日野市立豊田小学校
Hino City Toyoda Elemntary School
文字
背景
行間
日野市立豊田小学校
Hino City Toyoda Elemntary School
きこえグループ学習 平成29年1月24日(火)
この日のきこえグループは、難聴のある大学生を招いて、ご自身の小学校・中学校での体験や大学生活についてお話をうかがいました。
「耳が聞こえないことを先生や友達に言うのは、とてもドキドキしたし、恥ずかしかった。けれど、自分のことを分かってもらえて、勇気を出して言ってよかった!」
「授業中、先生の言うことが聞こえなかったら、『先生、聞こえなかったよ。』『分からなかった。』『もう一回言ってください。』と言っていた。言える方がかっこいいよ、と母親に言われて、そうだな、と思っていた。」
「中学校では、教科によって先生が違っていたので、一人一人に耳が聞こえないことを伝えるのは、勇気が必要だったけど、最初の授業の時に言ってよかった。」
「先生は『分かりました!一緒にがんばろう!』と優しく言ってくれた。
「英語は聞こえなくて大変だったけど、英文を読んだり、書いたりすることをがんばった。」
(センター試験は、診断書などの書類を揃え、英語のリスニングテストは免除してもらったそうです。)
最後に「大変な時もあるけど、頑張ろうね!」のメッセージをいただきました。
その後、子供たちが交流ゲームをしている間、別室で保護者からの質問に答えていただきました。
Q:中学校を選択した際に何を重視したのですか?
Q:難聴に理解のある学校をどのように知ったのですか?
などの質問が出されました。
A:情報は難聴児をもつママ友から、学校は実際に問い合わせた時の反応や具体的な対応、他に難聴生が在籍している場合はどのような支援をしているのか、などを総合的に判断して決めました。
その他、補聴器を着けていると、じろじろと見られるなど嫌な体験もするけれど、自分が必要な情報は自分から求めていかなくてはならないことを教えていただきました。
話を聞いた高学年の通級児童の中には、自分の耳が聞こえないことを先生や友達に勇気をもって伝えた先輩の生き方に、感動し拍手を送る一場面がありました。貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。
12月14日(水)に、グループで調理実習を行いました。
今回は、フレンチトースト作りをしました。
卵割りが初めてだけでなく、フレンチトーストや生クリーム、メイプルシロップを食べるのも初めての子もいました。
低学年の子供たちが不安と期待が交錯する中、高学年の子供たちは、わくわくいっぱいで、今回も調理実習に取り組みました。
1、最初に作り方の手順を、担当児童が説明しました。
2、卵を割って牛乳と砂糖を入れ、かき混ぜました。
3、作った生地に食パンを浸して焼きました。
焦げ目がついて、おいしそうです。
1年生は、やけどしないように怖々焼きます。
お母さんや先生たちの分も焼いてくれました。
4、フルーツなどをトッピングして完成です!
きれいにできたので「食べるのがもったいない」との声が・・・。
5、食べた後、お皿を洗って、ふり返りをしました。
「ひっくり返すのが難しかった。」
「家でフレンチトーストを作りたい。」
「焼くのも楽しかったし、混ぜるのも楽しかったです!」
「フルーツとクリームをたくさんのせて食べるのがよかったです。」
などなど、たくさん書いてくれました。
今回、フレンチトーストや生クリーム、メイプルシロップを食べるのが初めてだった児童も、「おいしい!」「もうないの?」と言って、笑顔で食べていました。みんな大満足の調理実習でした。