学校・学年・学級だより

カテゴリ:せせらぎ

【せせらぎ】きこえグループ

きこえグループ学習
 7月16日(火)、今年度2回目のきこえグループの学習を行いました。

 1  ことばゲーム
 「誰が 何を どうした」の「どうした」を考える学習です。
 「男の子が 教科書を」に続けて、「出す」「貸す」「拾った」など、
 「友だちが ボールを」では、「投げる」「ける」「渡す」など、
 子供たちは、いろいろなことばを考えました。
                 

 2  調理実習
 子供たちの希望でかき氷作りです!
 手動と自動の2台のかき氷器で氷を削ったあと、フルーツやシロップ、
 アイス、餡子などをトッピングして、思い思いのかき氷が完成!!
 この日は生憎の肌寒い日でしたが、美味しそうに満足した様子で食べました。
  
        
                  
 3  ふりかえり
 学習を振り返っての発表をしました。自分が作ったかき氷に、
 「虹色かき氷」とネーミングを考えてくれた子供もいました。

 この日は、同時に保護者の方々は別室でゲストをお迎えしての
お話を聞く会を開催しました。
 ゲストは、せせらぎから卒業して難聴学級のある中学校へ進学した
お子さんをお持ちの4名の保護者でした。
 中学校に入ってみての様子、支援体制など、聞きたいことを詳しく聞き、
質問をすることができて、有意義な情報交換ができた場となりました。               

【せせらぎ】吃音グループ学習をしました

6月24日(月)に、2回目の吃音グループ学習をしました。
前半は低学年と高学年に分かれて吃音について考える学習を、
後半は全員で風船バレーボールをしました。

低学年の吃音学習は「カードでお話」でした。
一人一枚ずつカードを引き、書いてある質問に答えていきます。



吃音についての知識や、自分の好きな物は?などの質問に、
子どもたちは楽しそうに答えていました。
「どんぐりを食べると吃音になる。〇か、✖か」では、
一斉に「✖。そんなわけないよ。」という答えでした。
しかし、昔はそう信じられていた時期もあったと聞くと、驚いていました。




一方、高学年は「吃音かるた」をしました。
都合により、参加者は3名と少なかったのが残念でした。

最初は、既製品のかるたの言葉を見てみました。
「歴史上 有名人にも どもる人」
「一人じゃない 仲間がいるから がんばれる」
など、新しく知ることや、共感できる内容のものがありました。


次に、卒業生や自分たちで考えたかるたの言葉を見てみました。
「どもる人だけだったら どもって 話しても平気」
「先生と 話をするのが 楽しいよ」
「きつ音は ぼくの個性だ ぼくらしさ」
など、どれも子どもたちの素直な思いが表れた札ばかりでした。
今度みんなで遊ぶのが楽しみです。

最後は、全員で風船バレーバールをしました。
白熱した試合に、見ている人達も盛り上がりました。


2学期もグループ学習を通して、交流を深めてほしい思います。

【せせらぎ】きこえグループの学習がありました

5月14日(火)に今年度1回目のきこえグループの学習を行いました。

今年度のきこえグループは5名で活動をしていきます。
今回は欠席した児童もいたため、2名の児童が参加して学習を行いました。

他己紹介では、お互いに好きなことなどを聞いてメモし、発表することができました。



スピーチでは、進級して変わったことについて話し、「教科が増えて勉強が難しくなった。」、「宿題が多くなった。」などの声も聞かれましたが、「楽しみ。」、「頑張りたい。」という前向きな言葉も聞かれ、新しい学年、学級での学びに期待感が表れていました。



最後は、3年生の児童が提案してくれた「なんでもバスケット」と「かくれんぼ」をして、保護者や先生達も一緒に楽しく交流ができました。

次回は7月16日(火)15:45~調理実習をする予定です。

【せせらぎ】はじめの会をしました

11日に、せせらぎはじめの会をしました。
35名の子供たちと22名の保護者が参加しました。

最初に、二つのゲームをしました。
一つ目の言葉ゲームは、先生の言った動物の名前が何文字か数え、
それと同じ人数で早く集まれたら勝ちという遊びです。
「4文字だ。一人足りない!」
「誰か、こっちに入って。」など、
初めて会う人とも声をかけ合っていました。


二つ目のゲームは、おはじき渡しでした。
輪になって座ったら、10個のおはじきを隣の人に落とさず、
すばやく渡していきます。
4人組から始めて、だんだん人数を増やし、最後には20人ほどの
グループでやってみました。和気あいあいとした雰囲気で、楽しそうでした。


次に、副校長先生のお話でした。自分なりの目標をもって、
せせらぎでの学習に取り組むように、励ましてくださいました。


最後に担当の先生の発表をしました。
新しくせせらぎに入った人も、継続している人も、
楽しく学べるように、一緒にがんばっていきましょう。
せせらぎの1学期の指導は、4月22日(月)スタートです!
(4月15~19日は、在籍学校訪問を行います。)
今年度もよろしくお願いいたします。

【せせらぎ】12月きこえグループ学習

 12月6日(木)に、きこえグループ学習を行いました。今回はゲストティーチャーとして、立川ろう学校の英語科の先生に来ていただきました。先生はご自身も難聴のある方で、手話通訳として同じく立川ろう学校の先生にも来ていただきました。
 子供たちからの質問は、手話通訳で先生に伝え、その返事は先生ご自身の言葉で話されました。子供たちが聞き取りやすいように、コミューン(高音を聞きやすくするスピーカー)も使用しました。

 

 最初に、お互いに自己紹介をしました。
 次に緊張をほぐすために、ジェスチャーゲームをしました。ジェスチャーでは、何のスポーツか当てるクイズでした。
 子供たちに手話のことを分かりやすく伝えるために、手話はジェスチャーに似ている話をしていらっしゃいました。立川ろう学校でも、手話が授業で大変役に立っていることを教えていただきました。
 

 子供たちからは、英語の学習について質問が集中しました。「耳が聞こえにくいのに、英語の発音をどうやって勉強したんですか。」「英検は何級をもっていますか。」などです。
 先生からは、「自分は聞こえないけれど、できること(特に英語の読み書き)をすごく頑張った。」「自分の英語の発音が正しいかどうかを、放課後に先生に何度も確かめに行く努力をした。」「そして英語が得意になって、英語の授業が多い高校を受験した。」「得意なこと・苦手なことは誰にでもある。それは、きこえには関係ない。」ことなどを、熱い思いで語っていただきました。

 

 子供たちがグループ遊びをしている間、別室で保護者の方からの相談コーナーを設けました。
 保護者の方からは、英語の話題が多かったのですが、先生からは、子供に家族が心を寄り添って一緒に問題を解決していく姿勢の大切さを教えていただきました。



 最後に、6年生の2名から「お礼の言葉」を伝えました。
子供たち、保護者、通級指導を行う教員にとって、勉強になっただけでなく、もっと大切なものを受け取る機会になりました。