます。
今日の授業で扱う自動車は「はしご車」です。
担任「どうやって、はしご車のことを調べたらいいかな?」
1年生C「Googleで検索すればいい!」
え、1年生で「ググる」…。まだ、端末を使いはじめて2か月くらいなのに…。
担任は笑顔で返しながら、今日の授業は図鑑で調べることを告げます。
図鑑と言っても、1年生の教員の自作の「電子図鑑」です。
はしご車の写真の周りに、特徴を書いた文章をのせたデータを子供たちの端末に配信します。
それを基に、はしご車についてまとめていく学習です。
実は、はしご車の絵は教科書に載っています。
「電子図鑑」にしているポイントは、写真などを拡大・縮小できること。
担任「ピンチイン(縮小すること)、ピンチアウト(拡大すること)を使って、写真を好きな大きさにしていいですよ。」
パソコン関係の「宇宙語」が出てきて、戸惑う校長。まさに、ピンチです。(苦笑)
しかし、子供たちは、自然に親指と人差し指を使って、はしご車の写真を任意の大きさにしています。
中には、操作がうまくいかない子もいます。
1年生D「校長先生、写真が画面から消えちゃった。助けて!」
ヘルプが来ました。
ここは、校長としての腕の見せどころ。
校長「どれどれ、見せてごらん。」
「戻る」アイコンを押して、操作を1つ戻せばいいと考えたところ、該当のアイコンがありません。
10秒ほど固まる校長。
すると、近くの席にいた1年生が校長の耳元でそっとささやきます。
1年生E「校長先生、そういうときは、最初からログインをやり直せばいいんだよ。」
え…まだ、2か月の子供たちに、技能が追い抜かれてる??
「電子図鑑」を操作して、プリントにはしご車の特徴をまとめていく1年生を見ながら、新しいものにすぐ順応していく1年生の能力の高さに驚くとともに、校長職を1年生に譲った方がいいのではないかと考え込んでしまいました…。【校長】
たて割り集会の進化
これまで、本校では異年齢の交流を重視しているという記事をたびたびお伝えしてきました。
今朝は、たて割り集会で、異年齢の子供たち同士で遊びます。
よい天気でしたので、外遊びグループと内遊びグループに分かれて活動しました。
外遊びでは、各班ごとに集まって、遊びのルールを確認してから、校庭に散らばります。
鬼ごっこ、だるまさんが転んだなど、昭和の頃から変わらない遊びが受け継がれています。
校庭の全面を使って、各班、思い思いの遊びで楽しみました。
一方の内遊びはどうでしょう。
こちらは何でもバスケット。定番です。
こちらは「ハイ、ポーズ」。
指定されたお題のポーズをとり、見ている子が当てます。
こちらは、「並び替えゲーム」。
画面に表示されたひらがなを並び替えて単語にします。
写真の場合、「きにっ」→「にっき」になるわけです。
6年生たちが、端末を使って自作の問題を出すという新たなパターンです。
こちらは、「スライドゲーム」です。
画面上の箱のようなものの後ろからカエルが出てきて、画面の外に逃げていきます。
逃げたカエルの数を数えるゲームなのですが、レベルが上がると、逃げる速さが猛スピードになります。
おまけに、関係のないモグラなども出てきて、難しくなります。
これも、6年生たちが、端末を使い、アニメーションの機能を生かしたゲームを作っています。
このように、リーダーである6年生たちは、下級生に喜んでもらおうと一生懸命準備します。
下級生たちは、そんな6年生を見て憧れを抱きます。
異年齢の関わりは、こうしたよいサイクルをつくり、人間関係を深めることにつながります。
こうした取組を今後も発展させていきたいと考えています。【校長】
多摩動物公園で校外学習をしてきました
4年生は理科「わたしたちの体と運動」の学習の一環でとして、多摩動物公園で校外学習をしてきました。
1、2組は7日(月)に、3、4組は8日(火)に行ってきました。
「いってきます!」元気な挨拶をしていました。
正門で校長先生に見送られて、出発しました。
35分ほど歩いて、多摩動物公園に到着しました。
動物の観察に行く前に動物ホールで、挨拶をしてから、説明を受けました。
プリントの書き方を真剣に聞いていました。
1種類目はキリンの観察をしました。
「どこが、肩かな?手首かな?」
餌を食べている様子や歩いている様子を一生懸命観察していました。
こんなに間近で観察できる場面も!
2種類目はライオンの観察をしました。
キリンよりも遠くからの観察になりましたが、双眼鏡を使って観察することができました。
観察が終わり、動物ホール戻ったら、特別授業のスタートです!
プリントに書いた内容の確認をしました。
本物のシカの骨を使って、脚の曲がる仕組みを学習しました。
特別授業の後半は、本物の骨を触ったり、持ち上げたりしました。
キリンの頭から首にかけての骨は想像以上の大きさでした。
ライオンの骨は大きくてホールの中にはなかったのですが、骨格が似ているユキヒョウの骨を観察しました。
「骨の触り心地はどう?」
「ツルツルしてる!」
「え、ザラザラしているところもあったよ!」
「どうして同じ骨なのに、触った感じが違うんだろう?」
いろいろな会話が聞こえてきました。
最後に、質問の時間がありました。
「骨にはツルツルしたところとザラザラしているところがありました。」
「それは筋肉のつき方が関係しています。ザラザラしているところは筋肉がしっかりとくっついていた部分です。」
「なるほど。」
思わず声が漏れていました。
教室だけでは体験できない、貴重な体験をすることができました。
どんぐりころころ…
今日は、「まさに秋!」という感じの心地よい日です。今夜の皆既月食もバッチリ見られそうです。
そんな好天の中、1年生は生活科で万願寺中央公園へ出かけました。
これまで遠足等で行っていた大木島自然公園から少し足を伸ばして冒険です。
目的は2学期のテーマである「秋みつけ」。
紅葉や木の実など、秋に関するものを採集します。
公園内の木々は色付いており、足元にも落ち葉やどんぐりがたくさん落ちています。
9月の「虫とり」では、若干苦戦した子供たちも、今回は大収穫。
まさに取り放題です。
自分好みの落ち葉を探すことにも夢中です。
風が吹いてひらひら落ちてくる落ち葉をキャッチしようと駆け回る子供たち。
透き通るような青空と子供たちの黄色い帽子、茶色の木の葉のコントラストが素晴らしく、まさしく「映え」状態です。
教室に戻ってからは、採集してきたものを使っておもちゃ作りです。
やじろべえ、マラカス、落ち葉のカードなど、様々なものに大変身です。【校長】
オンライン社会科見学
5年生は社会科で「自動車の生産にはげむ人々」を学習してきました。
我が国の基幹産業である自動車製造業について学ぶことは、工業についての理解を深めることになります。
しかし、5年生にとっては、用語も含めて、とても難しいところ。
机上の学習だけでは、なかなか興味・関心を持続することが厳しい面があります。
コロナ禍以前は、実際に工場にお伺いし、社会科見学として体験的に学習を進めることができました。
ところが、工場見学には、今でも制限がかかっているのが現状です。
本市には日野自動車の工場があります。
実際に見学できるとよいのですが、まだ、実施できる状況ではありません。
そこで、今日は、オンラインでの出前授業を行っていただけることになりました。
日野自動車のお二人の社員の方にご協力いただき、工場の様子などについてご説明いただきました。
日野自動車の生産の中心はトラックやバスなどの大型の自動車。
最大100トンもあるトラックも生産しているとのことです。
また、ディズニーランドで使われているかわいいバスも生産しているとの話があり、子供たちから「乗りた~い」と声が上がっていました。
日野自動車のトラックは、「Dakar Rally」にも参戦しているとのことで、砂漠の中を疾走するトラックの動画も紹介していただきました。中には、転倒してトラックが何回転もしている映像などもあり、迫力がありました。
自動車を生産するには、企画の段階から、様々な工程があることを丁寧に説明していただきました。
工場内のロボットの様子なども見せていただき、機械化が進んでいることもよく分かりました。
最後には、子供たちからの質問も受けてくださいました。
子供たちは、各学級から視聴していたのですが、質問は、どの学級からも受け付けることができます。
これが、オンラインの長所です。
私も、以前、社会科見学の引率で日野自動車の工場に伺ったことがありますが、車体の大きさ、プレスする機械の大きな音、オイルの臭いなど、五感に訴えるものが多かった記憶があります。
オンラインでは、そこに限界があるのですが、現状では、致し方ない面があります。
ご説明いただいた社員の方々には、事前に本校のホームページをご覧いただいていたようで、5年生が「ティーボール」を頑張っていることなどを話の中に入れてくださっていました。
本校の5年生のために、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)