日野市立豊田小学校
Hino City Toyoda Elemntary School
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日野市立豊田小学校
Hino City Toyoda Elemntary School
2日目の夜のイベント「日光彫」です。日光彫は江戸時代初期、東照宮造営のために集められた大工が、仕事の余暇に彫ったのが起源と言われています。地元の名人をお招きし、日光の伝統文化の一つの日光彫を体験します。
日光彫の最大の特徴は、「ひっかき刀」を手前に引いて彫ることです。地元の名人の実演と話をよく聞いてから実践しました。
デザインは、日光にまつわるものがメインで、子供たちが自ら選びます。時間をかけ、ゆっくりと丁寧に仕上げていきます。みんなすごい集中力です。
出来上がった作品は、世界に一つだけのオリジナルのものです。また一つ、日光の素敵な思い出ができました。
ご家庭で、ぜひお子さんの力作をご覧いただき、作品を手に取りながら日光の思い出をたくさん聞いてあげてほしいと思います。
菖蒲が浜からフェリーに乗り、千手が浜に着きました。
いよいよ西ノ湖までのハイキングのスタートです。
途中、吊り橋を渡りました。恐る恐る下を見ると、透明度の高い清流が流れていてとてもきれいでした。
西ノ湖に到着です。他校の児童はまったくおらず、豊田小学校が悠大な景色を独り占めできました。
ハイキングを続けていると、小さくてかわいい花が群生していました。「クリンソウ」です。クリンソウは寒さに強く暑さに弱いため、ここ奥日光のような山間部の水辺で自生しています。この時期が一番の見ごろです。ピンクや紫、白の色鮮やかなクリンソウを鑑賞しながら歩きました。
帰り道、千手が浜から菖蒲が浜までのフェリーからは、悠然とそびえる男体山を見ることができました。湖上を流れる風を肌で感じながら見る景色は絶景でした。
これから宿舎に戻り、夕食を食べます。「すき焼き鍋」「ヒレカツ」「春巻き・シュウマイ」「宇都宮餃子」「杏仁豆腐」などなど、今晩もゴージャスなメニューです。その後、硫黄泉に入り、日光彫体験をします。楽しみはまだまだ続きます!
三本松から「竜頭の滝」に到着しました。この滝は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を210mにわたって流れ落ちる滝です。滝つぼ近くが大きな岩によって二分される様子が竜の頭に似ているところからこの名前がついたと言われています。
新緑の中で水が流れる様子がとても涼しげで、素晴らしい眺めでした。
竜頭の滝の次に「華厳の滝」を訪れました。中禅寺湖の水が高さ97mの岸壁を一気に落下する壮大な滝です。今日はいつもよりも水量が多く、子供たちはその迫力に圧倒されていました。ダイナミックに落ちる滝とイワツバメがその周りを飛び回る様子を、子供たちは食い入るように眺めていました。
次は、中禅寺湖で遊覧船に乗るために菖蒲が浜に向かいます。そこでも、きっと素晴らしい景色を見ることができると思います。