日誌

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謎の泡はどこから?

理科室に行くと、4年生が実験の準備をしていました。

黒板には、「すがたを変える水」と書いてあります。

氷・水・水蒸気の「三態」を学習しているようです。

ビーカーに水を入れ、ガスコンロで温めます。

温度が高くなってくると、泡が出てくるので、その泡を袋に集めて、正体を探るという実験です。

温まる様子をじっと観察している子供たち。

4年生A「あ、泡が出てきた!」

ビーカーの底の方に小さい泡が出はじめます。

ここは、子供たちに考えさせるチャンスです。

校長「何で、水の中から泡が出てくるの?ビーカーの外から空気がガラスを通り抜けて、泡になるのかなぁ?」

4年生B「さすがに、ガラスは通り抜けないんじゃないかな。水の中の空気が泡になるのかも。」

校長「じゃあ、プールに入ったときは、泡を吸えば、息継ぎしなくてもいいね。」

4年生C「水の中に『あわあわ星人』がいて、熱くなって出てくるのかも。」

校長「きっと、そうだよ!地球を侵略しようとしているのかもしれない!」

4年生D「そうだ、そうだ!」

校長「ただし、理科のテストで『あわあわ星人』って答えを書いても、どうなるかは知らないよ(笑)」

他愛もない会話を楽しんでいる間に、泡はどんどん大きく、激しく出てくるようになり、かぶせていた袋が膨らみはじめます。

しかし、膨らんだ袋の内側には、水滴もつきはじめます。気体となった水蒸気が冷やされ、水の形態に戻るのです。

校長「誰?袋の中を濡らしたのは?ちゃんと乾いた袋を使わないと!」

4年生E「私じゃありません!でも、どうして濡れてるんだろう・・・?」

謎を解くことが理科の楽しさにつながります。【校長】

初めての研究授業

昨年の11月から本校で1年間の特別教育実習を行っている大学3年生の「東京教師養成塾生」が、本日の2校時、2年1組にて、初めての研究授業を行いました。

内容は、これまで、2年2組、3組でも事前授業を行ってきた、算数の「図を使って考えよう」です。

多くの子が苦手意識をもっている文章問題。

2年生では、具体物から、だんだんと抽象的に考えられるように「テープ図」を扱います。

数量の関係を図に表すことにより、2年生の段階では、「たし算なのか、ひき算なのか」を考えやすくします。

塾生の授業であっても、本校の授業の基本は学習者用端末の効果的な活用です。

2年生は、この1年間で日常的に使えるようになってきているので、端末で「テープ図」を基に考え、自分の考え方を書き入れていきます。

互いの考えを交流しながら、「テープ図」を使って考えるよさについて学んでいきました。

授業終了後は、塾生の大学の教授の先生、東京都教職員研修センターの教授や指導主事の先生方と一緒に協議会を行い、様々な角度からご指導をいただきました。

実習は、これからも続き、何回も研究授業を行っていくことになります。

一つ一つ吸収しながら成長していってほしいと思います。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜専科等教員交流編〜

山都町立潤徳小学校との児童同士の交流が進みつつありますが、本校の専科等の教員は、担任ではないため、直接、山都・潤徳小の児童とかかわることが少なくなりがちです。

そこで、今朝は、交流の特別版として、本校の専科等の教員と山都・潤徳小の全校児童との交流会を行いました。

参加した教員は、音楽、家庭科、図工、算数少人数担当、養護教諭です。

都合で参加できなかった外国語専科は録画したビデオで参加。

先日降った、雪の様子を英語でリポートです。

今回の交流のメインは、「ダウトゲーム」。

それぞれの専科が、自分の得意分野をアピールしますが、そのうちの2人が自分の専門外を紹介するので、それを見破るというものです。

 本校の児童や保護者の方はお分かりかと思いますが、音楽と家庭科の専科教員が専門外の紹介をしています。

特に家庭科の教員は「ねこふんじゃった」のピアノ生演奏を披露しましたが、めったに見ることのない、貴重なワンショットになりました。

正解発表です。たぶん、山都・潤徳小の子は、家庭科の作品も「ねこふんじゃった」も上手だと思っていて、見分けがつかなかったのでは・・・?

音楽専科は、あらためて、ピアノで、本校の校歌の一部を演奏です。

家庭科専科も作品紹介です。

このあとは、山都・潤徳小の子供たちからの質問タイムです。

その様子は、山都・潤徳小のホームページに詳しく紹介されているので、「働き方改革モード」で、そちらをご覧ください。(その①その②

質問タイムで回答している本校の教員を見ながら、熊本と東京の教員配置の違いに気付かされます。

山都・潤徳小が小規模校なことはありますが、そもそも、他県では、専科教員の配置がないか、あっても、少ないことがほとんどです。

東京の子供たちが、専科教員から専門的な授業を受けることができるのは、大きなメリットです。

特に、規模の大きい本校には、東京でもそれほど多くない、「外国語専科」の配置があります。

山都・潤徳小の子供たちもイメージできていなかったと思いますが、外国語専科に加えて、ALTも配置され、英語の学習がとても手厚いことが本校の特色でもあります。

それにしても、いつもながら最初から最後まで体育座りでお行儀よく話を聞き続ける山都・潤徳小の子供たちの態度には感心させられます。

とてもよい子たちと交流できて、うれしい限りです。【校長】

のぞいてみよう、ミクロの世界

今日は、6年生を対象とした理科の出前授業が行われました。

講師は、日本電子株式会社の皆様です。

1校時は、全員が体育館に集まって、「ミクロ」についてのお話を伺いました。

先日まで、算数で「メートル法」の学習をしていた6年生。

1mmの1/1000000を表す単位に1nm(ナノメートル)があることなどを教えていただきます。

また、光学顕微鏡と電子顕微鏡の違いなども説明していただきました。

2校時から5校時までは、多目的室にて、学級ごとに観察等を行いました。

電子顕微鏡は、光学顕微鏡のようにレンズをのぞき込むことがありません。

投影された画像をアイコンを操作することにより、倍率を変えたり、見る場所を変えたりします。

操作自体も、スマホやタブレットのように、指を動かすことで拡大や縮小ができます。

今回、持ってきていただいた電子顕微鏡は、10万倍まで拡大できるとのことです。

子供たちは、犬の毛や植物の花粉などを任意の倍率に拡大し、講師の方に画像を写真にプリントアウトしていただいていました。

ホワイトボードには、電子顕微鏡で拡大した様々なものが貼ってありました。

写真に画像処理をしてあり、左が赤、右が緑のセロファンでできた2色メガネで見ると3Dで浮き上がったように見えます。

おいしいホタルイカも、電子顕微鏡で吸盤を拡大すると怪獣のようです。

(2色メガネで見ると、浮き上がって、大迫力です。)

様々な標本も置いてあって、子供たちも興味津々です。

ミニスケッチブックもプレゼントしていただいたので、標本を熱心に絵に描く子供たちです。

日頃見ることのできない「ミクロの世界」に触れ、子供たちの知的好奇心がかき立てられる時間になりました。

講師の皆様、ありがとうございました。【校長】

雪やこんこん・・・

本日、10時38分、日野市に大雪警報が発令されました。

こちらは、午前8時半頃の校庭の様子です。

それが、午後1時半頃には、このような状況になりました。

今シーズン初の積雪。生活科で「ふゆをたのしもう」に取り組んでいる1年生にとっては、ドキドキ体験ですが・・・

警報も出たので、学年主任の教員を緊急招集し、警報発令の現状を伝えます。

さらに、校長室で具体的な対応について検討します。

実際に外に出て、降雪の状況を確認し、児童の下校時の指導内容を確認しました。

保護者の方にも、C4th Home&Schoolにて、児童への指導内容等について配信いたしました。

下校を開始した低学年の子供たちです。雪遊びせず、まっすぐ下校するように伝えているので、きちんと守って帰宅するはずです。

帰宅後についてもご家庭で相談し、怪我のないようにお過ごしください。【校長】

人びとのくらしの移り変わり

本日(2月10日)、日野市郷土資料館の皆様を講師としてお迎えして、3年生の社会「くらしのうつりかわり」の学習を多目的ルームで行いました。

 

日野市ができたころに住んでいた人たちが、どのような道具を使い、どのような生活をしていたのかについて、講師の皆様にご説明いただきました。

 

この授業のために、講師の皆様は、日野市郷土資料館からたくさんの道具を持ってきてくださいました。

講師の皆様のご厚意で、本校の多目的ルームが、「潤徳郷土資料館」となりました。

実物を前にした子供たちは、講師の話を熱心に聞き、ノートにメモをとっていました。

 

一人1台学習者用端末(クロームブック)で、画像や映像を容易に見ることができるようになりましたが、本物を見て、触れることで得られるものも多くあります。

講師の皆様には、雪が降る中ご来校いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

丁寧なご指導、ありがとうございました。

クラブ発表会2

今朝は、2回目のクラブ発表会が行われました。

発表会場は、前回と同じ6年4組で、オンラインでの発表となります。

発表会前に、機器の操作方法等について確認するクラブリーダーたちです。

司会進行は、前回同様、代替わりした5年生の代表委員が務めます。

まずは、家庭科クラブからです。作ったマスコットの紹介や調理の様子などの紹介がありました。

おいしそうなお菓子のスライドに釘付けになる子もいました。

2番目はクラフトクラブです。

工作が好きな子が集まったクラブ、完成度の高い作品が紹介されます。

このクラブ発表を特に真剣に見る3年生たちです。

4年生になると、クラブ活動が始まりますから、興味津々です。

3番目はイラストクラブです。

自分たちが描いたイラストの一部を見せ、何のキャラクターか当てるクイズなどを行っていました。

最後はミニチュアクラブです。

自分たちの作った作品の写真と、本物の写真を並べて表示して、どちらがミニチュアの作品か当てる◯✕クイズを行いました。

画面で見ると、どちらが本物か迷うほど、精巧にできていました。

3回目のクラブ発表会は、少し間を置いて、2/22の予定です。【校長】

跳んで、回って・・・

6年生の体育の授業を参観しました。

内容は、跳び箱運動です。

実は、6年生は、跳び箱運動がコロナの影響を大きく受けているのです。

不特定多数の児童が、同じ跳び箱で跳んでいくため、感染予防対策の観点から、6年生は3〜5年生にかけ、跳び箱運動をほとんど行っていません。

卒業前ですが、基本的な技をマスターしていこうという授業です。

まず、全体で今日の流れを確認します。

マスターを目指す技は、開脚跳び、かかえ込み跳び、台上前転になります。

グループごとに学習課題に応じた場を作り、練習を行います。

踏み切りや踏み越し方を練習する場も設けられています。

台上前転では、横にもマットを厚く敷き、恐怖感を軽減するとともに、安全への配慮を行っています。

学習者用端末の活用は日常化されている6年生。互いに撮影し、助走やフォームをグループで確認して修正していきます。

最後の学習のまとめも、熱心に端末に書き込んでいました。

跳び箱運動は、まだ体が小さいうちからの積み上げが大切で、コロナによるハンデがある6年生にとっては、習得することが難しいところもありますが、グループで協力し、少しでも技の完成度を上げようと頑張っていました。【校長】

新生たて割り班スタート!

今朝は、たて割り遊びが行われました。

これまでのたて割り班のメンバーで、校舎内と校庭に分かれて遊びます。

今までのやり方と変わりません。

タイトルの「新生」が何かというと、たて割り班のリーダーが6年生から5年生に「代替わり」したのです。

これまで、当たり前のように6年生が司会進行をしていましたが、これからは5年生が行わなければなりません。

遊びの内容を考えたり、説明原稿を作ったりして準備してきたものの、初めてですから緊張します。

早めに活動場所に行って、他の学年のメンバーが来るのを待ちますが、不安顔の5年生たちです。

いざ、活動が始まると、6年生の旧リーダーたちも前に出て、手伝っている班もありました。

6年生たちも心配で、フォローしているのです。麗しき先輩、後輩の絆です。

今まで何回も行っているゲームも、全体に分かるように説明するのは大変なものです。

他の学年のメンバーも、5年生のリーダーの説明を静かに聞いています。

そのような中でも、新たな遊びにチャレンジする班もあります。

上の写真は、「サイレントバースデーゲーム」に取り組んでいるところです。

校庭でも、5年生が中心になって、遊びが進行します。

上の写真は、「オオカミさん、今何時?」で遊んでいるところです。

たて割り班で大事なのは、最後の振り返りです。

全員で集まって、今回の反省をします。

頑張った5年生に拍手をしている班もありました。

最高学年間近の5年生と、それを温かく見守る6年生。

学校の時計の針が大きく動こうとしています。【校長】

第3回学校運営連絡協議会

本日、学校評議員の皆様に本校にお集まりいただき、第3回学校運営連絡協議会を開催いたしました。

 

斉藤校長から、今年度の経営重点計画についての結果とその分析について説明がありました。

また、本校は来年度、開校150周年を迎えます。学校評議員の皆様に、開校150周年に関わる様々なお話をさせていただきました。

 

意見交換を行った後、給食試食会を行い、学校評議員の皆様に本校の給食を堪能いただきました。

 

 

本日、ご参会いただきました学校評議員の皆様に感謝申し上げます。

今後とも、本校の教育活動にご支援とご協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

クラブ発表会1

今朝は、オンライン形式によるクラブ発表会が行われました。

コロナ禍以前は、全校児童が体育館に集まって発表を行っていたのですが、このご時勢、「密」の状況をつくれないことと、一人一台端末を活用する時代になっていることから、このような形式にしています。

クラブリーダーたちは、6年4組を発表場所として、自分たちでパソコン操作や説明を行います。

司会は、代替わりをした、5年生の代表委員です。

各学級では、画面を見ながら発表を聞くことになります。

トップバッターは、生き物クラブです。

活動内容を紹介し、生き物に関するクイズなどを盛り込んで発表しました。

2番目はパソコンクラブです。

プログラミングのテクニックなどを説明していました。

発表に関係するクラブリーダーたちは、発表以外のときは、6年4組前の廊下に待機して、様子を見ています。

3番目は音楽クラブです。

発表スライドの中に動画を埋め込んで発表していました。

やはり、音楽クラブですから、実際に演奏している音が入ると、臨場感が違います。

最後は科学クラブです。

実験に関するクイズを織り交ぜながら、活動の様子を紹介していました。

本校は、クラブ数が多いですから、4回に分けて発表を行います。

1年間頑張った様子を下級生に分かるようにプレゼンしてほしいと思います。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜2年生交流編〜

今朝は、本校の2年生と山都町立潤徳小学校の全校児童とで交流を行いました。

今回は、山都・潤徳小の池部校長先生による「こ・ん・に・ち・は〜」からスタートです。

このあいさつが「マイブーム」になっている子が多い2年生。

全身で画面の向こうの池部校長先生にあいさつ返しです。

 

2年生の交流のテーマは、「互いのまちの”すてき”を紹介しよう」ということです。

本校の2年生は、以下のスライドを使って、各学級の代表児童が発表しました。

2年生は、2学期に生活科で「まちたんけん」を行い、そのことを各自の端末にまとめて発表しています。

その学習を生かして山都・潤徳小に紹介したわけです。

とは言っても、遠く1,000km近く離れた学校に紹介するのですから、カメラ越しと言えども相当緊張したようです。

続いて、山都・潤徳小の2年生から「まちのすてき」の発表です。

通潤橋八朔祭り、来年度開通予定の九州中央自動車道のインターチェンジの紹介がありました。

以前にもご紹介したように、八朔祭りは「大造り物」の引き廻しが有名です。

「チョッパー」の大造り物が紹介され、昨年の映画のヒットもあって、本校の子供たちも歓声をあげていました。

互いの発表の後は「質問タイム」です。

山都・潤徳小の子は少し恥ずかしかったのか、本校からの一方的な質問攻めになりました。

日野・潤徳小2年生A「熊本の名物は何ですか?」

山都・潤徳小の子は、相談の上、2年生以外の児童も答えます。

山都・潤徳小児童A「馬刺しとからし蓮根です。」

日野・潤徳小2年生B「熊本にはどんな昆虫がいますか?」

山都・潤徳小児童B「学校に、カブトムシやクワガタがやってきます。」

学校でカブトムシやクワガタがとれることに、本校の子供たちはびっくりです。

日野・潤徳小2年生C「熊本では、今、どんな勉強をしていますか?」

山都・潤徳小児童C「長さの勉強です。」

まさに、本校の2年生も算数で長さの勉強をしているところ。

子供たちからも、「おぉ〜」という声があがります。

最後は、互いにじゃんけんで遊んで終了です。

 

今回の交流は、画面共有で、本校のスライドを山都・潤徳小に直接送りながら、まちの紹介を行いました。

交流を行うごとに、レベルが上がり、子供たちの仲も深まっていきます。

 

次回は2/14、専科等の教職員が交流を行うことを計画中です。【校長】

(山都・潤徳小側から見た今回の交流の様子は、こちらから)

予告なしの避難訓練

本日(2月6日)の昼休み、「予告なし」での避難訓練が行われました。

 

担任の先生を通して、事前に訓練が行われることを聞いていない子供たち。

しかも、それぞれが過ごしている場所が異なる、昼休み中の訓練となります。

この難易度の高い訓練ですが、校内放送を聞いて適切な対処ができるか、4月から毎月実施している避難訓練で身に付けてきたことが試されます。

 

地震発生時には、物が「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身を寄せることが鉄則です。

 

 子供たちは、地震発生を知らせる校内放送をよく聞き、それぞれの場にふさわしい安全な場所で、身を守る姿勢をとることができました。

 

避難訓練の後には、校舎内に校庭の砂を持ち込まないように、保護者や地域の皆様から寄贈された布を用いて、上履きの底をきれいにします。

 

布を寄贈いただいた保護者や地域の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

いつも潤徳小学校を支えていただき、心より感謝申し上げます。

より高く、ジャンプ!

4年生が体育の授業で走り高跳びに取り組んでいます。

小学校の場合、いわゆる「はさみ跳び」でバーを越える練習をします。

これまでの練習で、助走が正面からだと跳びにくいことを体感した子供たち。

踏み切りする足に合わせて、左右に分かれて助走し、バーを「はさむ」ように跳んでいきます。

バーは竹製で、当たっても痛くはないのですが、恐怖心のある子もおり、バーの手前で助走のスピードが落ちてしまい、跳ぶのをあきらめてしまうケースも見られます。

4年生の状況を見ていると、バーの高さが1mを超えるとかなり難しくなるようです。

走り高跳びの世界記録は男子が2.45m、女子が2.09mだそうです。

少しでも近付けるように頑張ってほしいものです。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜3年生交流編〜

今朝は、本校の3年生と山都・潤徳小の3年生が交流を行いました。

今回は、校長の私がナビゲーターとなり、カメラを持ちながら各学級を回っていく方式です。

朝一番なのに、鉄板の「こ・ん・に・ち・は〜」の「錦鯉」ネタでスタートです。 

まずは、3年1組から回ります。

交流内容は、2月3日にちなみ、「東西潤徳小学校 お楽しみスペシャル節分ビンゴ」です。

節分にちなんだ、「らっかせい・だいず・えほうまき・おにはそと・ふくはうち・2・3・えほうまき・おに・南南東・まめまき・いわし・ひいらぎ」のキーワードから、日野・潤徳小と山都・潤徳小の教員が交互に抽選をしていきます。

3年1組の最初のキーワードは「おに」でした。

山都・潤徳小からもキーワードが発表されます。

続けて、3年2組に突撃です。

画面を見て、「次に自分の教室に来る」と分かっているので、子供たちも入室の瞬間から大歓迎です。

同じようにキーワードを発表し合って、だんだんとビンゴに近付いていきます。

 

続いて、3年3組です。

教室は大フィーバー状態です。

大きく手を振る子供たちです。

 

最後は、3年4組です。

キーワードは、両校合わせて全部で8つ出されます。

多くの子がビンゴとなり、とても喜んでいました。

 

この企画を考えた3年生の担任たちは、最初は、東京と熊本では節分の迎え方に違いがあるのではないかと考えてスタートしたようですが、調べてみると、大きな違いがないことから、このようなビンゴ大会になったようです。

日本全国、同じコンビニがある時代ですから、こうした文化的な行事も地域差がなくなっているのかもしれませんね。

来週の2/7は、2年生が交流予定です。【校長】

(山都・潤徳小側から見た今回の交流の様子は、こちらから)

BINGOで運試し!

今朝は、今年度最後の児童集会が行われました。

内容は、「全校BINGO大会」です。

各学級では、前日までに配布された画用紙のBINGOカードに、あらかじめ、1~30の数字を書き入れておきます。

集会委員がルーレットを回し、出た数字によって、BINGOになる仕組みです。

リモートでの集会でしたが、出た数字によって、子供たちは一喜一憂。

校内のあちらこちらから大歓声が上がります。

簡単そうに書いていますが、実は、舞台裏は大変です。

集会委員の子供たちは、多目的室に集まって、各教室にGoogle Meetで配信を行います。

 

集会委員がフリーソフトで見付けてきたというルーレットのソフトを使って、数を抽選します。

1度選んだ数にはルーレットが止まらないようにプログラムされているようです。

司会役の子供たちも、抽選のたびに盛り上げます。

また、ビンゴになった学級を発表していきます。

リモートなのにどうして、ビンゴになった学級が分かるのか・・・ということですが、ビンゴになった学級は「挙手ボタン」を押すことで、集会委員に知らせるのです。

 実際に、ビンゴになった学級は、立ち上がって大喜びです。

 

何気ない、朝の集会の一コマですが、実は、とてもレベルの高い内容だと感じています。

集会委員の役割は、まさに、テレビ局から生放送しているのと同じで、各学級は視聴者参加型の番組に参加しているということになります。

オンラインを駆使した集会、それも、子供たちが自発的に運営していることに、大きな価値を感じます。【校長】

たのしくうつして

2年生の教室に入ると、子供たちが、図工の「たのしくうつして」に取り組んでいました。

これは、版画の学習です。

「型紙」や「版」を使って、様々な模様を作り、1つの作品にしていく学習です。

まず、画用紙を切り取って、「型紙」と「版」を作ります。

細かい模様を描いている子もいましたが、後でインクをつけていくので、そこまで細かいことは必要ありません。

教室の前方に刷る場所が色別に4か所設けられました。

子供たちは、「型紙」や「版」を使ってローラーで刷っていきます。

今年の干支の影響か、うさぎを版にしている子も目立ちます。

中には、「ローラー」を版にしている子もいました。

2年生A「右と左が反対になるから、気を付けなきゃ!」

2年生B「『版』がローラーで動いちゃうから、裏側をテープでとめておこう。」

作業しながら、版画制作のポイントを学んでいきます。

今日は、「型紙」や「版」で模様を作り、次回は、クレパスなどで、飾りの絵を加えていきます。

どんな世界が描かれるか楽しみです。【校長】

6年生へのお手紙

たて割り班の企画・運営を6年生から5年生にバトンタッチする準備を進める中、これまでお世話になった6年生に下級生から感謝の手紙を書く取組が進められています。

校長が様子を見ていた2年生の学級では、6年生にどんなお手紙を書くか、話し合いが行われていました。

2年生A「たて割り班の遊びで、工夫してくれたことを書いたらいいと思います。」

2年生B「中学校に向けてのメッセージを書いたらいいと思います。」

2年生C「1年生のときに、今の6年生が教室に迎えに来てくれたから、そのことを書きたいです。」

今の6年生は、5年生だったときに、当時1年生だった今の2年生が迷子にならないように教室に迎えに行っていたので、そのことが思い出に残っているようです。

各たて割り班の6年生の名前と顔写真を5年生がデータ化しているので、それを見ながら、思い出を振り返ります。

感謝の気持ちを込めながら、ていねいに6年生への手紙を書いていました。

中には、写真を見ながら、似顔絵を書いている子もいました。

各たて割り班の下級生が書いた手紙がまとめられて、今後、6年生に渡されていきます。

6年生は、どんな気持ちで受け取るでしょうか。【校長】

全校朝会

本日(1月31日)の朝、オンラインで全校朝会が行われました。

 

本日の全校朝会では、多くの児童が、表彰されました。

<表彰式の様子>

<校長先生のお話>

斉藤校長からは、学年ごとに行っている山都町立潤徳小学校と日野市立潤徳小学校との交流の様子についてお話がありました。

既に交流を行っている学年は、4から6年生です。交流は、オンラインで行っています。距離にして約1000キロメートル離れている両校の児童が、オンラインでクイズをしたりゲームをしたりして、リアルタイムでつながりをもつことができることは、素晴らしいことだと感じます。

交流は今後も続きます。

これから交流する学年のみなさん、楽しみにしていてくださいね!

箏を楽しもう!

小学校で楽器を演奏する場合、多くは、リコーダーや鍵盤ハーモニカになります。

外国から入ってきた楽器、そして「ドレミ・・・」の音階で演奏します。

しかし、日本にも伝統的楽器である和楽器があり古くから親しまれてきました。

4年生は、代表的な和楽器である「箏」の練習に取り組んでいます。

箏は、爪で絃を弾くことで音が出ます。

子供たちは、自分の親指のサイズに合わせた爪をつけ、練習に取り組んでいます。

箏を演奏するときは、「ドレミ・・・」の階名を覚えるのではなく、数字譜を覚えなければなりません。

子供たちの練習曲は、「さくらさくら」です。

「♪さくら〜(七七八) さくら〜(七七八)」と覚えるわけです。

箏には、通常13本の絃があり、「一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、斗、為、巾」と表されています。

子供たちは、数字譜を頭に入れながら、該当する絃を弾いていきます。

音楽専科の範奏を聞き、イメージを高めます。

1つの箏に対し、3〜4名でグループを組み、2分間ずつ練習して交代していきます。

演奏の最後は、半円を描くように全ての絃で「ポロロン」と音を出します。(うまく表現できず、すみません。)

校長「全部数字で覚えるなんて、難しくないの?」

4年生A「もう、全部覚えちゃった。」

4年生B「慣れるとそんなに難しくないよ。」

子供たちによると、リコーダーより箏の方が簡単だとか。

そろそろ1月も終わり、年始めという感じではなくなりますが、音楽室では、まだ雅な雰囲気が続きそうです。【校長】

体力向上月間の取組

本校では、子供たちの体力向上を目指し、年間3回、「体力向上月間」を設定しています。

1回目は6月。体力テストに向けて、反復横跳びの練習に取り組みました。

2回目は12月。縄跳びに取り組みました。

3回目となる1・2月は、持久走です。

この期間中、全校児童が、中休みに校庭で持久走に取り組んでいます。

本校は700名を超える児童数ですので、1・3・5年と2・4・6年の2つのグループに分けて持久走に取り組んでいます。 

本日は、2・4・6年が持久走に取り組む日です。

 

校庭に2つのトラックを作り、密を防ぐ工夫をしています。

斉藤校長先生も、子供たちとともに持久走に取り組んでいました。

取り組んだ後は、「持久走記録カード」に走った回数分、色を塗って記録に残します。

 この取組を通して、「自分の体力や体調に合わせてペースを変えずに一定時間を走り抜く持久力」と「めあてをもって粘り強くやり抜く態度」を育んでほしいと願っています。

しつこく、ダイエット、しなきゃ・・・

山都町立潤徳小学校の学校だより「狭霧の朝」、とにかく面白いのです。

特に、コラム「潤徳抄」は、池部校長先生のプライベート満載の「攻めた記事」になっています。

今年の1月16日に発行された「狭霧の朝」52号の「潤徳抄」では、池部校長先生ご自身が「特定保健指導」に臨まれている記事が赤裸々に書かれています。(詳しくは、こちら

この52号を拝読して、考え込んでしまった私。

実は、恥ずかしながら、私も現在、「特定保健指導」の取組をせざるを得ない状況となっているのです。

「特定保健指導」とは、「生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをするもの」(厚生労働省HPより)です。

私も、毎年の「常連」となっており、そのたびに「食事をコントロールしなさい、運動しなさい、お酒を控えなさい」などとご指導を受け続けてきました。

今年も、私の担当となった管理栄養士の方から、こんなお話をいただきました。

管理栄養士の方「定期的に運動されていますか?」

校長「コロナ禍で、なかなか運動は…。(ホームページのネタを探しに)校内を歩くようにしていますが・・・。」

管理栄養士の方「毎日、続けることが大事ですよ。ぜひ、取り組んでみてください。」

そう言われても・・・と「一人ツッコミ」するのが毎年のことなのですが、そんな折に「狭霧の朝」52号が目に留まったわけです。

そもそも、池部校長先生は、休み時間などに子供たちとウォーキングをされることが日課になっているようです。(詳しくは、こちら

3学期になり、「やっぱり、ダイエット、しなきゃ・・・」と考えさせられる出来事が連発しています。

「定期的な運動かぁ・・・。」と考えていたところに、始まりました、「持久走月間」!

これを生かさない手はありません。

 

今日は、1・3・5年生の日。

複数のコースがあるうち、1年生のコースに混ぜてもらいます。

1年生A「校長先生も走るの?」

1年生B「校長先生って、1年生なの?」

校長「みんなと走るよ。校長先生は、今年から潤徳小に来たから、1年生と同じなの。」

理由を聞き、にこにこする1年生たち。

「高学年と一緒に走ったら、置いていかれちゃうからなぁ・・・。」との本音は、とても明かせません(苦笑)

準備体操をし、マスクを取って、スタートです!

1年生と一緒にのんびりジョギングすることを想像していたら、一瞬でダッシュしていく1年生たち。

すぐに「周回遅れ」となり、

1年生C「校長先生、遅いなぁ。」

と、抜きながら言われる始末。

5分間走ですが、屈辱の時間となりました。

1年生D「校長先生は、何周走った?ぼくは、19周走ったよ。」

校長「すごいねぇ。校長先生は、走っている間に何周走ったか忘れちゃった。」

苦しい言い訳になってしまいます。

「明日、明後日は週末だし、来週の午前中は出張の日もあるし・・・。」

三日坊主の誘惑がいろいろありそうですが、とりあえず、頑張ってみようかな…と思います。

子供たちの「持久走記録カード」の目標は「新宿駅」ですが、私は「百草園駅」を目標にしようかなぁ、と最初から、かなり弱気になっています。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜4年生交流編〜

先週の5年生に続き、今朝は、4年生が山都・潤徳小との交流を行いました。

交流を行う上で、一番ハードルが高いのが4年生。

山都・潤徳小は小規模校で、4年生の児童数が0名なのです。

ですから、学年同士の交流ということができません。

そこで、今回は、日野・潤徳小4年生と山都・潤徳小全校児童とのゲーム大会を行いました。

 

4年生は、全員、多目的室に集合です。

山都・潤徳小の全校児童のみなさんも1つの教室に集まってくれました。

今回、司会・進行は、日野・潤徳小側で行います。

はじめの言葉担当児童「盛り上がっていきましょう〜!」

軽いシャウトで、朝からハイテンションになる子供たち。

交流は、クラスごとに考えたゲームを代表児童4名ずつで行います。

4年1組のゲームは「30秒当てゲーム」。

心の中で30秒を数え、「ここだ!」と思ったところで手を挙げます。

ストップウォッチで計時した正確な30秒との違いを比べるゲームです。

結果は、山都・潤徳小に29秒で手を挙げた子がいて、日野・潤徳小に31秒で手を挙げた子がいました。

熊本と東京に時差はありません。当然、30秒の感覚も同じですね(笑)

4年2組のゲームは「心を合わせようゲーム」。

2組の担任が出す「お題」で思いつくものを書き、どれだけ一致するかというものです。

お題は「節分といえば?」。

2組の代表児童の4名のうち、3名は「豆まき」で、かなり心が合ったようです。

山都・潤徳小の代表児童にも「豆まき」がありました。

「おに」なども出て、イメージは共通しているようでした。

4年3組のゲームは「フラフープリレーゲーム」。

縄跳びのようにフラフープを5回跳んで、隣の子に渡し、4人全員跳んだ時間を測ります。

3組の代表児童は、1回もミスすることなく、「21秒」という驚異的なタイムを叩き出しました。

山都・潤徳小の代表児童には低学年の子もいて、ちょっと苦戦。

4年生は、画面越しに「頑張れ〜!」と大きな声援を送っていました。

4年4組のゲームは「片足バランスゲーム」。

アイマスクで目隠しをし、30秒数える間、片足でバランスをとるというものです。

両足をついてしまったら座ります。

先日の福祉体験でアイマスクをすることに慣れた本校の4年生には少しアドバンテージがあるようです。代表の4人とも、30秒間、片足で立つことができました。

一方の山都・潤徳小は、3人が座ってしまうなど、ちょっと苦戦。

しかし、残った1名の児童が30秒間、ずっとピョンピョンとジャンプしっぱなしで、ユーモラスな動きに両会場とも爆笑となりました。

終わりの言葉担当児童「これからも仲良くしましょう!」

子供たちも画面を通じて、大きく手を振り合って、心の距離が縮まったように感じました。

 

今回は、ゲームを日野・潤徳小側で決めた上に、山都・潤徳小は学年がバラバラの代表児童選定となったため、明らかに、日野・潤徳小側が有利な状況となりましたが(フラフープリレーは、事前に「闇練習」もあったとか・・・)、勝ち負けにこだわらず、遠くの学校同士で一緒にゲームを楽しめたことは大きな意義があったと思います。

一昨日は、山都・潤徳小が最強寒波の影響で、臨時休校となったこともあり、事前打合せが十分できず、ぶっつけ本番になったところもありましたが、子供たちからは「仲良くなりたい」という意識を感じとることができ、ほのぼのとした時間になりました。

来週、2月3日(金)は、3年生が交流予定です。【校長】

(山都・潤徳小側から見た交流の様子は、こちらから)

体力向上月間~持久走~

今朝(7時半頃)の校庭の気温は-5℃。

昨日よりもさらに気温が下がり、風が弱かったこともあり、プールも全面凍った状態になっています。

 

昨日は、強風で吹き飛ばされたカップが多かった1年生の「氷作り実験」。

リベンジで、1年生がほほえみの丘の「頂上」に一晩カップを置いておいたところ、今回は見事全面凍結しました。

やはり、山頂は凍える寒さなのですね・・・。 

子供たちの登校の様子も気になり、学区域を回ってみましたが、しもばしらを踏みながら登校する子もいるなど、冬を楽しんでいるようでした。

私も、あまりにもきれいな富士山をふれあい橋からパチリです。(フルサイズにしてみました。)

 

さて、こんな寒い時期ですが、いえ、こんな寒い時期だからこそ、外に出て運動し、病気に負けない体力をつけることが大事です。

12月の縄跳び月間に続き、これから2月18日(土)までを持久走月間として体力向上に取り組みます。

今朝は、「持久走集会」として、体育委員会の児童がリモートで持久走月間の取組について説明しました。

明日から、奇数学年、偶数学年が日替わりで中休みに校庭を走ります。

走る前、走るときに気を付けることなどの話がありました。

「持久走記録カード」に日々の頑張りを記録していきます。

体育委員会児童「ゴールの新宿駅まで色が塗れるように頑張りましょう!」

新宿を目指すのはもちろんのこと、どうせなら熊本・山都町に行けるくらい頑張ってほしいものです。

 

子供たちは、明日から本格的に走り始めますので、保護者の皆様は、いつも以上に朝の健康観察をていねいに行っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。【校長】

【速報】最強寒波の影響は・・・?

今朝は、全国的に「最強寒波」の襲来で交通機関に乱れが出るなど、大きな影響が出ています。

山都町立潤徳小学校も臨時休校になってしまったようです。

今朝の本校の様子をお伝えします。

午前7時半過ぎの百葉箱の中の温度計は、およそ-4℃を指していました。

こんなに寒いので、プールが全面凍結しているかと予想していましたが、校舎側の一部に薄い氷が張っているだけでした。風の影響のようです。

昨日から一晩置いた、1年生の氷作りの実験ですが・・・。

見事、全面凍結です!

しかし、風の影響で、多くのカッブの中は、砂や落ち葉入りの氷になっています。。。

さて、昨日の記事でお知らせした、「標高約3mのほほえみの丘のふもとと頂上で氷のでき方は違うのか?」という壮大な実験ですが・・・

朝、行ってみると、頂上やふもとのカップがありません。

担任に聞いてみました。

担任「全部、風で吹き飛ばされてしまいました。飛ばないように、カップの裏をテープでとめていたんですけどねぇ…」

今回の実験から、1つの結果が得られました。

「山の山頂の風は強い」(笑)

 

1時間目になり、1年生たちが自分のカップを置いた場所にやってきました。

1年生A「やった〜!氷ができてる!」

と、喜ぶ子がいる一方、強風で吹き飛ばされたのか、

1年生B「校長先生、私のカップがない・・・」

と悲しそうに訴えてくる子も多くいます。

校長「のどが乾いて、鳥さんが飲んじゃったのかもしれないね。」

などど、フォローするしかありません。

1年生は、Chromebookで写真を撮って、記録などをしていました。【校長】

最強寒波VS1年生

10年に1度の最強寒波がやってくるとのニュースが連日報道されています。

特に明日は、日野市で最低-5℃、最高4℃といった予報も出されるなど、厳しい寒さになりそうです。

このような気象状況の中、1年生は、生活科の「ふゆをたのしもう」の学習で氷作りを行います。

校内の様々な場所に水を入れたカップを置き、次の日になったらどのように氷になるか確かめるようです。

どこにカップを置いたら氷ができやすいか考え、Chromebookに入力して、意見交換をします。

1年生A「とんぼ池の近くがいいと思います。」

納得顔の1年生たち。水場が近いと氷ができやすいと考えているようです。

1年生B「ほほえみの丘の上がいいと思います。」

担任「どうして、そう思うの?」

1年生B「だって、高いところは涼しいからです。」

これに対して反対意見も出されます。

1年生C「だって、ほほえみの丘の上は、お日さまに近いから、すぐ溶けちゃうかもしれない。」

迷う1年生たち。

実験をして、証明するしかありません。

 

実際にカップを置く場所をChromebookで写真にとり、記録に残しておく学級もあります。

考え抜いた場所にカップを置く1年生たち。

今日の放課後から明朝までは、学校は1年生優先。絶対にカップをいじらないように他の学年に「お触れ」が出ます。

下校時にほほえみの丘の「頂上」にカップを置く1年生。

「ふもと」にカップを置いている子もいます。

今は、まだ暖かいですが、この後、急速に冷えてくるようです。

「最強寒波」の影響はどうなるのか?

そして、標高約3mのほほえみの丘のふもとと頂上で氷のでき方に差はあるのか?

校長とすれば、校内の水道管の凍結が心配ですが、1年生の実験結果も気になるところです。【校長】

本校の「ひのっ子エコアクション」の取り組みについて②

本校の「ひのっ子エコアクション」担当からご報告です!

「ひのっ子エコアクション」とは、「児童生徒及び教職員等が学校生活において、環境問題に触れ、考え、実践することにより、環境意識を高め、環境にやさしい学校づくりを行うこと」を目的として行われている、日野市独自の環境保全・改善に関する取組です。(前回紹介した「ひのっ子エコアクション」はこちら

 

本日は、本校の「ひのっ子エコアクション」を3つ紹介します。

 

1、捨てればごみ 分ければ資源

潤徳小学校では、各教室に燃えるゴミの掲示をしています。

また、校内のゴミ捨て場には、ペットボトル、プラスチック、燃えないゴミ、缶、瓶…など細かく分別されています。

ごみと資源を分別することで、資源は再利用され、限られた資源が有効的に活用されます。
その結果、ごみの量が減り処分のためのエネルギーや燃料消費量を減らし、温室効果ガスや有毒物質の発生量を削減することにつながります。
分別を正しく行い、資源として再利用することは環境を守ることにつながるのです。

 

2、HTT <電力をH減らす・T創る・T蓄める>

東京都では、「電力をH減らす・T創る・T蓄める」を合言葉に、HTTの取組を行っています。

その第一弾となるイベントが4月29日、東京・新宿の都庁舎で開催され、小池百合子知事とタレントのフワちゃんの対談が話題になりました。

 

潤徳小学校でも、HTTを呼びかけるポスターを掲示して、節電を呼びかけています。

現在、日本のエネルギーは、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料を元にした化石エネルギーが中心です。

しかし、このまま化石エネルギーの消費量が増え続けると、地球温暖化や気候変動がますます深刻になるといわれています。

 

3、生きるために欠かせない水

水は、飲み水として利用される以外にも、お風呂やトイレなど普段の生活でも使われます。また、農業や畜産業、工場でもたくさんの水を使います。

ですが、地球温暖化かや人口の増加、経済の発展などの影響で、これからますます水が不足することが予想されています。

潤徳小学校では、エコ委員会が節水を呼びかけるポスターを作成し、掲示しています。

お風呂の残り湯を洗に使う、シャワーの時間を減へらす、トイレの水を流すときに大小のレバーを使い分けるなど、日頃ごろから節水を心掛けることも、私たちにできる大切な行動の一つです。

 

私たちの当たり前の生活が、この先50年後、100年後…と続くとは限りません。

日々の生活を振り返り、環境について考える機会になってくれたら嬉しいです。

 

今後も潤徳小学校では、環境に配慮した取組を実践していきます。

やっぱり、ダイエット、しなきゃ・・・

今月、特に障害のある方との交流やバリアフリーの考えについて学んでいる4年生。

今日は、福祉体験として、日野市社会福祉協議会 日野ボランティア・センター、手話サークルの皆様にご協力いただき、車椅子や白杖体験、手話の学習を行いました。

白杖体験の前に、アイマスクを着けて、「目が見えない感覚」を体験します。身近の物を触ってみて、区別することの難しさを感じます。

実際に2人1組になって、1人が案内役、もう1人がアイマスクをして白杖を持ち、教室から校庭まで出る体験をします。

互いに声をかけながら慎重に歩きますが、特に段差のあるところの難しさを感じていました。

手話の学習では、音が聞こえないときの生活の困り感について学び、そのうえで、コミュニケーションをとる方法を考えます。「手話」が注目されがちですが、身振り、筆談、口話、空書、指文字など様々な方法があり、複数の方法をとりながらコミュニケーションを図っていることを教えていただきました。

手話サークルの皆様は、口元が見えるマスクを着けていらっしゃいましたが、口の動きも重要であることを説明していただきました。

その後は、簡単なあいさつや文を手話で伝える方法を学びました。手話は、身近なゼスチャーにつながる動きも多く、子供たちも楽しみながら手話を学んでいました。

車いす体験は、体育館を使って行いました。

車いすの構造、動かすときに気を付けるポイントなどを学びます。

例えば、下り坂のときは、安全上、後ろ向きになって動かすことなどを教えていただきました。

その後は、2人組になって車いすに乗る人と押す人の役割を体験します。

たまたま参観していた学級の児童数が奇数だったので、「校長先生もやってみますか?」と声がかかりました。

「4年生で押すことができるかな・・・。」と一抹の不安がありましたが、せっかくなので、チャレンジです。

校長の心配をよそに、滑らかに車いすが動き出します。

校長「重くない?」

4年生の押し手の児童「はい。大丈夫です。」

車いすの性能に感心していたのですが・・・。

コースの途中にマットを置き、段差に乗る障害が設置されていました。

車いすを後ろに倒して、段差を乗り越えるのですが、押し手の4年生が倒そうとしても、なかなか後方に倒れません。

結局、周りの大人が助けることに・・・。

段差が何か所かあったのですが、全て手助けが必要な状況になってしまいました(涙)

3学期早々に「今年こそ、ダイエット宣言」したものの、例年どおり三日坊主になっているわけですが、あっという間に、「ダイエット宣言」を思い返すことになってしまいました。

老後に車いす生活になったときに、誰も私のことを押してくれないかもしれない・・・という暗い未来が頭をよぎります。

4年生は、多様な人が社会に参加する上での障壁をなくすことで、誰もが生活しやすい社会をつくることを意識して、これからも行動してほしいと思います。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜5年生交流編〜

1/18の記事で、山都・潤徳小と簡単に交流できる仕組みを構築したと記載しました。

この専用交流サイトを使い、本格的に交流を開始します。

今朝は、両校の5年生同士で交流を行いました。

昨年、連合音楽会の前に両校の6年生同士が交流した時は、校長の端末を介してオンラインで結ぶことしかできなかったため、私が端末を持ちながら各学級を回るという、アナログ的な手法を行っていましたが、今回は、専用交流サイトを使い、山都・潤徳小の高学年の教室と本校の5年生の各学級を円滑につなげることができました。

児童が登校した時からモニターに映像を流しておいたところ、子供たちが映像を送っている端末のところに集まってきます。

正式交流の前に自然交流が始まっている感じです。

チャイムが鳴った後、正式交流開始です。

今回は、山都・潤徳小の5年生の子たちが、スライドを使って、山都町と、山都・潤徳小の紹介をしてくれました。

山都町の概要や名所である通潤橋や円形分水、イベントの八朔祭、伝統芸能の清和文楽などの説明がありました。一昨日の教職員交流の際に「お勧めスポット」として挙げられた「幣立神宮」の紹介もありました。(山都町に関心のある方は、こちらをどうぞ)

続いて、山都・潤徳小の紹介がありました。

全校児童数は26名で複式学級、標高が500m近いところにあることを聞いて、本校の子供たちも、あらためて驚いていました。

また、東京の小学校では行くことのできない、長崎修学旅行の話など、行事の違いにとても興味をもっていたようでした。

発表を受け、質問タイムです。

日野・潤徳小5-1代表児童「山都・潤徳小の先生の人数は何人ですか?」

山都・潤徳小5年生代表児童A「12人です。」

日野・潤徳小5年生たち「おぉ~」(「少ないなぁ・・・」というリアクションです。)

すると、山都・潤徳小側から「日野・潤徳小の先生は何人ですか?」と逆質問が来て子供たちは大慌て。協議のうえ・・・

日野・潤徳小5-1代表児童「30人くらいです。」

すると、「もっと多いよ~!」と多くの子からツッコミが入ります。

本校は、正規教員以外にもたくさんの教職員がいるので、5年生からすると、どこまでが先生の範囲なのかバラバラな認識なのです。規模の大きな本校らしいリアクションです。

日野・潤徳小5-2代表児童「山都・潤徳小で一番おいしい給食は何ですか?」

山都・潤徳小5年生代表児童B「カレーです。」

日本全国、カレーのおいしさは共通のようです。

日野・潤徳小5-3代表児童「児童数が少ないようですが、運動会とか学習発表会とかはどうやっているんですか?」

この質問には、山都・潤徳小の5年生もちょっと戸惑ったようです。

山都・潤徳小5年生代表児童C「運動会のかけっこは、すぐに終わってしまいます。学習発表会も午前中に終わります。」

確かに、山都・潤徳小は5人以下の学年もあるので、かけっこはすぐに終わりそうです。 

山都・潤徳小からも質問があります。

山都・潤徳小5年生代表児童D「芸能人に会ったことはありますか?」

笑いが起きます。

本校児童も何人か手を挙げ、代表1名が回答したのですが、ちょっとマイナーな感じで・・・。

東京の小学校というと、芸能人がうろうろしているイメージなのでしょうか?

 最後は、全員で手を振り合ってお別れです。

15分ほどの交流でしたが、山都・潤徳小の5年生がしっかりと発表を行ってくれて、大変意義のある交流になりました。

来週以降も、学年ごとの交流が続きます。

両校の児童、教職員の輪が広がればうれしく思います。【校長】

(山都・潤徳小側から見た交流の様子は、こちらから)

6年生家庭科 冬休みの課題

6年生の家庭科では、2学期に「まかせてね 今日の食事」の学習で献立を立てました。

献立を立てるためには、栄養バランスや好み、予算…などを考えなければいけません。

そこで、2学期に立てた献立を、実際に調理する課題を冬休みに出しました。(2学期の授業の様子はこちら

 

 

 

自分で工夫して、調理の経過をスライドにまとめている子どもたちもいました。

意欲的に取り組んでいた様子をみると、とても嬉しい気持ちになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

完成写真を見ると、栄養バランスや彩り、盛り付け方が一目瞭然です。

子どもたちのがんばりが伝わります。

 

 

 

振り返りでは、

「思ったより時間がかかってしまった」

「お母さんの大変さがわかった」

「楽しかった」「つかれた」

など様々でしたが、実際に調理したからこその微笑ましいエピソードばかりでした。

 

保護者の皆様のお力添えがなければ、

このような、学びの深い課題に取り組むことはできませんでした。

 

この場をお借りして感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

第7回たて割り班活動

今朝は、たて割り班で遊ぶ日です。

室内遊びの班と、校庭遊びの班が半分ずつに分かれ、活動を行いました。

室内では、新たな「スピードじゃんけん」に取り組んでいる班がありました。

誰かとじゃんけんをして、5回勝ったら座ります。

教室中、じゃんけんの声でにぎやかになりました。

こちらも新しい遊び、「紙タワーゲーム」です。

班を3つのグループに分け、配られた紙を使って、一番高い作品を作ったところが勝ちです。

グループのチームワークが問われます。

寒い中ですが、外遊びの班もいっぱい体を動かして、楽しく遊びました。

異年齢での活動では、振り返りが大事です。

今回のたて割り班活動で、6年生が中心となって計画を立てるのは最後になります。

6年生への感謝の気持ちを発表したり、6年生から一言ずつメッセージを送ったりする班もありました。

次回から、5年生が計画を立て、運営していくことになります。

最高学年の引継ぎが進みつつあります。【校長】

東西潤徳小学校コラボレーション〜教職員交流編2〜

日進月歩で進歩する学校でのICT環境。

教員もその流れに乗り遅れないよう、本校では、月1回程度、ICTに関するOJT研修を実施しています。

毎回、本校の教員が講師になり、日頃の実践やワンポイントテクニックの紹介を行っているのですが、今日は、校長の私が立候補して、OJT研修の講師を行いました。

今回の研修の内容は、昨年から始まっている、山都町立潤徳小学校との交流を簡単に行う方法の紹介です。

実は、両校は、児童の使う端末も違えば、インストールされている授業支援ソフトなども違います。交流しようとしても、前提となる環境の違いが障害となっているのです。

そこで、ここ数か月をかけて、その障害をできるだけ少なくし、簡単に交流できるプラットフォーム作りを進めてきました。

そこで、今日の研修で、両校が簡単に交流できる方法について説明をしました。

まずは、短時間でオンラインでつながる手順を説明しました。

これまでは、接続するまでに何分もかかっていましたが、プラットフォーム内のアイコンをクリックするだけでつながれるようにしました。

すぐに、山都・潤徳小の職員室が映ります。

本校の教員も興味を示します。

私から、定番の錦鯉ネタ、「山都町立潤徳小学校の先生方、こ・ん・に・ち・は〜!」と呼びかけます。

「こ・ん・に・ち・は〜!」とアクション付きで返してくれる、素直な山都・潤徳小の先生方。

こうして、久々に教職員同士でつながることができたので、前回(R4.12.14)、不完全燃焼だった交流の続きを行いました。(前回の交流の様子はこちら

前回、謎のままだった、「熊本お勧めグルメ」の紹介をしていただきました。

何と、手描きのイラスト付きでグルメ紹介をしていただきました。

紹介していただいたグルメは4つ。

「馬刺し」、「からし蓮根」、「太平燕(タイピーエン)→詳しくはこちら」、「だご汁→詳しくはこちら」です。

特に、「太平燕」と「だご汁」は、あまりなじみがなかったのですが、「給食で出たことあるよね・・・。」などとひそひそ話をする教員もいました。(実際に出ています!詳しくはこちら

せっかくなので、「熊本お勧めのスポット」も質問しました。

回答は、知る人ぞ知る、日本最古の神社とも言われる、山都町のパワースポット、「幣立神宮→詳しくはこちら」でした。

意外な回答に、思わずググる、本校の教員も(笑)

最後は、山都・潤徳小の池部校長先生から、両校の交流に対する熱い思いを語っていただいて、2回目の教職員交流は終了しました。

1000km近く離れている両校ですが、交流を行うたびに心理的距離は近付いていきます。

Google Meetを使って簡単に交流でき、データのやりとりも簡易にできるプラットフォームを開発したことで、両校の交流は、今後、一層加速しそうです。

これからの展開にご注目ください。【校長】

(山都・潤徳小側から見た、今回の交流の様子は、山都・潤徳小HPから)

【研究授業】ムーブノートのよさを生かしたかけ算の授業


 潤徳小学校では、「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~をテーマに授業改善を進めています。1月18日に2年生の算数科の授業を行いました。単元名は、「かけ算(2)九九をつくろう」です。

本時の授業は、上の図で表されたチョコレートの数を、乗法九九を総合的に活用し求め方を説明することを通して、九九の理解をさらに深めるようにすることを目標にしています。

 

デジタルとアナログの使い分け(1)

 始めに、本時の課題を把握します。チョコレートの図を児童に見せます。右端から少しずつ見せていくと、途中欠けている部分があることに気付きます。欠けた部分にも着目しながら、今まで学習したことを使って、工夫してチョコレートの数を求めるという課題を掴みます。課題掲示は具体物にしたことで、児童の関心が高まりました。

 

 

ムーブノートのよさ

 ムーブノートに送られた図を囲み、どのようにして求めたのか式を書き込みました。図を囲みながら立式するという学びは、「同じ数ずつ」のものが「いくつ分」あるのかというかけ算の意味理解を確実にするため、単元の始めからムーブノートを使って継続して行ってきました。本時でも、スムーズに同じ数ずつ図を囲み、立式をすることができていました。Chromebookの継続的な学習への活用が、学習理解に役立っていたことが感じられました

 

 ムーブノートを使うと、書き直しが容易です。また、いくつもカードのコピーを作ることができるので、複数の考えを思いついた児童の「もっとやってみたい」という意慾喚起にも繋がります。本時のように、図を活用する、何度も修正しながら吟味する、多様な考えを出してみる等の課題には、ムーブノートの活用が有効的であることが分かりました。

 

デジタルとアナログの使い分け(2)

 本校での研究の課題として、どのような場面でChromebookを使い、どのような場面でアナログな教材を使うのか、再考する必要がありました。そこで、本校の今年度最後の研究授業である本時の学習では、多様な考えをすぐに見るためにはムーブノートを使う(デジタル)、応用問題で児童が参照したいような考えは板書に残す(アナログ)という形での授業をしました。

 

児童が考えを発表する際は、ムーブノートの広場に投稿されたカードをモニターにうつします。

児童も、手元のChromebookで考えを見ることができます。

 

 黒板には、発表の中で出てきた考えを掲示しました。子供たちが付けたそれぞれの考えの「作戦名」も書いてあります。

 自分はこの考えでやってみようかな、と黒板の図を見ながら、応用問題に取り組むことができました。

 

 おわりに

 今日の授業で今年度の研究授業は最後です。本校では、2年間にわたり、Chromebookの効果的な活用法の研究をしてまいりました。授業でのChromebook活用が進み、どういった場面で、どのような教材で活用すると効果的なのか、教員として学びを深めることができました。子供たちのICTスキルも、ぐんと上がったことを感じています。今後も、子供たちの豊かな学びの実現のために、研究を深めてまいります。

心と体はつながっている?

先週から今週にかけて、今年度最後の身体計測が行われています。

今日は、3年生の計測の日です。

計測の前に養護教諭から保健指導がありました。

今日のテーマは、「心を落ち着けるにはどうすればいいか」ということです。

養護教諭「心と体ってつながってると思う?」

首をひねる子供たち。

でも、緊張した時におなかが痛くなったり、悲しい時に涙が出てきたりするという説明を受け、納得の表情です。

「カッとした時に思わず手が出てしまう」という体の反応が出てしまうこともあります。

このような反応は、相手に迷惑をかけてしまいます。

そのため、自分の気持ちをコントロールしていくことが大事です。

いわゆる「アンガーマネジメント」について学びます。

自分のことを振り返って、カッとなったときにはどうしていたか考える子供たちです。

そういう時の対処方法の説明を受けます。

「深呼吸する」

「その場から離れる」

「自分で励ます」

実際に、保健室で起きた実例などを紹介しながら、具体的に気持ちを落ち着ける方法を学びました。

 

そして、今年度最後の測定です。

心身とも著しく成長する3年生。1年間で、どのくらい成長したでしょうか。

 

3年生は「ギャングエイジ」で、友達と一緒に活動することが多くなる時期です。関わる機会が多くなるということは、トラブルになる可能性も増えるということになります。

今日、学んだことを生かし、自分の心をコントロールして、上手に友達関係を築いてほしいと思います。【校長】

点字でコミュニケーション!

今日は、市の中央図書館の2名の職員の方においでいただき、4年生を対象とした「点字学習」が行われました。

2名のうち、1名の方は全盲でお仕事をされているとのことで、白杖の使い方や点字ブロックで歩く時の様子など、分かりやすく説明していただきました。

最近は、「音がなくなっている」ことで、やりにくさを感じるとのお話がありました。

例えば、今は、お店で並んでいても、電子決済等により店員さんと一言も話さずに買い物ができてしまうことがあります。目の不自由な方からすると、声のコミュニケーションがなくなっていることで、前に並んでいる方が買い物が終わっているのか分からなくなることがあるとのことです。

確かに、便利さの裏側で、「声を出す」ことが少なくなり、このことで不便を感じられる方がいらっしゃることに気付きました。

続いて、点字について説明をいただきました。

紙、点字用の定規、点筆を使って、素早く点字を打っていく様子を見せていただきました。

写真ではちょっと分かりにくいですが、「じゅんとくしょうがっこう4ねん4くみ」と書いてくださっています。

点字には細かい約束が決まっています。その約束を守っていけば、4年生でも点字を打つことができます。

4年生も定規と点筆を貸していただいて、自分の名前や簡単な自己紹介、質問などを点字で打っていきます。

でき上がると、前に持っていって、実際に点字でコミュニケーションです。

「好きな食べ物は何ですか?」

「私はアーティストになりたいです。」

など、点字を使ってたくさんの交流ができました。

子供たちから、「一番困っていることは何ですか?」との質問が出ました。

「目が見えないから何もできないと思われるのが一番困ります。」との答えでした。

今日、点字を使って、意思の疎通が図れたことは、子供たちにとって、学びの大きい時間になったことと思います。

4年生は、昨日は、「あすチャレ!ジュニアアカデミー」で、パラアスリートの方にお話を伺いました。

今後、車いす体験を行う予定もあります。

共生社会ということに視野を広げてほしいと思います。【校長】

 

P.S. 今日の午前中、市役所に出張に出かけたのですが、その際に、ある出来事が・・・。(詳しくは、山都・潤徳小ホームページにて)

全校朝会

本日(1月17日)の朝、オンラインで全校朝会を開催いたしました。

 

まずは、皆で朝のご挨拶をいたしました。

 

 

次に、校長先生からのお話です。

 

 冒頭、童謡「一年生になったら」の動画を視聴しました。

 

来年度より学級編成の基本方針を変更することについて、子供たちに資料等を用いて説明しました。

この件の詳細は、本日の9時にC4th Home&Schoolで保護者の皆様にお便りを配信いたしました。

 

最後は、生活指導主任の先生からの1月の生活目標についてのお話です。

1月の生活目標は、「自分から元気に挨拶をしよう」と「持ち物に、名前が書いてあるか確かめよう。」の2つとなります。

 

今月も、「笑顔招福」な毎日を過ごすことができるように、校長先生との3つの約束(何でも一生懸命頑張ること、自分も周りの人も大切にすること、他の人の話を真剣に聞くこと)を守って生活しましょう。

 

人生初授業!

昨年の11/28から、本校で1年間にわたる特別教育実習をスタートした東京教師養成塾生。(詳しくは、こちら

年が明けて、今日は、現在担当している2年生の学級で国語の授業を行いました。

人生で初めての授業です。

内容は「カンジーはかせの大はつめい」です。
漢字を部分に分け、漢字クイズを解いたり、作ったりする授業です。

自作の「2つの漢字を合体させる機械」の上から「門」と「日」を入れると・・・

「間」になって下から出てくるというものです。

ルールが分かったところで、実際に2つの漢字を1つにしてみます。

「田」と「力」で「男」、「石」と「山」で「岩」となります。

今度は、自分で問題を作ってみます。

本校でも端末の利用を積極的に進めている2年生。

まだ、端末を使い始めてから1年も経っていないのですが、空欄には「テキストボックス」を使って、手書きではなく、ワープロで文字変換して入力している子も何人かいました。

特に指示しているわけではないのですが、自在に使いこなしている子供たちの技量にびっくりです。

互いに作った問題を閲覧し、コメントを送付して、交流をしていました。

自分自身の教育実習の時は、まずは、チョークを使って板書し、自作の教材で子供たちの興味をひくということを考えていましたが、今日の授業では一切チョークを使わないなど、昔とは状況が一変しています。

特に本校では、児童の端末を積極的に活用することをスタンダードにしていますので、人生初の授業からICT機器を活用するように指導しています。

とは言っても、緊張するのは誰でも同じ。

授業が終わってホッとする塾生の姿が印象的でした。

これから、授業する教科、回数が増えていきます。

しっかりと基礎・基本を学んでほしいと思います。【校長】

中学校に向けて・・・わくわく!

本校での登校日数が50日を切った6年生。

進学する中学校への期待や不安が高まる時期です。

今日は、6校時に三沢中学校の生徒会の4名の生徒と担当の先生2名が来校し、体育館にて「小中交流会」が開催されました。

 

4名の生徒のうち、3名は潤徳小学校の卒業生です。

会の最初は「私のこと、覚えてますか~?」というフレンドリーな呼びかけからスタートです。

 

6年生の子供たちにとって不安なことは、小学校と比べて、中学校では生活がどのように変わるかということでしょう。

授業時間が50分になること、中休みはないこと、教科担任制になることなどをスライドを使って分かりやすく説明してもらいました。

 

給食の紹介もありました。

揚げパン、おでん、ミートソース、カツカレーなど、子供たちの好きそうな給食の写真が紹介されます。

食べ物の効果は絶大。子供たちの目が輝きます。

確かに、とてもおいしそうです。

 

行事の紹介もありました。

司会「奈良・京都の修学旅行では、恋バナもできますよ!」

まさに、青春!という感じです。

 

途中、クイズも織り交ぜながら、中学校生活への関心を高めていて、生徒会のみなさんの説明の工夫が見られました。

 

そして、子供たちの関心が高い、部活動の紹介です。

運動部の紹介では、高度な実技を披露する部もあって、子供たちから歓声が上がりました。

 

文化部の紹介でも演奏や作品の紹介などがあり、とても楽しそうです。

多くの部活で強調されていたのが、先輩、後輩関係なく、仲良く活動しているということでした。

「先輩の言うことは絶対!」という風潮はずいぶん少なくなっているようです。

 

配布してもらった資料と映像を真剣に見ている子供たち。

自分の中学校生活をイメージしているのでしょう。

6年生の3学期は、小学校を離れたくないという思いと、中学校生活への憧れが入り混じる独特な時期です。

様々なことを考え、自分の成長につなげてほしいものです。

 

三沢中学校の生徒会のみなさんも、大変分かりやすく、子供たちの興味を引く説明をしてくれました。

「あのような中学生になりたい」というモデルを示してくれたように感じます。

本校の6年生の何人かも、きっと、2年後くらいに生徒会の説明者として戻ってきてくれることでしょう。

期待したいものです。【校長】

席書会(中学年編)

本日(1月13日)の午前中、3・4年生が体育館で席書会を行いました。

 

<3年生>

1・2校時は、3年生です。 

毛筆による書写の学習は、3年生から始まります。

もちろん、体育館での席書会も初めての3年生。

心もち緊張した面持ちで取り組んでいるように感じました。

 

 

今年度、初めて毛筆に触れた児童も多かったことと思います。

そのような中、子供たちは、「始筆、送筆、終筆」などの書き方に気を付けて、毛筆で「お正月」を書くことができました。

 

<4年生>

3・4校時は、4年生です。

4年生のお手本の文字は「元気な子」となっています。

 

本校の中学年が、毛筆の学習でお世話になっている講師の土方囂々先生から「特に、『気』の文字の形を整えることが難しい。」とお話をいただきました。「気」の4画目の「そり」は、「折れ」や「曲がり」のように、穂先の位置を移動させる必要があります。子供たちのみならず、毛筆に慣れていない大人でさえも難しい高度な技が必要とされます。また、「気」の5画目の始筆の位置も、概形を整える上で重要となるようです。

 

子供たちは、常日頃から土方囂々先生からご指導いただいている注意点を一つ一つ確認するように、慎重に取り組みました。

席書会(高学年編)

年末年始は、日本の伝統文化に触れる機会が多くあります。

書き初めもその一つでしょう。

本校では、今日が高学年、明日が中学年が体育館に一堂に会し、学年全体で書き初めに取り組む「席書会」を行います。

<6年生>

3・4校時、6年生が体育館に集まりました。

「小学校最後の席書会」です!

とは言っても、6年生は、3年生のときから経験していますから、もう4回目。

慣れた手つきで準備をしていきます。

 

6年生のお手本の文字は「夢の実現」です。

特に1文字目の「夢」は、画数が多く、バランスをとるのも難しいため、多くの子が苦労しています。

 

近くにいた子に聞いてみました。

校長「小学校最後の席書会、意気込みは?」

6年生A「寒い・・・」

体育館用のストーブをつけましたが、開始時の室温は13℃。

「夢の実現」より、「冬の現実」の方が勝っているようです。。。

 

<5年生>

5・6校時は、5年生です。

最初に体育館の前方に集まって、心構えなどについて話を聞きます。

 

担任「それでは、校長先生からも一言をいただきます。」

突然の”振り”でしたが、「文字は心を表します。」などと話します。

 

5年生のお手本の文字は「希望の朝」です。

「希」も「望」も斜めになっている画があるので、形がとりにくいようです。

 

5年生にも聞いてみました。

校長「5年生の席書会、どう?」

5年生A「難しい・・・」

5年生B「つらい・・・」

忍耐も学んでいるようです。。。【校長】

ダイエット、しなきゃ・・・

今日から、本格的に授業が始まり、「学校の日常」が戻ってきました。

学校を回っていると、体育着を着ているわけではないのに、校庭に出ていく5年生たちを見かけました。

たぶん、何かがあるに違いありません。ついていってみました。

5年生たちは鉄棒の前に集まり、担任の話を聞いています。

 

担任が、鉄棒に何か引っ掛けています。

聞いてみると、「電磁石」で、乾電池1個ながら、強力な磁力が発生し、「ある程度の重さ」までは耐えることができるということでした。

「ある程度の重さ」というのが気になります。

5年生になると、かなり体格差が出てきます。

いろいろな子がぶら下がってみて、実験してみることになりました。

 

すると、何と、余裕でぶら下がることができます。すごい!

 

他の子がやってみても大丈夫です。

 

ランドセルを背負ったままでも大丈夫。「ある程度の重さ」というのは、相当な重さを指すようです。

担任「試してみたい子はいるかな〜?手を挙げてね。」

高学年になると、全員が希望するわけではありません。

「ある程度の重さ」を超えていたらどうしよう・・・という心理が働いてしまっているのでしょう。

しかし、何人かはトライ。どの子もぶら下がって、ちょっと楽しそうです。

少し、うらやましくなってきました。

校長も、おずおずと手を挙げてみます。

担任「校長先生も、実験、やってみるって!」

5年生たち「おぉ〜!」

校長「絶対、実験、成功させるぞ〜!」

5年生たち「イェ〜!!」

意味なく、場を盛り上げる校長。一抹の不安が心をよぎります。

 

意を決して、全体重をかけてみます・・・

「カシャン」

無情にも、磁石の外れる音が聞こえます。

担任「磁石が外れても、落下しないようにストッパーが付いているんだよ。」

というわけで、磁石が外れても安全なわけですが、多くの子たちの前で「ある程度の重さ」を超えていることを証明してしまった校長。

ちょっと・・・いえ、・・・かなり恥ずかしく、「穴があったら入りたい」心境になりました。

理科の実験とすれば「電磁石は、ある程度の重さまで耐えられる」ことを実証したことになるのですが…。ちょっと複雑な気持ちになりました。

 

教室に戻り、さらに電磁石の話を聞いている子供たちを見ながら、「今年こそ、ダイエット!!」との気持ちを固めた校長。「一年の計は元旦にあり」です!

 

校長室に戻ると、今日が3学期の給食開始日ということで、検食が置かれていました。

今日の給食は「七草スープ茶漬け」や「紅白フルーツ白玉」などの正月にちなんだ献立です。(詳しくは、こちら

あまりのおいしさに、先ほどの決意が薄れ、すぐに完食した校長。

「今日は、縁起物だし仕方ないな・・・。」と心で言い訳してしまい、今年も「三日坊主」になりそうな予感がします。(苦笑)【校長】

3学期が始まりました!

新年、あけましておめでとうございます。

今年は、本校の開校150周年となる特別な年を迎えました。

本校の歴史に残る素晴らしい年にしたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

さて、ちょっと長めの冬休み明け、子供たちのスタートの様子を少しご紹介します。

今学期のめあてを立てている5年生たちです。

委員会やクラブ活動について書いている子が多く見られます。

だんだんと6年生から引き継ぎを受け始めている5年生。

最高学年が近付いた自覚が高まってきているのでしょう。

こちらは6年生。

係活動のメンバーを決めているところです。

毎学期行ってきた恒例の話し合いですが、いよいよ小学校最後の係活動となりました。

特に3学期は「小学校最後の○○」がついて回ります。

6年生の登校日は残り52日。1日1日、いや、1秒1秒を大切にしてほしいものです。

書き初めに取り組む2年生です。

これまでの練習の成果を生かし、お手本を見ながら、しっかりとした字形で書いています。

3年生からは、書き初めは毛筆になりますから、早くも「小学校最後の硬筆の書き初め」となります。

1画1画、気持ちを集中して臨んでほしいものです。

1年生は、校庭で、合同体育として、学年全体で「バナナおに」をして遊びました。

最初に、全員で集まって説明を聞きましたが、せっかく集まったこともあり、「各クラスのよいところ」を手を挙げて発表していました。

1年生A「うちのクラスは、あいさつを大きな声で言えます。」

1年生B「うちのクラスは、先生の話を前を向いて聞くことができます。」

1年生C「うちのクラスは、足の速い子がたくさんいます。」

なるほど・・・1年生の成長ぶりが伝わってきます。

1年生D「うちのクラスは・・・先生が優しいです。」

言われた担任は、「笑顔招福」状態です。

 

かわいい1年生に、私も声をかけてみました。

校長「今年もよろしくね。」

1年生E「校長先生、よいお年を。」

早くも年の瀬を迎えた気分です(笑)【校長】

令和4年度3学期始業式

本日(1月10日)の朝、3学期始業式をオンラインで挙行いたしました。

 

 <開式>

 

<4年生による児童代表のことば>

 

 

<学校長の話>

 

今年度も残りわずかとなりました。1年を1とすると、残りは4分の1ほどの日数しかありません。

来年度に向けて、しっかりと準備をしていきましょう。 

  

<校歌斉唱>

 

 

<閉式>

 

 

<転入生の紹介>

3学期から本校で一緒に学ぶことになった友達です。

一人ずつ自己紹介をしていただきました。

  

3学期も「笑顔招福」な毎日を送ることができるように願っています。

もういくつ寝ると・・・

今日は、2学期の最後の登校日。

終業式の様子は、前の記事でお伝えしていますので、それ以外の子供たちの活動についてお知らせします。

1時間目から年末の大掃除に取り組む3年生。流しのところで「冷た〜い」と絶叫する声が聞こえます。

1年生も全員総掛かりで教室をきれいにします。

6年生には、総合的な学習の時間で調べてきた「自分をみつめて」の最終プレゼンを行っている学級がありました。自分の将来就きたい職業についてスライドにまとめ、発表しました。

教師、警察官、医者、キャラクターデザイナー・・・、真剣に自分の将来を考えている子が多くて、聞き応えがありました。

最終日、お楽しみ会の時間を設定して遊ぶ学級もあります。寒さに負けず「増えおに」で遊ぶ5年生です。

6年生も「どろけい」で元気いっぱいに遊びます。

1年生は、学年でドッジボールです。

室内で「王様じゃんけん」で遊ぶ2年生。

昔遊びに興じる4年生の学級もありました。

冬休みには、Chromebookを持ち帰ります。充電コードの配布を受ける3年生たち。約束を守って、有意義に活用してほしいと思います。

2年生には、山都・潤徳小の池部校長先生直伝の錦鯉ネタ「こ・ん・に・ち・は〜」にハマって、私とあいさつすることが定番になっている学級があります。今日は、今学期最後の「こ・ん・に・ち・は〜」でお別れです。

下校時、昇降口に出ると、たくさんの子供たちが私のところに寄ってきて、「よいお年を!」、「ありがとうございました!」、「また3学期ね!」などとあいさつをしていってくれました。

何とかわいい本校の子供たち。

 

あと9回寝るとお正月、18回寝ると3学期の始業式です。

終業式で子供たちには、「笑顔招福」の冬休みを過ごすように伝えました。

今年の漢字は「戦」ということで暗い話題が多く感じましたが、来年は「笑」が選ばれるような年になってほしいものです。

児童のみなさん、保護者・地域の皆様、本校ホームページをご覧の皆様、よい年をお迎えください。【校長】

 

(東西潤徳小学校恒例の両校長の「定期オンライン連絡」によると、山都・潤徳小は、雪の影響の可能性を考え、昨日のうちに終業式を済ませておいたとのことです。実際に、今日はスクールバスが動かず、臨時休校になったようです。「クリスマス寒波」の影響を受けている地域は多いのでしょう。本校が予定どおり終業式を行うことができたのは全国的に見れば幸運なことなのかもしれないですね。→詳しくは、山都・潤徳小HPにて)

令和4年度2学期終業式

本日(12月23日)の朝、2学期終業式をオンラインで挙行いたしました。

 

<表彰の様子>

 

式に先立ち、表彰を行いました。

絵画で優秀な成績を収めた児童を顕彰しました。

 

<開式のことば>

 

<2年生による児童代表のことば>

 

教室で視聴している児童にとって、来年への希望や意欲につながる話となりました。

代表として選出された3名の児童は、全教室への動画配信ということで緊張したことと思いますが、その務めを立派に果たすことができました。 大変よくがんばりました。

 

<学校長の話>

 

校長からは、2学期における各学年の取組 について紹介がありました。

日常の学習風景や行事の様子が分かる写真を画面共有することで、視聴している児童にとっては他学年の様子を知る機会となりました。特に、下学年の児童は、5年生のもち米づくりや6年生の連合音楽会での活躍を知ることにより、上学年へのあこがれや尊敬の気持ちをもったことと思います。

そして、一人一人が「笑顔招福」な2学期となったのか振り返りました。

 

<校歌斉唱>

 

 

<閉式のことば>

 

 

<冬休み中の生活について>

 

 

終業式の後には、生活指導部の先生から冬休みの生活について話がありました。

この話を基に、各学級では、発達段階や学級の実態に応じて生活指導を行いました。

 

<情報モラルに関わる指導について>

 

 冬休み中の一人1台端末(クロームブック)の取り扱いについて、情報主任の先生から話がありました。

クロームブックの約束を全校児童で確認を行いました。

 

 一人一人の児童が、冬休みの意義を十分に理解し、心身共に健康で安全な生活を送ってほしいと思います。そして、希望と意欲をもって3学期の始業式を迎えられるようにと願っています。

 

ひと足早く、Merry Christmas!

2学期に登校するのは明日まで。

今年は、クリスマスの前に終業式を迎えることになります。

学校では、朝の児童集会からクリスマスモードになっています。

 

本校では、学期末に1・2年生を対象に、英語に堪能なリソースルームティーチャー(RRT)と担任等の協力による「英語に親しむ活動」を行っています。

今日は、1年生の活動の日です。1学期末以来、久し振りということになります。

1年生は、抜群の記憶力があります。

1学期末に教えてもらった、ハローソング、あいさつ(I'm fine! など)、数(one~ten)は簡単にクリアしていきます。

今回は、色を表す英語について学びます。

12色が示されました。中には「紫(purple)」など、ちょっと難しいものもあります。

さらに、絵本に出てくる動物などと組み合わせます。例えば「red bird」などです。

かなり難しいのですが、子供たちも頑張って発音しています。

最後は、RRTがクリスマスにちなんだ話をします。

衣装までサンタになりきっているRRT、クリスマスカードや欧米でのクリスマスの過ごし方など、文化にかかわる話も分かりやすくしていました。

1年生は、折り紙のクリスマスリース作りもしています。

2学期頑張った子のところには、きっとサンタさんが来てくれることでしょう。【校長】

児童集会「先生誰でしょうクイズ~クリスマスバージョン~」開催

本日(12月22日)の朝、オンラインで児童集会を行いました。

児童集会の内容は、「先生誰でしょうクイズ」です。

冒頭からクリスマスソングが流れ、全校児童の期待が高まります♪

 

ヒントとなる言葉が書かれた画用紙を提示する集会委員会のメンバー。

これは、教職員にインタービューをして、準備をしたものです。

画面越しでも、ヒントとなる言葉がはっきり目立つように、大きく、太く書きました。

低学年の子どもたちが読めるように、ふりがなも忘れません。

一つ一つに配慮が行き届いています。

  

動画を視聴する子供たちは、教室で大はしゃぎです。「〇〇先生かな?」「いや、〇〇先生じゃない?」

 

視聴する子供たちの答えが確定したころ、サンタクロースに扮したクイズの答えとなる教職員が登場します。

自分が予想した答えが正しいかどうかに加えて、教職員の服装とユニークな登場の仕方に教室は大盛り上がり。

集会委員会の児童が、「コロナ禍でも全校児童が安心・安全に楽しめるように」と工夫して開催する児童集会。

集会委員会の児童から出演の依頼があった教職員も、児童が楽しめるように趣向を凝らした演出を心掛けました。

みんなの力が一つとなり、本日の児童集会も大成功です。

 

集会委員会の皆さんのおかげで、全校児童が「笑顔招福」な一日のスタートを切ることができました。

本当にありがとう!!

がんについて理解を深めよう

我が国では、一生のうち2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡すると言われています。

がんは珍しい病気ではなく、誰もが罹患する可能性があることから、子供のうちからがんについて理解を深めることが重要です。

そのために「がん教育」が推進されています。

本校では、本日、東京都立多摩総合医療センターの皆様のご協力をいただき、6年生を対象にした、がんの講話をしていただきました。

お話をいただく講師の方は、現場に立たれている看護師の方です。ご自身のお子さんが6年生とのことで、子供たちにも身近に感じられたことと思います。

豊富なデータを基に話が進められます。

・日本人が罹患するがんの種類の第1位は大腸がん、第2位は肺がん、第3位は胃がんである。

・部位別がん死亡数の第1位は男性が肺がん、女性が大腸がんである。特に男性は、喫煙者の発がん率が非喫煙者の約5倍である。

・がんは、全ての臓器で発生する。がん細胞は10~20年かけて成長するが、倍々で増えていくので、腫瘍が大きくなると、短期間で一気に増殖する。

・「5年生存率」は、初期の「Ⅰ期」だと92.8%であるが、進行した「Ⅳ期」になると13.5%に低下してしまう。

・早期発見のためには、がん検診が有効であるが、ほとんどの部位のがんの検診率が5割に満たない状況である。

がん患者の方は、吐き気や体の痛みで辛いことに加え、将来の不安や治療費の心配など心の辛さもあることに触れ、チームで患者さんの心や体の辛さを和らげるように努めていると、現場の看護師の方ならではのお話もいただくことができました。

まとめると、がん予防には、次のことが大事とのことです。

「がんは、早く見付かれば治りやすい。早く見付けるには、定期的に検診を受けることが大切」

「禁煙、節酒、バランスの良い食事、適度な運動、適正体重を維持すること」

(これらの全てに気を付けると、男性で43%、女性で37%、リスクが低下するとのことです!)

「感染検査やがん検診を受けること」

講師の先生のお話の後、近くの児童同士で、振り返りを行い、全体に発表をしました。

担任「今日のお話を伺って、自分たちにできることはどのようなことがありますか。」

6年生A「だらだらと生活せず、運動にも取り組もうと思いました。」

6年生B「運動に加え、栄養素をしっかりとる必要があると思いました。」

6年生C「習い事のコーチに、たばこをやめるように言おうと思いました。」

 

講師の先生は、子供たちに、今日学んだことをおうちの方にも伝えてほしいと訴えておられました。

家族ぐるみで、がんの予防に努めたいものです。

 

今回は、いつもとはちょっと違い、シリアスかつアカデミックな記事になりました。

それもそのはず…。

講師の先生「がんの罹患率は、男性の場合、50代から急激に上昇していきます・・・」

真剣にならざるを得ません。【校長】 

1・2年生のおもちゃランド【やっぱり、異学年交流って、いいですねぇ】

先日、2年生が1年生を招待して開催した「おもちゃランド」の様子をお伝えします。

 

2年生の生活科では、身近にある材料を利用して、友達と相談したり、自分なりに工夫したりしながら、おもちゃを作る学習をします。10月から何を作ろうか考え、材料を集め、作ったり、友達同士でアドバイスし合ったりしながら、1年生に楽しんでもらえるおもちゃを試行錯誤しながら作ってきました。

 

そして12月16日、いよいよ本番の日がやってきました。

 

筒に入ったプラスチック容器を後ろから押して、ポン!とロケットのように跳ばすおもちゃ。

「こうやって、ポン!って思い切り押してみて!」

  

パタパタうちわであおいで、紙袋の魚を走らせるおもちゃ。

「そうそう、その調子!」

 

段ボールで作ったダイナミックなコース。頑張って作ったことが伝わってきます。「やってみたい!」とたくさんの1年生が集まってきました。

  

こちらは魚釣りのグループ。

「今からタイムをはかるからね、じゅんびはいい?」

時間内に何匹とれるか、ルールを工夫したようです。1年生、たくさん取るぞと真剣なまなざし。

  

ビー玉迷路です。トンネルや、坂道や、障害物があって、楽しんで遊べるように工夫してあります。

「あともうちょっと!がんばれがんばれ」

 

1年生2クラスずつ順番に来てもらい、2時間のおもちゃランドが終了しました。

 

「あ~がんばりすぎて疲れちゃった!」

「まだやりたい!」

「緊張したけど、1年生が喜んでくれて良かった!」

「1年生の思い出になるようにって、すごく頑張った!思い出になったと思う!」

 

清々しい顔の2年生でした。

 

1年生は教室に戻った後、

「やっぱり2年生ってすごいなあ。」

と話してくれていたそうです。

 

2年の担任は
「やっぱり、異学年交流って、いいですねぇ」

と異口同音で振り返りました。普段見られないような子供たちの姿が、そこにあるからです。

 

2年生の頼もしくて、優しくて、いつもよりちょっとだけ大人びた顔つきに、こんな表情も見せるのかと、担任たちも驚きました。そして、遊んでいる最中にも、より楽しめるようにルールを工夫したり、1年生が持ち帰れる手作りのお土産を作ったりする主体的な姿に感心しました。

 

1年生の担任は、お兄さんお姉さんの話をよく聞いて順番を守って仲良く遊ぶ姿に、感心したそうです。 

 

そして、次の日、2年生の教室にはちょっとしたサプライズがありました。

 

1年生からのメッセージです。

「あ!僕のおもちゃについて書かれてる!」

「うちのおもちゃ、結構人気じゃん」

嬉しそうな顔です。

 

1年生が感謝の気持ちをもって、一生懸命書いてくれたことが伝わってきました。

この日を迎えるまで、たくさん試行錯誤してきました。喜んでもらえて、本当に良かったね、ともう一度2年生の子供たちをたくさん褒めました。

今日の学びを糧に、さらに頼もしく成長していってほしいと思います。

電気の通り道

3年生は、理科の学習で、乾電池に豆電球をつなぎ、電気を通すものと通さないものがあることや、電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があることなどを学んでいます。

今日、授業の様子を見た学級では、この性質を使った工作をしていました。

信号です。ちゃんと、「青・黃・赤」で色分けされて点灯します。

ドラゴンです。口の中が光り、火を吐くように感じられます。

動く灯台です。土台の紙の上についているアルミホイルの上を通るときだけ通電するので、灯台の明かりが点く仕掛けです。

子供たちの発想力には感心させられます。

電気の性質を理解した子供たち。ミニクリスマスイルミネーションなどに挑戦してみても面白いかもしれませんね。【校長】

子供は風の子

今朝、学区内を自転車でパトロールしていると、何人もの登校中の子供たちから、「校長先生、氷!」と話しかけられました。

それもそのはず、今朝の日野の最低気温は−1℃とのこと。(体感的には、もっと寒いくらいに感じましたが…。)

しかし、子供たちは、学校で元気に活動しています。

ちょっと、体育の様子をご紹介しましょう。

 

1年生、みんなで、うさぎのようにジャンプです!

次回のワールドカップでアルゼンチン撃破をねらう2年生、「潤徳のメッシ」こと校長(自称)と真剣勝負です!

4年生はポートボールです。シュートをナイスブロック!

6年生は、東京五輪で正式種目となった、バスケットボール(3x3)に取り組んでいました。

 

2学期も今週を残すのみですが、体調を崩して欠席している子も増えてきています。「子供は風邪の子」とならないよう、食事・睡眠・運動に気を付け、健康維持に努めてほしいと思います。【校長】

帝京大学の学生による児童観察2

11/30付けのホームページの記事で、帝京大学の学生による1回目の児童観察の様子についてお伝えしました。(その時の記事は、こちら

今日は、2回目の児童観察日です。

 

まずは、朝のうちに、時間割などを確認して、観察の予定を立てます。

 

今日は、2年生が1年生を招待して一緒に遊ぶ、生活科の「おもちゃランド」が開かれたので、自然に学生たちも集まってきます。

 

観察中ですが、遊びに誘われる学生たち。

 

「ゴムでっぽう」で、的に当てる様子を見ています。

 

学生の様子を見に行ったはずなのに、結局、我慢できず、一緒に遊んでしまう校長。

 

6年生が算数で「年代別のインターネット利用率」などのグラフを見て、自分の考えを発表し合う場面を興味深く観察しています。

 

休み時間の「なわとび週間」の様子を見る学生。「私の小学生の時もありました。」とのこと。

 

午後の授業のない学生は、子供たちと一緒に給食です。

 

給食後に「質問タイム」になる学級も…。

 

この2回の児童観察が、大学での学びにつながることを願っています。【校長】

(児童観察後、大学の担当の先生から、メールをいただきました。大学では、児童観察で学んだことを下の写真のように、グループワーク等で活用しているそうです。)

戦争体験伝承者による学校平和講話会

日野市では、今年度、「戦争体験伝承者による学校平和講話会」を各学校で実施しています。

今日の5時間目は、5・6年生を対象に本講話会が開催されました。

1945 年(昭和 20 年)3 月 10 日未明、東京の下町をたった 2 時間半で焦土と化し、10 万人もの命を奪った東京大空襲。

講話会では、被災された方の実体験を基に、伝承者の方がお話をしてくださいました。

お話の中では、かなり生々しい表現や空襲時を描いた絵の紹介などもあり、子供たちも真剣な面持ちで聞き入っていました。

お話の最後には、クイズも入れていただきました。

例えば、「焼夷弾の爆発したときの温度は?」などです。

子供たちは示された選択肢の中から手を挙げていました。

ちなみに、正解は「約800℃」だそうです。

空襲のあった2時間半の間に約32万本もの焼夷弾が落とされたそうです。

特に6年生は、現在、社会科で戦争の時代を扱っているところ。

平和について、この機会にしっかりと考えてほしいと思います。【校長】

学校インターンシップ最終日

本校では、将来、教職を目指している明星大学の2年生の3名が、今年の5月から原則として週1回、学校インターンシップの活動を行ってきました。(活動開始時の様子は、こちら

今日は、活動最終日です。約7か月間の体験を通した成長ぶりをお伝えします。

1年生のなわとびチェックを担任とともに行っています。できた子にはごほうびのシール貼りです。

5年生が使用する「百人一首」の教材準備です。印刷等を含め、教員の裏方の仕事も多く経験しました。

4年生の「分数」や「概数」のプリントの丸付け補助です。4年生にとって、「概数」はつまずきやすいところ。現役大学生として腕の見せどころです。

このように、子供たちのかかわりにもずいぶん慣れ、担任とのチームプレイもできるようになってきました。

 

本人たちに、インターンシップでの思い出を聞いてみました。

インターンシップ生A「6年生の連合音楽会の引率補助をさせていただいたときに、会場での迫力ある合唱や合奏に感動しました。」

インターンシップ生B「私の出身地の青森では、学校にプールがありませんでした。ですから、夏の時期に水泳指導の補助を行ったことが印象に残りました。」

インターンシップ生C「先日、2年生の補助に久し振りに入ったら、学年の最初の頃と雰囲気が全然違っていて、子供の成長の早さを感じました。タブレットもとても上手に使っていました。」

振り返ると、本当に多くの場面で子供たちに関わってくれました。

 

インターンシップの期間は終了ですが、これだけ児童や教職員と関わってきたわけですから、本校の「準教職員」だと考えています。

今後も、機会を見て、本校に顔を出してほしいと願っています。【校長】

たてわり集会

本日(12月15日)の朝、今年度6回目の「たてわり集会」が開催されました。

この日を迎えるにあたり、6年生は、2週間前から「班長会議」を開き、具体的な計画立案を行ってきました。

 

教室で「ハンカチ落とし」を行っている様子

 

教室で「ばくだんゲーム」を行っている様子

校庭で「増え鬼」などを行っている様子

6年生の活躍で、どの班も楽しい活動を行うことができました。

6年生の皆さん、ありがとうございました!

 

 次回のたてわり集会は、6年生が運営する最後の会で、1月に開催する予定です。この準備のために行う班長会議には、6年生と共に5年生も参加することになっています。5年生は「見習い」として、6年生が班長会議で検討を行う様子を見学します。

そして、2月のたてわり集会は、5年生が計画から運営まで全てを行うことになります。

いよいよ6年生が担ってきた役割を5年生に引き継いていく時期がやってきました。このような経験を積み重ねることを通して、少しずつ最高学年への自覚が高まってきます。5年生には、これまでの6年生が築いてきた潤徳小学校のよい伝統を引き継ぎ、さらに発展させてほしいと願っています。

東西潤徳小学校コラボレーション〜教職員交流編〜

両校の児童を通じて、オンラインでつながることは増えてきましたが、校長以外の教職員はまだ交流ができていませんでしたので、今日は、「日野市立潤徳小学校・山都町立潤徳小学校合同研修会」として、互いの職員室をつなぎました。

本校の教職員数は多く、短時間では紹介できませんので、今回は、山都・潤徳小の教職員の皆様に自己紹介を行っていただきました。

まずは、日野・潤徳小の校長の私が、両校の教職員に対してあいさつをしました。

その後は、山都・潤徳小の教職員の方々が一人ずつ画面越しに話をしてくださいました。

山都・潤徳小教職員A「私は、人吉市に住んでいます。とても静かなところです。」

山都・潤徳小教職員B「私は天草市の出身です。有名な芸能人はWANIMAです。」

山都・潤徳小教職員C「自分の子供が日野市に住んでいます。先日、モノレールの駅から、日野・潤徳小の写真を送ってくれました。」

本校の教職員も、笑ったり、歓声を上げたりして、興味をもって話を聞いていました。

全員の自己紹介が終わると、山都・潤徳小の池部校長先生が登場。

山都・潤徳小校長「それでは、質問タイム!何でもどうぞ!!」

いきなりの展開で、動揺する本校の教職員でしたが、無茶振りにすぐに対応。

日野・潤徳小教職員A「熊本に行ったときのお勧めのグルメは何ですか?」

山都・潤徳小教職員D「私がお答えしま〜す!熊本のお勧めは・・・」

ここで、何と、回線がブチッと切断…。

「オンラインあるある」になってしまいました。

 

中途半端な形になってしまったものの、終了後、本校の教職員と話してみると・・・

日野・潤徳小教職員B「本当に、熊本の先生方がいらっしゃるのが分かって、身近に感じました。」

日野・潤徳小教職員C「それにしても、熊本お勧めのグルメって何だったんだろう?」

謎を残しながら、今後も交流は継続します。【校長】

【研究推進委員会より】今年最後の校内研究です

  今年最後の校内研究会が開かれました。今年度、潤徳小学校は「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~を研究テーマに、授業改善を図っています。

 はじめに、学校長から、今年の校内研究を振り返って話がありました。

「Chromebookが導入された頃は、授業で端末を活用しているだけで素晴らしい、という部分がありました。しかし、授業での活用がここまで進み、子供たちが文房具の一つのように使えるようになってきた今、どのような場面で使うと効果的なのか、をさらに吟味していく必要があります。」

 

 ICTは、「時間的・空間的制約を越えること、双方向性を有すること、カスタマイズが容易であること」などがその特長です。今年度の研究を通して、「双方向性」「カスタマイズの容易さ」に関してはある程度授業に活かすことができるようになってきましたが、「時間的・空間的制約を越える」という利点を活かす部分では少々不十分な面がありました。来年度に向けて、この特長を活かした授業実践ができるようにしていきます。

 研究会の後半では、低学年・中学年・高学年・専科ブロックに分かれ、今年度の学びの振り返りや、来年度の授業についての協議を行いました。

 

《今年の校内研究の様子アーカイブス》

4月6日:令和4年度 校内研究

4月14日:研究推進委員会より~OJTで、まずは教員が学んでいこう

4月25日:ついに、ミライシードが導入されました!~研究推進部より教員研修第二回目~

5月25日:先生も学び合う【研究推進委員会より】

5月31日:ミライシードを活用しよう!【研究推進委員会より】

6月15日:研究を日常の授業に生かすということ【研究推進委員会より】

6月24日: 本日のワンポイントICT研修の様子

7月13日:【研究推進委員会より】1学期最後の研究会です

8月23日:研究推進委員会より:ムーブノートで、授業改革ムーブメントを起こす!?

9月23日:【研究授業】英語科でchromebookを活用する

10月12日:【研究推進委員会より】研究全体会がありました

10月19日:研究授業【目指せスーパー5年生!ICTで縦と横のつながりを生み、成長していく!】

11月14日:説得力のある意見を伝えよう!【5年生研究授業】

 

5年生家庭科 おいしいお茶をいれよう!

本日の家庭科では、「おいしいお茶をいれよう!」に挑戦しました。 

前回の調理実習と大きく違うところは、班で役割分担を決めなかったところです。

「自分たちで仕事を見つけて声を掛け合い、班で協力しすること」

何でも先生に聞くのではなく、自分たちで考えて行動してくれました。

 

お茶を蒸らしている間、空いた食器を先に洗っています。

班の人数分の湯のみ茶碗に、お茶の濃さや量が均一になるように、

きゅうすを回しながらいれています。

最後の一滴までお茶をいれようと、奮闘しています。

 

「少し苦いけど、おいしい!」

「飲み切るのがもったいない!」と名残惜しい表情を浮かべていました。 

自分たちのいれたお茶を校長先生にもプレゼントです。

 最後まで、責任持って後片付けをしています。

 

5年生になって家庭科が始まり、

「ブックカバーづくり」「ご飯と味噌汁づくり」「学校のお掃除」など

いろいろなことを学習してきました。

 

3学期は、ミシンを学習します。

どんなことにも一生懸命頑張る5年生の素敵な姿をまた見せてほしいと思います。

かぞくにこにこ大作戦

1年生は、生活科で「かぞくにこにこ大作戦」として、家族の仕事を調べ、自らが家族の一員としてできることを考える取組を進めています。

子供たちは、これまでに、家族の仕事をいろいろ調べているようです。

子供たちの書いたプリントを見てみると・・・。

「しょっきあらい・・・おかあさん」、「おふろそうじ・・・おにいちゃん」、「車みがき・・・おとうさん」

「ぬいもの・・・おばあちゃん」、「メダカのえさやり・・・自分」など。

(注:あくまで子供たちの書いた一例です。ご家庭により、様々な分担があるようです。)

中には、こんな記載も。

「はみがき・・・おとうさん、おかあさん」

(一瞬、意味が分かりませんでしたが、「歯磨きをやってもらっている」ということのようです。)

「お金のけいさん・・・おとうさん、おかあさん」

(値上げラッシュの中、重要な仕事です。。。)

「おそうじ・・・ロボット」

(確かに家族かもしれませんが・・・笑)

各自が調べてきた家族の仕事を踏まえ、今後、実際に仕事を行っている家族の方に、どんな気持ちで仕事をしているのか、インタビューをするようです。

担任「仕事で疲れて帰ったときに、家事をすると、大変だな〜って思うときもあるのよ。」

妙に力を入れて説明する担任。(苦笑)

子供たちも、家族の苦労を分かっているのか、静かに聞いています。

家族の中で、どんな「本音トーク」が繰り広げられるのか・・・。

インタビューへのご協力をよろしくお願いいたします。【校長】

なわとび週間、スタート!

コロナ禍で、運動の機会が減っていると言われます。

学校においても、この状況下で運動量の確保をするのは、難しい課題になっています。

そのような中でも、比較的簡単に取り組めるのがなわとび(短縄)の運動です。

さらに、ソーシャルディスタンスも自然にとれるので、コロナ時代向きの運動とも考えられます。

本校では、「なわとび週間」を設定し、寒さに負けず、運動に取り組む機会を設けます。

今朝は、「なわとび集会」として、体育委員会の児童が事前に収録した、なわとびの技の解説ビデオを全校で視聴しました。

簡単な「前とび」から高度な「はやぶさ(あや二重跳び)」まで、様々な技を実演する体育委員会の子供たち。

相当、練習したのでしょう。

それぞれの技には、字幕と音声で解説がつけられています。

体育委員会の児童の演示が終わった後には、自然に拍手が起きる学級もありました。

早速、今日の休み時間から、なわとび練習開始です。今日は、1・3・5年生が音楽に合わせて様々な技に挑戦していました。

こうした取組は、運動する機会を増やすきっかけになるものです。

「なわとび週間」を「運動習慣」にしていくことが大事ですね。【校長】

今どきの卒業文集

人生の中で、何回か、卒業アルバムに載せる文集を書く機会があります。

卒業してから、数年ぶり、数十年ぶりに眺めて、「あの時、あんなことを考えていたのか・・・。」と一人で恥ずかしくなってしまう経験は多くの方がおもちではないでしょうか。

甘酸っぱい、青春の思い出がつまったアルバムといったところでしょうか。

この卒業文集、作成方法は、基本的にはずっと変わっていません。

実際に書かれた経験のある方なら、5㎜方眼の中に、鉛筆で細かい字を書いていた記憶があるのではないでしょうか。

一文字でも脱字があると、全部消して、最初からやり直し・・・などという苦い思い出がある方もいらっしゃると思います。

 

本校でも、6年生が卒業文集作りを開始しています。

この文集作成の下書きの手順が、各自が端末を持っている令和の時代は様変わりしています。

・子供たちは、「Google ドキュメント」を使い、ワープロで下書きを行います。

・この下書きをデータで担任に提出します。

・担任は、提出されたデータに「コメント機能」を使って添削し、データで本人に返します。

このようなやりとりを何回も行い、下書きはデータ上で完結するわけです。

こうすると、作成・校正をデータ上で行うことができるので、昔のように、1文字修正するだけなのに、全部を消しゴムで消さなければならないこともなくなりますし、教員の添削もスピーディーに行うことができます。

 

今日、校長が様子を見ていた学級では、データの下書きが終わり、「清書の下書き作業」に入っている子が多く見られます。

結局、ワープロで作成しても、最終的な原稿は、5mm方眼に書き込む手順は変わっていないのです。

そこで、端末の画面を見ながら、練習用の細かい方眼に書き込む作業をしています。

6年生A「あ、一行飛ばして書いちゃった!」

このあたりの苦労は、昭和も令和も同じです。(苦笑)

 

厳しい担任のチェックを乗り越え、最終的な清書が完成するのは、もう少し先のようです。

 

先日、私も、卒業アルバム用の原稿を担当の児童に提出しました。

心を込めて書いたので、何十年か先になっても、読み返してくれるかなぁ・・・。【校長】

全校朝会

本日(12月6日)の朝の時間に、リモートで全校朝会を行いました。

 

まず、校長先生と朝のご挨拶をしました。

 

次に、表彰です。

優秀な成績を収めた児童や団体を顕彰しました。

 校長先生のお話は、山都町立潤徳小学校についてです。

山都町の様子について、動画を活用して児童に紹介していただきました。

通潤橋(つうじゅんきょう)

八朔祭(はっさくまつり)

最後に、昨日、山都・潤徳小に「生くまモン」が登場した場面について、現地で撮影したビデオが届きましたので、紹介しました。

 

全校朝会は、校長先生とご挨拶をして終了となりました。

東西潤徳小学校コラボレーション〜「生くまモン」降臨編〜

先週の金曜日に本校の4年生の社会科見学公開を行いましたが、山都・潤徳小でも本日、何らかの公開をしていただけるという話をいただきました。ただし、内容は極秘とのこと。

本校の教職員にも、詳細を伝えることができていなかったので、給食時の昼の放送で、「今日の清掃の時間が終わったあたりで、熊本県の山都町立潤徳小学校で何かが起きるという話を聞いたので、興味のある人は見てください。」と呼びかけます。

得意の「こ・ん・に・ち・は〜」の「錦鯉」ネタで呼びかける、山都・潤徳小の池部校長先生。

本校の児童も「こ・ん・に・ち・は〜」と答えます。

どうやら、山都・潤徳小では、外部講師の方を招いた「SDGs出前授業」が行われるようです。

山都・潤徳小 出前授業の司会の方「東京の潤徳小のみなさん、見ていますか〜?」

と呼びかけてくれます。遠い熊本から呼びかけられると、不思議な感じですが、うれしく感じます。

山都・潤徳小 出前授業の司会の方「今日は、スペシャルゲストが来てくれていますよ!」

すると、会場の山都・潤徳小の音楽室のドアから「黒い何か」が出てきます。

そうです。熊本の、いや、全世界のアイドル「くまモン」登場です。

くまモンも、私たち、日野・潤徳小にあいさつをしてくれます。

それも、「こ・ん・に・ち・は〜」の「錦鯉」ネタで。

画面のくまモンに向かって、「こ・ん・に・ち・は〜」と全力で返す本校の子供たち。(注:本校は「なんば花月」ではありません。)

山都・潤徳小の子供たちは、くまモンと記念写真を撮っています。

それをうらやましそうに眺める本校の子供たちです。

担任も「いいな〜」とつぶやいています。

カメラに向かってきて、超どアップで映ったり、池部校長先生からカメラを奪い取って、自分がカメラマンになったりするくまモン。

相当やんちゃなようです。

売れっ子のくまモン、次のスケジュールもあるようで、記念写真後は会場から退場。

本校へのライブ中継も終了です。

本校の清掃や昼休みにかかってしまい、全員が視聴できたわけではないのですが、貴重な時間を過ごすことができました。

池部校長先生によると、地元熊本でも「生くまモン」を見る機会は多くないとのことです。

山都・潤徳小や関係者のみなさん、そして、くまモン、ありがとう!

(山都・潤徳小では、どんな様子だったのか・・・→こちらで)【校長】

4年生社会科見学~東京都内めぐり~

4年生が社会科見学に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスで向かいました。車窓から見える景色も大事な見学になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浅草橋から水上バスに乗りました。陸上のバスと違い、隅田川の流れに揺られ、ゆったりした時間が流れます。

終点の日の出桟橋からは、レインボーブリッジなどのお台場の景色も見ることができました。

お昼ご飯を食べた後、科学未来館に行きました。

大きな地球に映像が次々映り、まさに「未来」という感じです。

保護者の皆様、お弁当等、社会科見学の準備をしてくださり、ありがとうございました。

東西潤徳小学校コラボレーション〜4年生社会科見学編〜

今日は、4年生が「東京都内めぐり」として、社会科見学に出かけました。

社会科見学の様子については、別途、学年の方でアップするとのことですので、そちらに譲ることとし、私は、今回の社会科見学で行ったコラボ企画について報告します。

 

日々、山都・潤徳小の池部校長先生とやりとりする中で、こんな話になりました。

日野・潤徳小校長「最初の両校のライブ中継は何とかできたので、具体的な交流をしたいですね。」

山都・潤徳小校長「そうですね。こちらの子供たちや先生方も期待しているようです。」

日野・潤徳小校長「それでは、12/2に4年生が都心の方に社会科見学に出かけるので、それをライブ中継してみましょうか。」

大してICTに詳しいわけでもない校長。

校内でやっとつながれるようになったばかりなのに、「ロケ地」から生中継などできるのか…。

ちょっと迷いもありましたが、冒険しなければ先には進めません。

バスにタブレットを置き、山都・潤徳小に呼びかけます。

先方もだんだん慣れてきたようで、つながることができました。

ところが、ここからが難しい。

当然ながら、山都・潤徳小は、普段の授業を行っているわけですから、バスの車窓から、有名な場所が見えたとしても、すぐに対応できないのです。

山都・潤徳小では、ちょうど、県の学力・学習状況調査を行っており、池部校長先生も午前中、校外に出かけなければならず、うまくタイミングが合いません。

とりあえず、山都・潤徳小の1時間目が終わって様子を見に来た低学年の子ど、バスの中にいる4年生とでじゃんけんなどをして遊びますが、すぐに2時間目になってしまいます。

そのうちに、新宿の高層ビル群が・・・新国立競技場が・・・皇居が・・・通り過ぎていってしまいます。

今日は、金曜日にしては首都高速がすいていたとのことで、予定よりかなり早く、水上バス乗り場付近に着いてしまいました。

ところが、幸運の神様は私たちを見放しません。

ちょうど、山都・潤徳小の2時間目が終わり、休み時間になったので、子供たちや先生方が画面の前に集まってきました。

この水上バス乗り場付近が「ザ・東京」の観光名所なのです。

浅草、雷門です。外国人の方もたくさんいます。

ここから、校長自身の解説付きのライブ中継、本格スタートです。

雷門から、水上バス乗り場まで歩いて数分です。

校長の目線で、中継します。

要するに「浅草散歩」を実際に歩いている感じで経験できるわけです。

山都・潤徳小児童A「あ、人力車だ!お客さんが乗ってる!」

山都・潤徳小児童B「アイスクリーム屋さんがある!牛丼の店もある!」

山都・潤徳小児童C「いっぱい車が走ってるね。」

子供たちのつぶやきが聞こえます。

そして、最大の驚きが、これ。

多くの山都・潤徳小児童「あ、スカイツリーだ!!」

目の前に高くそびえるスカイツリーに、子供たちも驚いているようです。

校長「スカイツリーの高さ、知ってる?」

山都・潤徳小児童「知らな〜い。」

校長「634mもあるんだよ。」

山都・潤徳小児童「すご〜い!」

私も、山都・潤徳小の子供たちと会話しながら、東京ガイドです。

水上バス乗車待ちの本校の4年生たちも、手を振って、山都・潤徳小の子供たちと交流します。

大画面ではないので、細かい反応は分かりませんでしたが、声の様子では、山都・潤徳小の子供たちも喜んでくれていたようでした。

(山都・潤徳小側から見た交流の様子は、こちら

 

本編の方をちょっと、お知らせしておくと…。

昼食を楽しく食べ、

日本科学未来館で最新技術などに触れました。

現在、レインボーブリッジ付近を日野に向かって走行中です。

全員元気です。【校長】

第7回日野市立小学校連合音楽会

これまで、連合音楽会に向けて、練習を積み上げてきた6年生。

いよいよ、今日は、本番です。

出発式の校長あいさつは一言だけです。

校長「今日は、日野市NO.1の実力を示す日です。最高の合唱と合奏をしましょう!」

大きくうなずく6年生たちです。

会場までは、日光移動教室でお世話になった時と同じ会社のバスに乗ったので、当時の記憶がよみがえります。

校長「移動教室、楽しかったよねぇ。」

6年生A「もう1回行きたいなぁ。」

校長「卒業旅行、考えようか?」

6年生B「校長先生、今度は1週間くらい行きたい!」

ここまでは、緊張感なしです。

ひの煉瓦ホールに到着。小雨が降る中、会場入りです。

座席に座ると、いつもよりハイテンションになる子供たち。

知らず知らずのうちに緊張してきているようです。

本日の午後の部には5校が参加。

本校の出演は一番最後、「大トリ」です。

他の4校の演奏等を聴く間に、だんだんと気持ちが高まってきます。

そして、いよいよ、ステージへ…。

最初は、合唱「変わらないもの」

ホールの音響は素晴らしく、会場全員が聞きほれます。

続いて、合奏「もう少しだけ」

全員の心が1つになって、完璧な演奏になりました。

拍手を受けて、ほっとする表情の子供たち。

・・・

すると、会場の後方から「アンコール!」の声が!

その声がすぐに会場中に広がり、「アンコール、アンコール!」の大合唱に。

司会の方が出てきて、

「それでは、潤徳小のみなさん、アンコールに応えて、もう1回『もう少しだけ』を演奏していただけますか?」

と、アドリブの進行をしてくださいました。

舞台上で、思いっきり戸惑う子供たち。

しかし、会場内の拍手に押されて、2度目の演奏を行いました。

1回目と違い、会場で見ていた他の学校の6年生たちも手拍子を送ってくれて、明るく盛り上がったアンコールとなりました。

 

演奏を終えた子供たちと雑談しました。

校長「いきなりのアンコールだったけど、どうだった?」

6年生C「びびった!!」

6年生D「驚いたけど、もう1回できてうれしかった。」

6年生E「あのアンコール、『仕込み』じゃなかったの?」

校長「校長先生だって、知らなかったからびっくりしたよ。でも、上手じゃなかったらアンコールにならないでしょ?」

6年生E「確かに、そうかも。」

 

思わぬうれしいハプニングでしたが、子供たちの満足そうな表情が印象的でした。

また1つ、自信をつけた6年生。卒業まであと4か月です!【校長】

帝京大学の学生による児童観察

本日(11/30)と12/16の2日間、帝京大学教育学部初等教育学科こども教育コースのゼミの3年生の方々が、自らの研究に生かすため、本校で児童観察を行います。

学生のみなさんのうち、数名はすでに小学校の教育実習を経験していたり、将来、幼稚園や保育園で勤めたいと考えたりしているようで、「自分の未来像」を重ねながら児童観察をするようです。

朝、校長との顔合わせでは、こんな話を聞くことができました。

校長「この児童観察で、今後、どんな研究につなげていくのですか?」

学生A「教室環境が児童に与える影響について研究したいです。」

学生B「小学校の図工に関心があるので、授業を見てみたいです。」

学生C「おもちゃが幼児に与える心理的影響について研究したいので、低学年の様子などを観察したいです。」

学生のみなさんに話をしてもらったのですが、とてもしっかりしています。

今の若者は頼もしいですね。

早速、1時間目から4時間目まで、校内を自由に観察してもらいました。

最初は、緊張気味にメモをとりながら観察しています。

図工に関心のある学生は、6年生がChromebookでコマごとに撮った写真をアニメーション化しているところを見て、びっくりしていました。

慣れてくると、3年生と一緒にランドセルの重さを測ったりします。

休み時間には、すっかり仲良くなっている場面もありました。

午後の授業のない数名の学生は、給食を一緒に食べました。

今日は、1年生の学級に入ります。

すぐに「お兄さん先生」は囲まれます。

中には、アイドル化している学生もいます。

給食中、1年生からの質問攻めを受けている学生も。

せっかくのおいしい給食なのに、味は分かったかな・・・。

どの学生も、満足そうに本校を後にしていました。

子供たちの出会いが、学生のみなさんの研究に役立てばうれしく思います。

12/16の2回目の児童観察も楽しみです。【校長】

理科or算数?

理科室の前を通りかかると、「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10」と数える声が聞こえます。

気になって入ってみました。

すると、5年生が「ふりこの動き」の実験をしています。

ふりこが10往復する時間をストップウォッチで計測します。

子供たちが10を数えていたのは、往復する数だったわけです。

ちょっと写真では分かりにくいですが、この場合、10往復で約12.9秒かかっています。

同じ実験を3回繰り返し、平均を求めます。

その平均を10で割ると1往復にかかった時間が求められるわけです。

実験では、おもりの材質を木の玉、ガラス玉、金属玉に変えたり、糸の長さや振れ幅などを変えたりして、ふりこの1往復する時間は何によって変わるのか表にまとめ、考察します。

子供たちがプリントにまとめています。

5年生たち「実験の1回目は13.8秒で、2回目が13.9秒で、3回目が13.6秒だから、全部たして、3で割って・・・。」

校長「あれ?算数の勉強?」

苦笑いする5年生たちです。

 

続いて、3階の6年生の教室に行くと、理科の「てこのはたらき」の実験のまとめを行っていました。

 てこがつり合うときのきまりについて考えているようです。

黒板を見ると、「右のおもりの支点からの距離とおもりの重さが、反比例している。」などと書かれています。

理科講師「てこがつり合うときのきまりを式に表すとどうなりますか。」

6年生A「右のうでの支点からのきょり×右のおもりの重さ=左のうでの支点からのきょり×左のおもりの重さ」

校長「あれ?算数の勉強?」

苦笑いする6年生たちです。

「理数教育」とも言いますので、今後、理科と算数(数学)の関連が深い学習が増えてきます。

子供たちが頭を抱える場面も多くなりそうです。【校長】

潤徳小にくまモン!?

東京教師養成塾生のオンラインあいさつのあと、校長が続けて話します。

日野・潤徳小校長「今日は、特別に、熊本県の山都町立潤徳小学校の校長先生からお話しいただきます。それでは、熊本の潤徳小、お願いしま〜す!」

山都・潤徳小校長「はい!分かりました〜!」

サプライズで、「東西潤徳小学校コラボレーション」の企画を実施しました。

まずは、熊本県民なら誰でも知ってる(はず)「くまもとサプライズ!」の踊りが流れます。

画面が切り替わって、山都・潤徳小の池部校長先生が元気よく登場!

よく見ると、山都・潤徳小の校門のところに、「くまモン」の小さな人形が腰掛けています。

粋な演出です。

その後は、給食中の各学級を回ってくださって、山都・潤徳小の児童や先生方が、カメラに向かって話しかけてくれました。

高学年は、「I like pineapple.」など、自分の好きな食べ物を英語で紹介するなど、凝った自己紹介をしてくれました。

本校の子供たちも、予告なしの交流にびっくりしたようですが、山都・潤徳小の子供たちや先生方のもてなしに、親近感をもったようです。

日野は、今日は曇り空の底冷えのする1日。それに対して、山都町は快晴で暖かそうな感じがします。

日本の広さを感じさせます。

(この交流の様子は、山都・潤徳小のホームページでもご覧ください。)【校長】

特別教育実習スタート

東京都には、豊かな人間性と実践的な指導力を兼ね備え、将来、指導的な役割を果たすことができる教師を学生のうちから育成することを目的とする「東京教師養成塾」の事業があります。

今年度、本校は、都教委から「教師養成指定校」を受け、東京教師養成塾生(以下、塾生)が「特別教育実習」を行います。

これは、通常の教育実習では、数週間まとめて、実習を行うのに対して、「特別教育実習」は、1年間にわたり、実習を行うものです。

さらに、東京都教職員研修センターで「教科等指導力養成講座」を受講し、教師としての基礎・基本を徹底的に学びます。

まさに、教師になるための「虎の穴」という感じの制度です。(え、「虎の穴」が古すぎて分からない・・・?「タイガーマスク」でググってみてください。)

今日から、大学3年生である「塾生」が実習を開始しました。

1年間という長丁場ですから、多くの学年に関わってもらいたいと考えていますが、スタートは2年生付き(主に2-1)で学んでもらいます。

2-1から2-3まで、子供たちの前であいさつする塾生。

子供たちも、新しい先生を迎えて、ニコニコです。

早速、子供たちの連絡帳チェックなどをします。

教師としての日常の業務も経験します。

昼には、オンラインで、全校児童にあいさつをしました。

あいさつすることが多く、緊張の1日だったと思いますが、夢である小学校教員への第1歩。

本校での特別教育実習で、教職の素晴らしさをたくさん経験してほしいと思います。【校長】

日野市の誇る絶景!

日野市観光協会のホームページによると、この11月下旬は、「ダイヤモンド富士」を見ることができる時期とのこと。

今年度着任した私にとって、初めてのチャンス。

これは見逃せません。

今の時期の日没は、16時半頃とのこと。

休憩時間を使って、ちょっと外に出てみました。

(今回の写真は、フルサイズでお届けします!)

夕暮れのふれあい橋。学校のそばにこんなに美しい橋があるのは、自慢ですね。

モノレールが渡る、浅川の光景。

こちらも素晴らしいです。

「ふれあい橋と富士山」とのテーマで撮ろうとしましたが、一眼レフでなく、タブレットで撮っている校長。

思ったようにはいきません。(ちなみに、校長は、写真はズブの素人です。)

見る角度が悪いのか、結局、「ダイヤモンド富士」にはならず、山の右裾に太陽が沈む構図に・・・。

残念ではありましたが、こんなにステキな夕暮れを見ることができるのが、我がまち日野市!

癒やしの時間になりました。

熊本からご覧の皆様、ぜひ、機会があれば、日野にお越しください!!【校長】

将来は、金メダル・・・か?

3年生が体育でマット運動に取り組んでいる様子を見ました。

少し、体が大きくなってきた3年生。

得意、不得意が分かれてくる学年です。

今日の授業は、「前転、後転マスター」になることです。

前転、後転ともに、日頃あまりしない「丸くなる」感覚をしっかり身に付ける必要があります。

「ゆりかご」などで、感覚を磨きます。

ここまでは、校長が小学校時代を過ごした昭和の体育と変わりませんが、ここからが違います。

おもむろにChromebookを取り出し、互いに動画撮影を始める子供たち。

 手慣れた感じで、撮影を行っていきます。

演技が終わったら、すぐにフォームチェックです。

次の授業も、3年生の別の学級が、体育館で同じマット運動に取り組んでいました。

マットの置き方を工夫し、難しい後転を練習です。

こちらも、同様にChromebookで動画撮影。

学習カードと動画を見比べながら、どこを直していけばよいか考えています。

 

少し前になりますが、10月29日(土)~11月6日(日)にかけて、世界体操選手権リバプール大会が開催され、男子の橋本 大輝選手が個人総合で、女子の渡部 葉月選手が平均台で金メダルを獲得したことがニュースになりました。

「科学的トレーニング」を積む、本校の子供たち。

将来のオリンピックや世界体操選手権を制するのは、潤徳小卒業の選手・・・かもしれませんね。【校長】

2年生 図書の時間

本日は、2年生の図書がありました。

教室で「いいからいいから④」の読み聞かせをしました。

「その本知ってる〜!」「それシリーズ本だよ!」と明るい声が響きました。

 

 

その後、図書室に移動しました。

いつもだったら、本の返却と貸出をするのですが、

12月1日(木)から冬休みの本の貸出が始まるため、

図書室の準備期間として、本の返却だけの日でした。

 

パソコンの前に並んで、本の返却をしています。

 

図書室には、このように新刊本も多く取り扱っています。

 

 

冬休みの本は、1人5冊まで、新刊本は1人1冊まで借りることができます。

本はかなり重たいので、図書バックを忘れずにお子さんに持たせるようにしてください。

よろしくお願い致します。 

連合音楽会壮行会!

12/1の午後、日野煉瓦ホールで、第7回日野市立小学校連合音楽会が開催され、本校6年生が出演し、合唱、合奏を披露します。

当日は、日野市内の小学校の6年生同士が互いに聴き合うことになりますので、一般の方への公開はありません。

そこで、本日は、本番前の「壮行会」として、6年生が、今まで練習してきた合唱「変わらないもの」、合奏「もう少しだけ」を5年生及び保護者の方に披露しました。

まずは5年生に対して、続いて、入れ替えを行って、保護者の方に合唱、合奏を行いました。

こちらは、司会の児童が紹介を行っているところです。

司会児童「保護者の皆様、熊本の潤徳小のみなさん・・・」

と切り出します。

静かに聞いていた保護者の方々が一瞬、ざわっとします。

そうです。今日からスタートした「東西潤徳小コラボ企画」を兼ねているのです。

今日は、保護者会も続けて行われましたが、欠席される方向けに、展覧会の時にも使った「You Tube」限定公開の生配信を行いました。

この生配信を、山都・潤徳小にも送ったわけです。

実は、今朝、コラボ企画で、6年生の各教室を回って、じゃんけんなどで交流したのは、この午後の発表につなげる意図もあったのです。

もちろん、「You Tube」限定公開ですから、一方通行。

山都・潤徳小の子供たちの反応を直接見ることはできません。

(そもそも、合唱、合奏しているときに見ることはできませんけど…)

まずは、合唱「変わらないもの」から。私が音楽室で練習する様子を見ていたときは、当然ながら学級ごとでしたので、学年全員が歌うと迫力が違います。

続いて、合奏「もう少しだけ」です。

こちらも、リズムやテンポを合わせて、見事に演奏することができました。

保護者の方も食い入るように見つめていらっしゃいました。(カメラのファインダー越しの方も多かったようですが…)

演奏終了直後、私のスマホが反応しました。

見てみると、山都・潤徳小の池部校長先生からLINEが送られてきています。

山都・潤徳小では、5・6年生が一緒に生配信を真剣に見ていたとのことで、終わった後は、自然に拍手が起こったそうです。うれしいですね。(詳しくは、こちら <山都・潤徳小HP>)

写真も送っていただいたので、退場していく6年生に、スマホ越しに写真を見せたところ、多くの子がにこにこしていました。

保護者の皆様の前に、合唱、合奏を聴いていた本校の5年生は教室に戻って、異口同音に「すごかった」と話していたとのこと。来年の目標ができました。

こうして、今回も下級生に「格の違い」を見せつけて本番に臨む6年生。死角なしです。【校長】

5年生 総合 米作り~水車プロジェクト~

5年生の米作りもいよいよ大詰め。

向島用水にある水車を活用したもみすりや精米の見学、および体験をさせていただきました。

 

①水車の観察

 

②もみすり、米粉挽き体験

 

③ふるいかけ、精米体験

 

④水車の模型、発電模型の観察

の4つのブースに分かれて、短時間に様々な体験をでき、子供たちは楽しそうでした。

学校に戻る時間が来た時には「えー、もっとやっていたい。」と残念そうにしていました。

 

本日の水車プロジェクトで、米作りに関わる作業は一段落ということになります。

当初の予定では12月に餅つきを、と考えていたのですが、感染拡大の状況を鑑み、残念ながら中止となりました。

2学期中に子供たちがもち米を持ち帰ることになると思います。

各ご家庭でおいしく召し上がっていただけたらと思います。

日野市立潤徳小学校×山都町立潤徳小学校 初コラボレーション!

先日からお伝えしている「東西潤徳小学校コラボ企画」、今日から始動です!

朝、両校をオンラインでつなぎました。

今朝は、校長の私から、熊本県 山都町立潤徳小学校の子供たちや先生方に生メッセージを送る企画です。

山都・潤徳小は、5・6年生の教室に全校児童が集まって、視聴するようです。

企画開始前、山都・潤徳小の池部校長先生が子供たちに話をしているのが画面越しに聞こえてきます。

池部校長先生「東京の潤徳小学校の校長先生の名前、覚えてる?」

山都・潤徳小児童「さいとう いくお校長先生!」

すごい・・・まさか、フルネームで覚えてくれているとは・・・。

ちょっと感激しながら、交流スタートです!

まずは、私の自己紹介。

第1印象は大事。笑顔を意識しながら、山都・潤徳小の子供たちに話しかけます。

続いて、副校長先生も自己紹介です。山都・潤徳小では教頭先生の立場ですね。

続いて、「Google Earth」を使って、両校の場所などを説明しました。

山都・潤徳小の子供たちも「あ、うちの学校だ〜!」と声を上げています。

せっかくなので、学校探検です。

今朝は、まずは、本校を代表する6年生の児童との交流です。

撮影場所は1階の図工室だったのですが、3階まで「生移動」し、6-1の教室へ。

6-1の児童も「おはようございま〜す!」と手を振り、大歓迎。

児童の代表から「と〜っても優しい担任の先生で〜す。」との紹介を受け、満を持して、担任が画面に登場。

担任の自己紹介の後、6-1児童と山都・潤徳小全員が、担任とジャンケン勝負です。

画面越しに、山都・潤徳小の子供たちの笑い声が聞こえてきます。

続いて、隣の6-2の教室に移動。6-1と同様の方法で交流です。

6-2の担任は「昨日のサッカーの試合、見ましたか〜?」と話しかけます。

何と、画面越しに、ユニフォームを振る姿が!

日本代表のドイツ戦勝利は、両校の絆を深めることにもつながりました。(笑)

そして、6-3に移動。

6-3は、担任の自己紹介の後は、代表児童とのじゃんけんです。

子供同士のじゃんけんも盛り上がります。

最後は6-4。

さすがに4回目ということで、山都・潤徳小の子供たちの方が慣れてきていて、画面の向こうからいきなり「最初はグー!」と言われて、ちょっと焦る担任です。

「最初はグー!」は全国共通だということも、今回、分かりました。(笑)

終了後、山都・潤徳小の池部校長先生に伺ったところ、子供たちも先生方も、今後の交流をとても楽しみにしているとのことでした。

また、本校の6年生が4学級もあることに驚いていたそうです。

山都・潤徳小の6年生は9名。確かにびっくりでしょうね。

私も、初めて、山都・潤徳小の子供たちと話をしましたが、聞く態度も素晴らしく、本当にかわいらしい!

一瞬で、大好きになってしまいました♡

交流第1回目は、大成功!といったところです。【校長】

6年生家庭科「1食分の献立を立てよう」

5年生から家庭科が始まり、ご飯やみそ汁、野菜炒めを作ってきました。

環境に配慮しながらの調理や、栄養バランスのことも学んできました。

それらを学んできた6年生の集大成とも言える学習「1食分の献立を立てよう」に挑戦しています。

 

ミライシードのオクリンクを活用し、献立の構成「主食・主菜・副菜・汁物」を考えながら、献立を立てます。

 

 

教科書や料理動画サイト「クラシル」を活用しています。

 

 

材料や調理方法が動画で紹介されているので、子どもたちは「何にしようかな〜」とつぶやきながら、楽しそうに献立を立てていました。

 

 

友達と相談しながら考えている様子も見られました。

 

 

今回授業で立てた献立を、家庭科の冬休みの宿題として、お家で作ってもらおうと考えています。

「なるべく自分たちでやろうね」と子どもたちに言っていますが、

保護者の方々のお力が必要になってくると思います。

 

お力添えの程、何卒よろしくお願い致します。

 

祭りの後・・・

展覧会という大きな行事が終わりました。

多くの方に会場にお越しいただき、「癒やされました!」などのお言葉をたくさんいただきました。

しかし、その余韻に浸る間もなく片付けです。

そのままにしておくと、体育の授業で使えませんし、開放団体の方に貸出もできません。

子供たちの作った全校作品「みんなの旗」を片付ける担任たち。

背中に物悲しさが漂います。

2年生の「ゆめのケーキ屋さん」が展示されていた卓球台。

あまりにもおいしそうなケーキがいっぱいだったので、展覧会が終わったら、2年生にナイショで食べようと思っていたのに・・・。

いつの間にか、きれいに片付いていました。

5年生の力も借りて、体育館を元の状態に戻します。

5年生も、最高学年になる準備を着々と進めています。頼もしいですね。

というわけで、1学期から準備を進めてきた展覧会も、片付けはわずか半日で完了です。

祭りというのはそういうものかもしれませんが、もうちょっと見ていたかったなぁという気もします。

さて、本校のホームページには、閲覧数を示す「カウンタ」が付いています。

何と、本日、本校のホームページの閲覧数が250万回を突破しました!(拍手)

本校の「学校日誌」は、2015年の3学期から始まったようです。

それから、約8年弱でこの数字にたどり着きました。

実は、私がこの4月に着任してから、閲覧数が60万回ほど伸びました。

この数字、それまでの年間閲覧数の平均が25万回程度だったと考えられることから、7か月あまりで倍以上に伸びていることになります。

今年度の1位の閲覧数の日は6月16日で、何と1日で8005回。

この日は、日光移動教室の初日。

特に6年生の保護者等の皆様が「日光移動教室ライブ中継」に関心を寄せてくださったのでしょう。

コロナ禍で、学校においでいただける機会が少なくなっている中、できるだけ、日頃の様子をお伝えしたいと考え、ホームページの充実を図っております。

これからも、「日野&山都潤徳小学校」のホームページをご愛顧いただければ幸いです。【校長】

150th anniversary special project 第2弾、始動!!

150th anniversary special project はオリジナルマスコットキャラクターだけではありません。

第2弾は、保護者等の皆様にC4th Home&Schoolにて先週からお伝えしているとおり、「東西『潤徳小学校』コラボレーション企画」です。

日本で2校ある、「潤徳小学校」。

東にある「東京都日野市立潤徳小学校」と西にある「熊本県山都(やまと)町立潤徳小学校」が今後、機会を設けて、共に教育活動を行っていこうという壮大な企画です。

コロナ禍でオンラインが定着したこと、日本全国の児童が学習者用端末を1台ずつ持つ時代になったからこそ、約840km離れた学校同士でもつながることができると考え、山都町立潤徳小学校の池部 聖吾智(いけべ みわとも)校長先生と相談し、本企画の実現にこぎつけました。(詳しい経緯等については、今後発行予定の「学校だより12月号」でお伝えするつもりです。)

今朝は、代表委員のマスコットキャラクターのアイデア募集の全校集会に続いて、校長からの話として、本企画について説明をしました。

150周年のオリジナルマスコットキャラクターの重要性を伝えつつ、子供たちに、次のように問いかけます。

校長「この、マスコットキャラクター、知ってる?」

全校集会の配信は、音楽室で行っていたのですが、遠くの学級から「くまモ〜ン!」と答えている声が聞こえます。

さすが、全国区のキャラクター。人気抜群です。

本校のマスコットキャラクターも「くまモン」に負けないくらいになるとよいのですが。

その後、「くまモン」が熊本県のキャラクターであることに触れ、熊本県にある、もう1校の「潤徳小学校」と仲良くなることを話しました。

その際、山都町立潤徳小学校のホームページを紹介しながら、山あいにある児童数26名の学校であり、本校とずいぶん違う環境にあることを説明しました。

今日を皮切りに、両校の具体的な交流について、池部校長先生と相談しながら、具現化を図りたいと考えています。

池部校長先生は、教育への情熱があり、ユニークで、とてもステキな校長先生です。

こうして、オンライン等でもよく連絡を取り合うようになるうちに、完全に仲良し状態になっています。

両校を二人の校長が兼務するくらいの気持ちで取り組んでいきます。

今後の展開にご期待ください!

 

山都町立潤徳小学校のホームページでも、「東西『潤徳小学校』コラボレーション企画」が取り上げられはじめています。(詳しくは、こちら

私のことも、よく紹介されているので・・・ひょっとしたら、熊本県で密かなブームになっているかも!(笑)【校長】

150th anniversary special project 第1弾、始動!!

運動会、展覧会が終わり、学校にも平穏な日々が戻って・・・くることはありません!

満を持して、special project が始動です。

来年度、いよいよ150周年を迎える本校。

歴史的な1年にすべく、今から取り組みます。

第1弾は、「日野市立潤徳小学校オリジナルマスコットキャラクター」の制作です。

来年度、様々企画されるであろう150周年記念イベントをはじめ、日常的にマスコットキャラクターを使用し、烏骨鶏の「大福」ちゃんとともに、本校のアイドルとして活躍してほしいと考えています。

今朝は、代表委員会の児童が、このマスコットキャラクターのアイデア募集の全校集会をオンラインで行いました。

150周年を飾るにふさわしい、「本校といえばコレ!」と分かるようなキャラクター、どうなりますか・・・。

本校のシンボルと言えば、けやきの木か、歴史ある校舎か、ほほえみの丘か、とんぼ池か・・・。

代表委員がサンプルを示しますが、それ以外にもいろいろ考えられそうです。

今後、「Google Forms」を使って、マスコットキャラクターに関するアンケートをとっていきます。

いったい、本校の子供たちは、「潤徳小といえば?」と聞かれて、何と答えるか、また、どんなマスコットキャラクターになるか、興味津々です。【校長】

展覧会の裏側

昨日、本日と、学校公開・展覧会に多数の方においでいただき、感謝申し上げます。

両日とも、よい天候に恵まれ、参観しやすい状況となり、とてもよかったと思います。

授業や、作品は、ご覧いただいたとおりなのですが、この記事では、ちょっと裏側をご紹介します。

こちらは、1週間以上前の11/10に、6年生と教職員とで会場準備をしているところです。

展覧会の会場を華やかに飾るのは相当時間がかかります。

片付けるのはあっという間ですが・・・。

ここでも、6年生が下級生の気付かないところで「縁の下の力持ち」の役割をこなしてくれています。えらい!!

 

さらに、今回は、展覧会会場の混雑状況を確認していただくことを目的とした、「オンライン展覧会」のライブ中継に挑戦してみました。

ライブ中継は、運動会に続いて2回目。

Chromebookを体育館後方にセットし、定点からの映像を配信しました。

実は、今回のライブ中継、かなり進化しているのです。

運動会の際は「Google Meet」を使ったライブ中継を行いました。

しかし、保護者等の皆様から「申請」をいただくと、こちらで「承認」する必要があったため、場合によっては、お待たせしてしまうこともありました。

今回は「You Tube」の限定公開によりライブ中継を行いました。

回線が切れた場合の対応が難しいデメリットはあるのですが、「承認」不要なので、今回、新しく試してみました。

各日、2時間弱、公開しましたが、回線が切れることはなく、円滑に会場の状況をお伝えすることができました。

また、今回は、ちょっとカッコよい、タイトル画面もつけてみました。

第8波到来の中、今後もオンライン公開には、適宜挑戦し、改善を図っていきたいと考えています。

それにしても・・・展覧会は、ホームページには不向きな行事です。

1学期から、子供たちが作品を制作している様子を公開しようか・・・という誘惑に何回も駆られたのですが、公開してしまうと、作品が何か分かってしまいます。

また、当日の各学年の様子を公開しようとしても、名札がついているため、今度は、個人情報の壁があります。

そのため、公開したくても控えることが多く、モヤモヤ続きだったわけですが、当日、保護者等の皆様が作品をご覧になっているところの笑顔を拝見すると、やはり、芸術は、その場で、本物を見るのが一番よいのだということを改めて感じました。

お子様の頑張りについて、たくさん褒めていただき、「笑顔招福」の週末を!【校長】

子供ガイド大活躍!

本日は、学校公開と展覧会保護者鑑賞日の2日目となっています。

午前中に活躍したのは、6年生の「子供ガイド」です。

子供ガイドは、オリジナルの腕章を付けて活動を行いました。

 

「今よろしいでしょうか。」と、ご来場された皆様にお声がけする子供ガイドたち。

一言、声をかけることは勇気がいったに違いありません。

作品解説だけでなく、質問にも丁寧に応対しました。

会場から出られる際、ご来場された方から「子供ガイドの取組がとても素晴らしく感じました。どなたのご発想なのですか。」とうれしいお話をいただきました。保護者の皆様からのこのような感想や質問は、教職員の励みになります。

また、子供ガイド役を務めた6年生にも、ありがたいお言葉をたくさんかけていただきました。

子供ガイドを務めるまで、腕章の作成や原稿作成、スピーチ練習など多くの準備を積み重ねてきた6年生。

「ありがとう!」「よくわかりました!」などの一言が、子供たちの達成感につながったことと思います。

子供たちも「楽しかった!」「やってよかった!」と、よい笑顔をしていました。

 

子供ガイドにお付き合いいただきました皆様に、心より感謝申し上げます。

 

午後は、各家庭1名ずつという制限をなくしてご鑑賞をいただくことができます。

オンライン配信で、会場の混み具合を確認することができますので、ぜひご活用ください。

皆様のご来場をお待ちしています。

学校運営連絡協議会

本日(11月18日)、本校の学校評議員の皆様にお集まりいただき、学校運営連絡協議会を開催いたしました。

 

今年度の本校の取組について、校長が学校評議員の皆様に説明をいたしました。

学校評議員の皆様には、本校の学校運営に関わる貴重な意見を頂戴いたしました。

お忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

学校公開・展覧会保護者鑑賞日

本日と明日の2日間は、「学校公開」とあわせて「展覧会保護者鑑賞日」となっています。

 

正門からお入りいただくと、地域の方から寄贈された美しい花をご覧いただくことができます。

いただいた花は、栽培委員会の児童が、休み時間に丁寧に植えました。

恐れ入りますが、自転車でお越しの際は、東門におまわりいただき、校舎北側の駐輪スペース を ご利用ください。

展覧会会場は、体育館となっています。

体育館入口の 「受付」で、 名簿に 〇を 記入して ください。

ご来校いただく際には、上履きと 外履きを入れる袋をご持参ください。

取り違いや紛失を防ぐために、外履きは袋に入れて 各自 お持ちください 。

また、児童の安全を守るために、「名札着用」のご協力をお願いいたします。

 

午前中は、各家庭1名の授業参観及び展覧会鑑賞となります。

しかし、午後は、各家庭1名ずつという制限をなくして展覧会の鑑賞ができるようになっています。

運動会と同様に、会場の様子をオンラインで配信をさせていただき、会場内の混み具合をご確認いただけるようにいたします。オンライン配信についてのご連絡は、本日8時45分にC4th Home&Schoolで配信いたしましたので、ご確認いただけると幸いです。

 

皆様のご来校を心よりお待ちしています。

展覧会が始まりました

本日から3日間、本校の体育館を会場として「みつけよう 自分の色とかたち」をテーマに展覧会を開催いたします。

初日は、「児童鑑賞日」です。

鑑賞をしている2年生の様子となります。

鑑賞中、2年生の児童が手にしているのは、メモ帳と鉛筆ではなく、クロームブックでした。

心を動かされた、お気に入りの作品を撮影しています。

今後、撮影した写真を教室のモニターに映し出し、「自分のお気に入りの作品」について学級の友達にスピーチをする予定のようです。どの児童も真剣に作品を鑑賞していました。

こちらは6年生。「子供ガイド」のリハーサルを実施しています。

子供ガイドは、6年生の児童が、ご来場された皆様に会場内の作品を解説する取組です。

子供ガイドは、19日(土)の1~4校時の授業時間に行う予定となっています。

その時間帯に会場にお越しいただいた皆様に、子供ガイドがお声がけいたしますので、作品解説にお付き合いいただくとともに、感想を伝えたり質問をしていただければと思います。

展覧会の開催期間にあわせて、校舎内でも作品の掲示を行っています。

これは、イラストクラブに所属している児童の作品です。

休み時間を活用して、作品を鑑賞している児童がいました。

いよいよ、明日18日(金)、19日(土)の2日間は、学校公開とともに「保護者鑑賞日」となります。

2年生のある子供は、「ここ(展覧会会場)にずっと住んでいたいぐらい、素敵!」と満面の笑みで感想を伝えてくれました。

保護者の皆様のご参観を心よりお待ちいたします。

 

音楽 with Chromebook

5年生が「キリマンジャロ」の合奏に取り組んでいます。

多くの種類の楽器を使う合奏。

指導する教員は一人ですから、指導は大変です。

パートごとに練習をするのですが、様々な楽器の音が響く中で、自分たちのパートに関係する音だけを聴き分けて、一つに合わせていくことはとても難しいことです。

打楽器のパートを担当している子供たちのところに行ってみると、Chromebookにつないだテレビの画面を見ながら演奏していました。

よく見てみると、楽譜に合わせて、赤い線が動いています。

これを見ることによって、リズムやテンポを合わせることができるわけです。

例えて言うならば、カラオケのガイドメロディーで赤い線が動いていくイメージです。(他にいい表現が思いつかず・・・すみません。)

これにより、別のパートを練習している児童とも、リズムやテンポを合わせることができます。

授業の仕上げは、全体で合わせます。

Chromebookを使ったパート別練習の効果もあり、よく揃って演奏できています。

最後の振り返りもChromebookで。

成果と課題をまとめ、記録に残すことで、次回の練習につなげていきます。【校長】

花いっぱい、潤徳小学校

昨日、とてもうれしいことがありました。

本校の近隣にお住まいの土方様から、秋の花として、パンジーとビオラを寄贈していただいたのです。

土方様は、これまでも春と秋に季節の花を届けてくださっています。

本当にありがとうございます。

本日、栽培委員会の児童が、プール横の花壇に移植しました。

「花より団子」派の校長でも、学校が花で彩られていると、とても癒された気持ちになります。

今週末は、学校公開・展覧会が予定されています。

学校にお越しの際は、ぜひ、花壇にも目を向けていただければ幸いです。【校長】

早くも、小学校生活の正念場!

校長と、とても仲良しの2年生たち。

教室の様子を見に行くと、いつも元気に挨拶をしてくれますし、「今、○○しているの。」などといろいろなことを教えてくれます。

しかし、ここしばらくは、ちょっと様子が違います。

国語の授業で、真剣に漢字の練習をしているところなのですが…。

校長「漢字、一生懸命頑張っているんだねぇ。」

2年生A「漢字テストがあるし…。」

校長「ところで、『三六』?」

2年生たち「18!」

こちらは、生活科で二十日大根の世話をしているところですが…。

校長「二十日大根っていうくらいだから、育つの早いんだよねぇ。」

2年生B「校長先生、見て!根が生えてきたの。」

校長「お、すごいねぇ。・・・ところで、『四七』?」

2年生たち「28!」

2年生C「24…」

校長「違~う!言い直し!」

算数の授業であろうがなかろうが、子供たちに「九九攻撃」を仕掛ける校長。

最近の日常の光景になっています。

小学校の算数の基本は、たし算、ひき算、かけ算九九です。わり算は九九ができていれば何とかなります。

くり上がり、くり下がりのたし算、ひき算は、どうしようもないときは、指を使って答えを出すことができます。

しかし、かけ算九九はそういうわけにいきません。

暗記することが大前提なのです。

九九は81個。

しかし、1の段は、事実上、暗記の必要はありませんし、「二一」、「三一」など、かける数が1の場合も簡単に答えが出ます。

さらに、かけ算は、かける数とかけられる数を逆にしても答えが同じです。

「三四」を忘れたとしても、「四三 12」を覚えていれば、答えが出るわけです。

ですから、実質は30個程度覚えればよいのですが、なかなか定着しません。

高学年の児童でも、言い間違えるのを見かけることがあります。

かけ算九九は3年生以上の算数で必須のもの。

反射的に唱えられるように習熟しなければなりません。

現在、2年生は、かけ算の前半を終えたところ。

今後、難しい6~9の段にも挑戦していきます。

2年生の保護者の皆様、ここが早くも小学校生活の正念場です。

昔からよく「獅子は、我が子を九九の谷に突き落とす」と言われます。(え、ちょっと違う?)

また「かわいい子には、九九をさせよ。」とも言われます。(これも、ちょっと違う?)

一緒に買い物に行ったとき、お風呂に入ったとき、寝る前など、しつこく九九チェックをしてみてください。

もちろん、上手に唱えられたときは、誉めてあげるのをお忘れなく。

 

展覧会直前で、作品の最終仕上げをしている子供たちにも、問答無用で九九攻撃をする校長。

校長「五七?」

2年生たち「35!」

2年生D「忘れても大丈夫。九九の紙が掲示されてるから。」

カンニングは、ダメ!!【校長】

説得力のある意見を伝えよう!【5年生研究授業】

 潤徳小学校では、「主体的に考えを表現し、学び合う児童の育成」~Chromebookの効果的な活用法の研究~をテーマに授業改善を進めています。11月14日に5年生の国語科の授業を行いました。単元名は、「どちらを選びますか」です。

 本単元は、2つの立場を明確にして、説得力のある主張を述べる力を高めることをねらいとしています。情報化が進むとともに、多様な人々と共生していくことが求められる今、自分の立場を明確にしながら意見を述べる力の必要性はますます増すばかりです。次代を担う子供たちに必須の力を育む単元ともいえます。

 

 

音声・動画などのメディアを活用し、子供たちの思考を促すとともに、見通しをもたせる

 始めに、「短い夏休みを楽しむなら、海か山か」を担任が相談しているという設定のもと、2つの立場から意見を出し合う様子を音声で聞きました。話し合いの中で、4つの意見が出たことを確認し、「説得力のある意見はどれか」「なぜ説得力があるのか」を考えました。

 

 

  子供たちからは、「自分の感想は説得力がない」「個人的で、先生が好きなのか分からない」「できることが具体的に書いてあるのは説得力がある。」「海ならではの意見を出すと、説得力がある。」などの理由が挙げられました。実際の話し合いの音声を聞くことで、子供たちが思考している様子が伺えました。

 

 次に、話し合いの様子を動画で視聴しました。動画では、意見に納得できた時にカードを上げている様子や、納得できない時に質問をしたり、答えたりする様子を観ました。

こうして、話し合いのモデルを動画で確認することで、どの児童もゴールを意識して学習に臨むことができます。また、カードを上げる様子を観ることで、説得力のある意見とはどういうことかもう一度確認することができました。

 

オクリンクで考えをまとめ、共有することで、学びを深める

話し合いの仕方が分かったところで、本時の課題です。「家でペットを飼いたい。休日にペットと過ごすなら、犬か猫か。」という校長先生の相談に、犬派と猫派に分かれ、お勧めする理由をノートに書きました。

 

その後、オクリンクに考えを入力しました。

 

  同じグループの人たちとカードを送り合い、説得力のある意見を相手に伝えられるようにするにはどうすればよいか、カードを連結したり並べ替えたりしながら考えを深めることができました。

 

 オクリンクでは、自分が作ったカードを「カードBOX」に保管することができます。他のグループがBOXに保存したカードを見合う中で、どのような考えを出していたのか、またその中で説得力のある意見はどれか、いろいろな考えを知ることができました。

↑カードBOXの中身

 

 最後に、振り返りをしました。始めにもった意見はノートに書き留めておいてあるため、オクリンクに書いたカードを比較しながら、考えの変容を捉えました。多くの児童が、より説得力のある意見に自分の考えをブラッシュアップすることができていました。

 

 

子供たちに今後身に付けさせたい力

 本日は教育委員会の学校課訪問のため、教育長はじめ、市教委の皆様に授業の様子を見ていただきました。子供たちが日常的にchromebookを活用できていることを評価していただきました。

 改善点として、「異なる立場から意見を伝える」という点について、より深い見取り方が必要だということをご指導いただきました。本単元では、「説得力のある意見を伝える」ということを重視しましたが、自分の意見を伝えることは、子供たちが得意とする分野であり、授業でもたびたび鍛えられる部分です。しかし、相手の意見を聞いて「納得できない」と対話を終わらせてよいのでしょうか。よりよい意見を引き出すための質問力を鍛える、という部分も忘れずに育てていきたいと思いました。そのためにも、「どういった視点で子供たちに話し合ってもらうのか」という学び合いをする際の視点をもたせることが大切だということが分かりました。

 chromebookで考えを書いたり、共有したりすることを全校で取り組めるようになり、日常化してきた今、どのようにして意見をまとめ学びを促進していくのか、本校の研究も深まってきたことを感じました。今後もよりよい授業を通して児童の学びを支援していきます。

 

【研究推進委員会】

学校課訪問

今日は、堀川教育長をはじめ、日野市教育委員会教育部学校課等の職員の皆様においでいただき、本校の様子をご覧いただく学校課訪問の日でした。

まず、校長から、本校の教育活動の状況について説明いたしました。

その後、3・4校時の授業の様子をご覧いただきました。

 

本校は、Chromebookの授業での活用に力を入れています。

各学級や専科の授業で、文房具として、日常的に子供たちが端末を使いこなしている様子を、直接ご覧いただくことができました。

授業をご覧いただいた後は、給食もおとりいただきました。

何と言っても、今日のメニューは、「せかいいちのスープ」!(詳しくは、こちら

ご満足いただけたかと思います。

また、昼休みの間には、作品展示途中の展覧会会場もご覧いただきました。

5校時は、5年生の国語の研究授業をご覧いただきました。

授業終了後は、協議会を行い、堀川教育長からご挨拶いただくとともに、教育部参事、統括指導主事、指導主事の皆様から貴重な指導・助言をいただくことができました。(研究授業、協議会の様子はこちら

本校の取組についても、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。

客観的に外部の方から評価をいただくことは、教職員のやる気につながるものです。

評価いただいた点、ご指摘いただいた点を今後の学校運営の改善につなげていきたいと考えています。【校長】

エコについて考えよう

 2学期に入ってから、4年生は総合的な学習の時間「エコについて考えよう」という学習に取り組んできました。

 エコについて、調べ学習を行い、興味のあるテーマごとにグループを作り、学年発表に向けて準備を行ってきました。11月9日(水)の1、2時間目を使って、展覧会準備が進んでいる体育館を特別に使い、発表会を行いました。

 模造紙を使ったり、紙芝居を使ったり、実物を見せたり、劇をしたり…

これまでの学習では行ってこなかったような発表方法に取り組んでいるグループが多く、創意工夫が光りました。また、発表を聞いている人たちの真剣さも素晴らしかったです。それだけ、一人一人が一生懸命取り組んだのだと思いました。

 3学期は、クラスの垣根を越えて、グループを組んで発表会をする予定です。3学期はどんな発表会になるのか今からとても楽しみですね。

1年生の秘められた能力

いきなりですが、クイズです!

Q この写真は、何の車を写したものでしょう?

1年生の授業を見ていたところ、このクイズからスタートしました。

全く分からない校長のそばで、1年生たちが次々手を挙げていきます。

1年生A「レッカー車!」

即答です。他の子も当然といった顔をしています。

驚く校長。第2、第3ヒントの写真を準備していた担任も苦笑いです。

続いて、第2問。

Q この写真は、何の車を写したものでしょう?

同様に、全く分からない校長を置き去りにして、勢いよく手を挙げる1年生たち。

1年生B「キャンピングカー!」

これも即答。

なぜ分かるのか、校長には全く理解できないのですが、1年生独特の観察力で車の種類を当てていきます。

この授業は、お楽しみ会ではありません。

国語の「じどう車くらべ」の学習です。

いわゆる「はたらく自動車」について、どんな仕事をする車なのか、そのためにどんな仕組みがあるのかを文にまとめていきます。

今日の授業で扱う自動車は「はしご車」です。

担任「どうやって、はしご車のことを調べたらいいかな?」

1年生C「Googleで検索すればいい!」

え、1年生で「ググる」…。まだ、端末を使いはじめて2か月くらいなのに…。

担任は笑顔で返しながら、今日の授業は図鑑で調べることを告げます。

図鑑と言っても、1年生の教員の自作の「電子図鑑」です。

はしご車の写真の周りに、特徴を書いた文章をのせたデータを子供たちの端末に配信します。

それを基に、はしご車についてまとめていく学習です。

実は、はしご車の絵は教科書に載っています。

「電子図鑑」にしているポイントは、写真などを拡大・縮小できること。

担任「ピンチイン(縮小すること)、ピンチアウト(拡大すること)を使って、写真を好きな大きさにしていいですよ。」

パソコン関係の「宇宙語」が出てきて、戸惑う校長。まさに、ピンチです。(苦笑)

しかし、子供たちは、自然に親指と人差し指を使って、はしご車の写真を任意の大きさにしています。

中には、操作がうまくいかない子もいます。

1年生D「校長先生、写真が画面から消えちゃった。助けて!」

ヘルプが来ました。

ここは、校長としての腕の見せどころ。

校長「どれどれ、見せてごらん。」

「戻る」アイコンを押して、操作を1つ戻せばいいと考えたところ、該当のアイコンがありません。

10秒ほど固まる校長。

すると、近くの席にいた1年生が校長の耳元でそっとささやきます。

1年生E「校長先生、そういうときは、最初からログインをやり直せばいいんだよ。」

え…まだ、2か月の子供たちに、技能が追い抜かれてる??

「電子図鑑」を操作して、プリントにはしご車の特徴をまとめていく1年生を見ながら、新しいものにすぐ順応していく1年生の能力の高さに驚くとともに、校長職を1年生に譲った方がいいのではないかと考え込んでしまいました…。【校長】

たて割り集会の進化

これまで、本校では異年齢の交流を重視しているという記事をたびたびお伝えしてきました。

今朝は、たて割り集会で、異年齢の子供たち同士で遊びます。

よい天気でしたので、外遊びグループと内遊びグループに分かれて活動しました。

外遊びでは、各班ごとに集まって、遊びのルールを確認してから、校庭に散らばります。

鬼ごっこ、だるまさんが転んだなど、昭和の頃から変わらない遊びが受け継がれています。

校庭の全面を使って、各班、思い思いの遊びで楽しみました。

一方の内遊びはどうでしょう。

こちらは何でもバスケット。定番です。

こちらは「ハイ、ポーズ」。

指定されたお題のポーズをとり、見ている子が当てます。

こちらは、「並び替えゲーム」。

画面に表示されたひらがなを並び替えて単語にします。

写真の場合、「きにっ」→「にっき」になるわけです。

6年生たちが、端末を使って自作の問題を出すという新たなパターンです。

こちらは、「スライドゲーム」です。

画面上の箱のようなものの後ろからカエルが出てきて、画面の外に逃げていきます。

逃げたカエルの数を数えるゲームなのですが、レベルが上がると、逃げる速さが猛スピードになります。

おまけに、関係のないモグラなども出てきて、難しくなります。

これも、6年生たちが、端末を使い、アニメーションの機能を生かしたゲームを作っています。

このように、リーダーである6年生たちは、下級生に喜んでもらおうと一生懸命準備します。

下級生たちは、そんな6年生を見て憧れを抱きます。

異年齢の関わりは、こうしたよいサイクルをつくり、人間関係を深めることにつながります。

こうした取組を今後も発展させていきたいと考えています。【校長】

多摩動物公園で校外学習をしてきました

4年生は理科「わたしたちの体と運動」の学習の一環でとして、多摩動物公園で校外学習をしてきました。

1、2組は7日(月)に、3、4組は8日(火)に行ってきました。

「いってきます!」元気な挨拶をしていました。

正門で校長先生に見送られて、出発しました。

35分ほど歩いて、多摩動物公園に到着しました。

動物の観察に行く前に動物ホールで、挨拶をしてから、説明を受けました。

プリントの書き方を真剣に聞いていました。

1種類目はキリンの観察をしました。

「どこが、肩かな?手首かな?」

餌を食べている様子や歩いている様子を一生懸命観察していました。

こんなに間近で観察できる場面も!

2種類目はライオンの観察をしました。

キリンよりも遠くからの観察になりましたが、双眼鏡を使って観察することができました。

観察が終わり、動物ホール戻ったら、特別授業のスタートです!

プリントに書いた内容の確認をしました。

本物のシカの骨を使って、脚の曲がる仕組みを学習しました。

 

 特別授業の後半は、本物の骨を触ったり、持ち上げたりしました。

キリンの頭から首にかけての骨は想像以上の大きさでした。

 ライオンの骨は大きくてホールの中にはなかったのですが、骨格が似ているユキヒョウの骨を観察しました。

「骨の触り心地はどう?」

「ツルツルしてる!」

「え、ザラザラしているところもあったよ!」

「どうして同じ骨なのに、触った感じが違うんだろう?」

いろいろな会話が聞こえてきました。

最後に、質問の時間がありました。

「骨にはツルツルしたところとザラザラしているところがありました。」

「それは筋肉のつき方が関係しています。ザラザラしているところは筋肉がしっかりとくっついていた部分です。」

「なるほど。」

思わず声が漏れていました。

 

教室だけでは体験できない、貴重な体験をすることができました。

どんぐりころころ…

今日は、「まさに秋!」という感じの心地よい日です。今夜の皆既月食もバッチリ見られそうです。

そんな好天の中、1年生は生活科で万願寺中央公園へ出かけました。

これまで遠足等で行っていた大木島自然公園から少し足を伸ばして冒険です。

目的は2学期のテーマである「秋みつけ」。

紅葉や木の実など、秋に関するものを採集します。

公園内の木々は色付いており、足元にも落ち葉やどんぐりがたくさん落ちています。

9月の「虫とり」では、若干苦戦した子供たちも、今回は大収穫。

まさに取り放題です。

自分好みの落ち葉を探すことにも夢中です。

風が吹いてひらひら落ちてくる落ち葉をキャッチしようと駆け回る子供たち。

透き通るような青空と子供たちの黄色い帽子、茶色の木の葉のコントラストが素晴らしく、まさしく「映え」状態です。

教室に戻ってからは、採集してきたものを使っておもちゃ作りです。

やじろべえ、マラカス、落ち葉のカードなど、様々なものに大変身です。【校長】

オンライン社会科見学

5年生は社会科で「自動車の生産にはげむ人々」を学習してきました。

我が国の基幹産業である自動車製造業について学ぶことは、工業についての理解を深めることになります。

しかし、5年生にとっては、用語も含めて、とても難しいところ。

机上の学習だけでは、なかなか興味・関心を持続することが厳しい面があります。

コロナ禍以前は、実際に工場にお伺いし、社会科見学として体験的に学習を進めることができました。

ところが、工場見学には、今でも制限がかかっているのが現状です。

本市には日野自動車の工場があります。

実際に見学できるとよいのですが、まだ、実施できる状況ではありません。

そこで、今日は、オンラインでの出前授業を行っていただけることになりました。

日野自動車のお二人の社員の方にご協力いただき、工場の様子などについてご説明いただきました。

日野自動車の生産の中心はトラックやバスなどの大型の自動車。

最大100トンもあるトラックも生産しているとのことです。

また、ディズニーランドで使われているかわいいバスも生産しているとの話があり、子供たちから「乗りた~い」と声が上がっていました。

 日野自動車のトラックは、「Dakar Rally」にも参戦しているとのことで、砂漠の中を疾走するトラックの動画も紹介していただきました。中には、転倒してトラックが何回転もしている映像などもあり、迫力がありました。

自動車を生産するには、企画の段階から、様々な工程があることを丁寧に説明していただきました。

工場内のロボットの様子なども見せていただき、機械化が進んでいることもよく分かりました。

最後には、子供たちからの質問も受けてくださいました。

子供たちは、各学級から視聴していたのですが、質問は、どの学級からも受け付けることができます。

これが、オンラインの長所です。

私も、以前、社会科見学の引率で日野自動車の工場に伺ったことがありますが、車体の大きさ、プレスする機械の大きな音、オイルの臭いなど、五感に訴えるものが多かった記憶があります。

オンラインでは、そこに限界があるのですが、現状では、致し方ない面があります。

ご説明いただいた社員の方々には、事前に本校のホームページをご覧いただいていたようで、5年生が「ティーボール」を頑張っていることなどを話の中に入れてくださっていました。

本校の5年生のために、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。【校長】

【重要】保護者の皆様のお考えをお聞かせください!!

11/2にC4th Home&Schoolにて、「 潤徳小学校の教育活動についてのアンケートのお願い」を配信いたしました。

今年度、私が校長として本校に着任して、7か月が過ぎました。

本校の教職員は、社会情勢、学校の実態、 地域の状況などを踏まえ、例えば、 次のようなことに力を入れてまいりました。

・「笑顔招福」を学校キャッチフレーズとし、子供たちの笑顔あふれる学校づくりを進めることで、家庭や地域にも幸せをお届けすること

・1年生からの Chromebook 配備を踏まえ、個人の端末を積極的に活用する授業を推進すること

・コロナ禍であっても、感染予防対策を徹底しながら、オンラインを併用しつつ、できるだけ多くの保護者等の皆様に学校行事などをご覧いただく機会を設けること

・学校公開等の機会が限られる中、日常の教育活動の様子をお伝えするために、各種のおたよりや学校ホームぺージの充実を図ること

これら以外の内容を含め、学校として、保護者の皆様に評価いただきたいことについて「潤徳小学校の教育活動についてのアンケート」では、12の設問を設けています。

私たち教職員が力を入れてきた取組が保護者の方にご理解いただいているのか、ぜひ、教えていただきたいのです。

本アンケートは、潤徳小学校の、いわゆる「支持率調査」とも言える重要なものです。

学校を取り巻く状況が厳しさを増す中、本校の進んでいる方向が保護者の皆様の思いと一致しているか確認させていただくことは、来年度以降の学校運営に大きな影響を与えるものです。

ですから、できるだけ、多くの保護者の皆様にご回答いただきたいと考えています。

「サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派)」 という言葉があります。

アンケートにご回答いただく方が限られてしまうと、一部の方の意見のみが反映されることになります。

学校教育は、公平の観点からも、多くの意見をいただく中で、 進むべき方向性を定めていくことがとても重要です。

それぞれのご家庭のお考え一つ一つが明日の潤徳小をつくるとお考えいただき、アンケートへのご協力をお願い申し上げます。

私たち教職員も人間ですから、 保護者の皆様に学校の方向性を認めていただき、 お褒めや励ましのお言葉をいただければ、より「頑張ろう!」 という気になるものです。

「教職員も、おだてりゃ木に登る」といったところでしょうか。

一方、具体的なご意見やご要望をいただくことにより、 全てを実現することは難しいかもしれませんが、 来年度以降の改善策を検討することができます。

今回のアンケートはGoogle  Formsを活用したオンライン回答を原則としております。( オンラインでの回答が難しい場合は担任にご相談ください。)

できるだけ、回答に時間がかからないよう工夫したつもりです。

回答期限が11/10(木)までとなっております。

すでにご回答いただきました保護者の皆様には、お礼申し上げますとともに、まだご回答いただいていない皆様のアンケートへのご協力を重ねてお願い申し上げます。【校長】

潤徳小のアイドルを記録しましょう

この記事をご覧の皆様で、子供の頃、飼育委員をされた方はいらっしゃるでしょうか。

昔は多くの学校に飼育小屋があり、たくさんの動物を飼っていたものです。

私も飼育委員会の担当の教員だったときは、休みの日に餌やりに来たり、逃げ出したウサギを追いかけたりしたものでした。

最近はアレルギーの関係などもあり、動物の飼育に力を入れている学校は少なくなってきていますが、本校では烏骨鶏の雌鳥、美白の「大福」ちゃんが癒し系アイドルの役を担っています。

1年生は、国語の「しらせたいな、見せたいな」の単元で、学校にいる生き物などの様子を詳しく書く学習に取り組んでいます。

まずは、「大福」と仲良くなるところからスタートです。

おっかなびっくり触る1年生たち。

でも、「あったかい」などの感想が思わず漏れます。

「大福」は、1羽だけで生活しています。

本校でソロのアイドルとしての役割を何年間も続けていますから、1年生に囲まれても動じることはありません。

されるがままです。

「大福」からすると、握手会のような心境なのでしょう。

大事なのはここから。

国語の学習ですから、様子について詳しくまとめていきます。

昨年度までなら、紙だけにまとめていくのですが、今年度から端末が使えるようになりましたので、Chromebookでまとめることに挑戦しました。

「大福」の写真の周りに、感じたことを書き込んでいきます。

まだ、キーボードは使えませんから、タッチパネルに手書き入力を行い、文字に変換していく方法です。

 「大福」で気付いたことがたくさんまとめられました。

1年生は、鉛筆も上手に使えることが必要ですので、紙と端末を併用しながら、新しい時代の教育を進めていきます。【校長】

潤徳小の給食は、どうしておいしいのでしょう?

3年生は、社会科で「野菜博士になろう」の学習を行っています。

野菜といえば、毎回の給食で必ず出てくる大事な食材です。

この学習を進めるにあたり、本校の栄養士が3年生の各学級を回り、給食で使用する野菜や果物などについての授業を行いました。

 本校の給食は今年度、25種類の曰野産の野菜を使用しているとのことです。農家の方々が旬に合わせて届けてくださっています。

特に、にんじん、長ねぎ、小松菜の使用頻度は高く、にんじんは、ほぼ毎日、提供されるとのことです。

果物は4種類、卵は全て日野産とのことで、多くの食材が自分たちの近くで生産されていることを知って、子供たちもうれしそうにしていました。「地産地消」という言葉も覚えます。

今日の給食にも、にんじん、生姜、卵の日野産の食材が使用されています。(詳しくは、こちら。日々の食材の提供元も記載されています。)

毎日、地元の新鮮な食材を食することができるのは大変幸せなことです。

私も、本校に着任するまでに、何校も勤務経験がありますが、潤徳小の給食は一番おいしく感じています。

その秘訣は、地元の農家の皆様が安全でおいしい旬の食材を届けてくださることに加え、本校の栄養士と調理員がプロの技術と愛情で調理していることだということを授業を聞きながら改めて認識しました。

栄養士も調理員も口を揃えて「子供たちがおいしいと言って、いっぱい食べてくれるとうれしい。」と話しています。

おいしい給食を作るためには、たくさんの方々が努力していることを忘れずに、感謝の気持ちをもって残さず食べてほしいと思います。【校長】

子供たちの命を守るために

平成13年6月8日、大阪教育大学教育学部附属池田小学校に出刃包丁を持った男1名が、校内に侵入し、児童や教員23名を殺傷(うち、児童8名が死亡)するという大変痛ましい事件が発生しました。

事件から20年以上が経ちましたが、教育関係者にとっては忘れることのできない出来事であり、学校の安全管理に大きな影響を与えました。

例えば、先日の運動会においても、保護者等の皆様にはご来校いただく際、見える場所にシールを着けていただきましたし、JSPの有志の方々の協力を得て、受付で確認もさせていただきました。

不審な人物から子供たちを守るということは、日々、取り組んでいかなければならないことなのです。

学校の敷地は広いですから、不審な人物を校内に入れないことは限界があります。

そこで、教職員や子供たち自身も万が一に備えた対応を理解しておく必要があります。

今朝は、校内に不審者が侵入した際を想定した避難訓練を行いました。

午前8時45分、1校時が始まろうとする頃、校舎内に不審な男が現れました。(注:本校教員が演じています。)

男は、「俺の家に石を投げたのは誰だ!」などと叫びながら教室に入ろうとします。

教室に入れまいと、男と押し問答をする担任。

危険を感じた子供たちは、窓の方に逃げます。

異変を感じた隣の学級の担任は職員室の副校長に連絡するとともに、不審者の侵入した学級の子供たちを後ろのドアから隣の学級に避難させます。

副校長は校内に「暗号」の放送を流します。

放送を聞いた教職員は不審者が侵入したことを把握し、ドアと内窓を閉め、各学級にいる児童を窓側に誘導します。

(この写真は、内窓の外から撮影しています。この後、カーテンを閉め、外から教室内が見えないようにします。)

校内は誰もいないようなシーンとした感じになりました。

一方、不審者との押し問答が続いていた教室には、さすまたを持った職員が応援で駆けつけ、不審者を確保しました。

こうして、本校の児童の安全は守られました。

校長が放送で講評を行いました。

 「地震や火事がいつ起きるか分からないように、不審者がいつ学校に入ってくるかは分からないので、あわてずに行動できるようにしましょう。」と話したものの…。

149年前のことは分かりませんが、本校が開校した当時、このような不審者対応訓練は行われていなかったはずですし、「いつでも、誰でも、どこにでも」来てよい、おおらかな雰囲気だっただろうと想像できます。

私も本来、そのような学校にしたいのですが、今の世相ではそれは難しくなっており、訓練しながら、残念な気持ちにもなっています。

と、そんなことを考えながらこの記事を書いていると、校長室前の廊下を通っている児童の声が聞こえてきます。

児童A「ねぇ、今朝の不審者、誰だったと思う?」

児童B「きっと、校長先生なんじゃない?」

ちょっと、ショック…。【校長】