学校・学年・学級だより

カテゴリ:せせらぎ

【せせらぎ】きこえグループ学習

せせらぎでは、月1回難聴のある児童が集まってグループ学習を行っています。
今回(10/25)は、立川ろう学校の2名の先生を特別講師としてお迎えしました。

<第1部>
通級児童4名と保護者を交えて、
『立川ろう学校の紹介』『聞こえにくい人と、補聴器の苦手なこと』について、学習しました。


『立川ろう学校の紹介』コーナーでは
・0才の赤ちゃんから、幼小中高、20才ぐらい(専攻科)まで来ていること。
・校区は東京都全域であること。
・小学部は、最大6名の少人数制であること。
など、紹介していただきました。

『聞こえにくい人と、補聴器の苦手なこと』コーナーでは
・口が見えないと、お話が分からない。
・小さな声や早口は苦手。
・遠くから話しかけられるのが苦手。
・大きな声も苦手。(ゆっくり、はっきり話してね。)
・ジェスチャーをつけると、分かりやすくなる。
・大切なことは、字を書いてくれると一番わかりやすい。
など、学習をしました。






<第2部>
保護者の様々な悩みについて、ろう学校の先生が熱心に答えてくれました。
保護者相談会の間、子供たちと「せせらぎ」の先生とで、楽しくゲームをして過ごしました。


子どもたちにとっては自身の「きこえ」について考える機会となり、
保護者にとっては進路や今後身に付けておくべき力について教えていただく良い機会となりました。

【せせらぎ】吃音グループ学習

せせらぎでは、月1回吃音のある児童が集まってグループ学習を行っています。
今日からは、1名増え、メンバーが6名となりました。
内訳は、1年生3名、3年生1名、5年生2名です。

今日は、新しいメンバーが入ったので、自己紹介を最初にしました。
名前、学校、学年、好きな食べ物を言った後、質問がある人?と聞くと、
「好きな本はなんですか?」
「好きな遊びはなんですか?」
と積極的に質問していました。
「ぼくも怪傑ゾロリのシリーズが好き!」とか
「私もレゴで遊ぶのが好き!」など、共通点も見つかりました。

その後、11月のグループ学習で行う調理実習で何を作るかを話し合いました。
いろいろな意見が出て、話し合いでは決まらず、最後は多数決をして決まりました。



次に、この日の当番児童が提案した「かくれんぼ」をして遊びました。
 
「ここにはいるかな~?」    「あ!みつけた~!」

最後の振り返りでは、全員が「かくれんぼが楽しかった。」と話していました。
楽しい時間が過ごせたので、次回も楽しみです!

【せせらぎ】コミューン寄贈式

9月13日(火)、せせらぎに、「コミューン」が来ました!

「コミューン(comuoon)」とは、聞こえにくさがある人向けに開発された
スピーカーで、話し手がマイクを着け、その声がスピーカーを通して
クリアに届けられる、画期的な商品です。

せせらぎに通級している児童にも、6月のきこえグループのときに試聴させて
いただいたところ、高度難聴の児童、軽度難聴の児童、高音域の聴力だけが
落ちている児童、どのタイプの児童も「聞こえやすい!」「補聴器よりもいい!」
と大好評でした。

そこで、コミューンを開発された会社と連絡をとったところ、
「きこえのあしながさん」という学校などにコミューンを寄贈するプロジェクトが
あり、その対象校として、本校が選ばれることになり、この日の寄贈式を
迎えることとなったのです。



そして、この日はもう一つサプライズが!!
プロレーシングドライバーの横溝直輝選手も「きこえの親善大使」として
来てくださったのです!!


横溝選手からは、
「レースの世界でも、勉強することはたくさんあります。
大人になってからいきなり勉強するのはとても大変なことなので、
子供のうちからコツコツと勉強を重ねていくことが大切です。」
というお話や、夢をもち、その夢に向かって努力することの大切さを
教えていただきました。
(横溝選手のブログでも紹介されています!)

この後の質問コーナーでは、レースやレースに使うマシンのことなどを
教えていただき、とても貴重な経験となりました。



最後に、「コミューン」を開発された中石さんより、開発のきっかけや
世界各国で活用されているお話などをお聞きしました。


寄贈式が終わってから、早速箱からコミューンを出し、コミューンを介して
会話を楽しみました。

次の日から授業でも活用し、片耳難聴の子も「よく聞こえる!」
補聴器を使っている子も「先生が後ろを向いていても声が聞こえる!」と
嬉しい声をたくさん聞いています。
これからも「コミューン」を活用し、「きこえのバリア」を取り除いていこうと
思います。

「せせらぎ」おわりの会

7月11日(月)放課後3:45~
「せせらぎ」おわりの会を行いました。
当日は、通級児童45人、保護者30人、教員17人の合計92名の出席により大盛況の会になりました!(児童の兄弟を入れると100名近くになりました。)

児童の司会で次のように進行しました。
<第一部>
1、始めの言葉
2、校長先生の挨拶


3、小3グループによる「スリーヒントクイズ」


4、吃音グループによる「まちがいさがし」


5、今学期で通級を終える児童による「なぞなぞ と 作文」
6、終わりの言葉
7、司会児童による挨拶
<第二部>
・お楽しみ工作コーナー
 「チューブ・プレーン」を作ろう!

初めて参加された保護者の方からは、
「とっても温かい雰囲気の会でした。」
「豊田小の先生方がたくさん参加されているので、びっくりしました。」
など、聞くことができました。2学期も楽しく温かい会にしていきたいと思います。
お忙しい中、ご出席くださりありがとうございました!

2学期の指導開始日は、9月1日(木)の午後からになります。
よろしくお願いいたします。

きこえグループ学習 第2回~comuoon体験~

6月21日(火)に、「せせらぎ」きこえグループ学習がありました。



今回は、ユニバーサルサウンドデザインという会社の
「comuoon」(コミューン)というスピーカーを実際に使って、
聞こえやすさを体験してみる、という内容でした。




まずはじめに、動画を見せてもらいました。




みんな食い入るように動画を見ていました。
感動的な動画で、聞こえやすくなることの大切さを感じてくれたのではないでしょうか。



次は、会社の方が実際にスピーカーの説明をしてくださいました。





そして、子供たちも実際に体験してみました。
どうだったかな?



高音が聞こえにくい子はサ行の子音が聞こえにくいので、
サ行音がたくさん入った文をマイクから言ってもらい、
それをスピーカーで聞く体験をしてみました。

補聴器をはずして聞いている子もいました。



保護者のみなさんも興味津々で、会社の方への質問がたくさんありました。






そのあとは、次回の調理実習で作るものを決めました。


なにを作るかというと・・・・・・・・・・




かき氷!!!に決まりました。


(氷を削るだけですが・・・・・・・・)

ですが子供たちはウキウキしており
次のグループ学習が楽しみな様子でした。



遊びタイムでは、「百人一首」をやりました。



と言っても「坊主めくり」ですが・・・・・。

とっても楽しんでいました。



そのあとは学習のふりかえりをして、一人一人発表してもらいました。



「comuoon」(コミューン)の体験ができて、子供たちにとって貴重な経験となりました。